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1936年度作品。 東京フィルムセンターで観た。 昔、若い頃ビデオで観たことがあったが、当時はもっと刺激に飢えていたのかどうか、ほとんど記憶がなかった。 今回映画館で観て、なかなかオシャレで、小粋な映画だと感じた。 昔と今も何度観ても感動できる映画、今観ると「いいなあ」と思えるような映画もある。 また、昔ほどいいとは思わない映画もある。 面白いですね。 ウィキペディアによると・・・ 白石城主、片倉景長から伊達兵部と原田甲斐の悪事(伊達騒動)を探るため派遣された間者、赤西蠣太は醜い顔立ちの上胃弱、しかし大変お人よしである。おおよその事を調べ終えた彼は国許へ戻ろうとするが、正式に暇をもらおうとして故障を言われると困るので、夜逃げを企てる。ただ夜逃げするのにそれなりの理由がないと怪しまれてしまうため、美人と評判の腰元、小波に恋文を送る。こっぴどくふられるはずだったがなんと小江は求愛を受け入れてしまう。蠣太は小波の清い心を傷つけたことをいたずらにつかおうとしたことを後悔する。さらに人目に触れるようにと廊下においていた手紙は老女蝦夷菊に拾われて、彼の手元に返される。仕方なく、老女に置手紙を残して脱走する。 歌舞伎で有名な伊達騒動の話らしいのだが、あまり歴史に詳しくないし、今ではその話自体そんなに面白いとも思えない。 それより、片岡千恵蔵が白塗りの原田甲斐とブ男の赤西蠣太の対照的な二役をしていることが、まず面白い。 また泣いてうるさいネコを同僚の部屋に交互に入れるのんびりしたユーモア。 秘密を知った按摩を殺すシーン(画面では出てこず、按摩の叫び声だけ)の緊張感。 全体的にユーモアと緊張感がうまくかみ合っていて、いいです。 そして、最後がいい。 赤西蠣太が小波に会いにその親の家にいるシーン。 「ゆっくりしていられない」と言いながら、日が暮れるシーンでも「ゆっくりしていられない」、夜遅くまでいるシーンでも「ゆっくりしていられない」と何回も言い、ラスト、結婚行進曲?が流れてエンド。 音楽の使い方も含めて、なんともオシャレな終わり方ですね。 センスを感じます。
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