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石持浅海
Rのつく月には気をつけよう
2011.7.5
湯浅夏美と長江高明、熊井渚の三人は、大学時代からの飲み仲間。毎回うまい酒においしい肴は当たり前。そこに誰かが連れてくるゲストは、定番の飲み会にアクセントをつける格好のネタ元だ。今晩もほら、気持ちよく酔いもまわり口が軽くなった頃、盛り上がるのはなんといっても恋愛話で……。ミステリーファン注目の著者が贈る傑作グルメ・ミステリー! (本の解説より)
久しぶりの小説の感想。
小説はそこそこ読んでいるんですが、映画の感想を書くのが精いっぱいで、なかなか記事にできていないです。
面白かったです。
大学時代の友人同士の飲み会にゲストを連れてきて、その人の食べ物にまつわる恋愛や失恋のエピソード。
そのエピソードに灰色の脳細胞ならぬ、「悪魔的な頭脳を持った男」長江高明が謎解きを始まる。
ちょっとした日常生活の中にある謎。
いや、誰しも謎とは思っていなくて、長江高明だけが謎だと直感し、説明した方が幸せだと考えた場合は、謎解きをする。
不幸せだと判断した時は、もう過去のことだから、大人の対応で、無言のまま終わる。
いや、こういう微妙なミステリーものは、自分には珍しかったです。
大作ミステリーもだいごみがあって面白いのですが、些細な日常にまつわるミステリーもなかなか楽しいものです。
「Rのつく月には気をつけよう」のタイトルが不思議感溢れていますね。
ここでは「カキを食べるのはRのつく月にしろ」。
9月から4月までRがつくので、その時期に食べるのに適しているということらしい。本当の話なのか、よく分からないけど。
カキにまつわる短編「Rのつく月には気をつけよう」は、カキではなく奥様には気をつけよう、かな。
チキンラーメンも出てくるし、チーズフォンデュ、豚の角煮、ぎんなん、そば粉のパンケーキ、スモ−クサーモンといった多種多様のグルメが登場。
さらにグルメにマッチしたお酒のコーディネート。
オシャレ系のミステリーグルメ。
石持浅海さんのセンスの良さを、またしても感じました、です。
カバーデザインも好きです。
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