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2009年10月26日
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2006年刊行。 アマゾンからの引用・・・
高校の最終学年を迎えた新二。入部当時はまったくの素人だったが、今では県有数のベストタイムを持つまでに成長した。才能とセンスに頼り切っていた連も、地道な持久力トレーニングを積むことで、長丁場の大会を闘い抜く体力を手にしている。
部内における人間関係のもつれ。大切な家族との、気持ちのすれ違い。そうした数々の困難を乗り越え、助け合い、支え合い、ライバルたちと競い合いながら、新二たちは総体予選を勝ち抜いていく――。100m県2位の連、4位の新二。そこに有望な新入生が加わり、部の歴史上最高級の4継(400mリレー)チームができあがった。目指すは、南関東大会の先にある、総体。もちろん、立ちふさがるライバルたちも同じく成長している。県の100m王者・仙波、3位の高梨。彼ら2人が所属するライバル校の4継チームは、まさに県下最強だ。
前2巻の集大成である本書には、大会における競技シーンが多い。そこで読み手の感情を揺り動かすのは、それまでこつこつと積み重ねてきた人物描写だ。1、2巻を読み終える頃、物語の登場人物たちは、もはや他人ではなくなっている。新二の声を枯らした応援につられ、握りこぶしを作って声援を送る読者も多いはずだ。
こいつら熱いよな〜。その興奮、緊張感は、南関東大会でクライマックスを迎える。若きスプリンターたちが大舞台のスタートラインに立ち、ぞくぞくするようなスピード対決が、いま、スタートする。(小尾慶一) なんでこんなに気持ちが熱いんや。 文体も主人公の一人称の口語調でアツイし。 主人公は天才ランナー連を追い越そうとがんばり、あきらめ、悩み、でも頑張る。 早く走りたいと、強くなりたいと練習する。 主人公以外の登場人物も陸上競技のことを熱く語る。 競技場に入り、「走りてえなあ」と呟くその一言に、熱いものがこみ上げてくる。 二日酔いじゃないよ。 小説が発した一つ一つのことばから、100mと4継(100m×4人のリレー)の走るスピード感と躍動感が溢れ出す。 特に、4継のバトンの繋ぎが、4人の気持ちがこちらに伝わる。 この小説は文庫本が3巻まであるが、読みながら何回胸がつまったことだろう。 こんなにストレートで、裏がなく、先生も熱く、選手も、熱い。 なんて気持ちがいいんだろう。 4継の控えの3年の根岸が、またいいんだ。 1年生の鍵山はバトンが下手で、協調性がなくメンバーに溶け込めなくて新二と連は、バトンがうまく協調性のある根岸を出そうとする。 根岸はきっぱり断る。 「鍵山をなぜ育てないんだ。守りに入るな。ガンガン攻めろよ。総体で優勝することを。俺が入ったらそれは無理だ。でも、鍵山がフィットしたら可能性はある。お前ら、そういう夢を見ねえのか?」 巻末に佐藤 多佳子さんが取材した高校の座談会が載ってて、本編の雰囲気の流れのまま、体育会系ののりで楽しく笑える。
実は、息子も中学3年で陸上競技の三段跳びと4継をやっている。 この本、結構よかったと言っていた。 今度、どこが良かったか聞いてみることにしよう。 |
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