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LION/ライオン 〜25年目のただいま〜 2018年11月18日、CSにて。 2016年度作品 監督:ガース・デイビス 脚本:ルーク・デイビス 出演:デヴ・パテル、ニコール・キッドマン、ルーニー・マーラ、 インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthで故郷を探し出したという実話を、「スラムドッグ$ミリオネア」のデブ・パテル、「キャロル」のルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら豪華キャスト共演で映画化したヒューマンドラマ。1986年、インドのスラム街で暮らす5歳の少年サルーは、兄と仕事を探しにでかけた先で停車中の電車で眠り込んでしまい、家から遠く離れた大都市カルカッタ(コルカタ)まで来てしまう。そのまま迷子になったサルーは、やがて養子に出されオーストラリアで成長。25年後、友人のひとりから、Google Earthなら地球上のどこへでも行くことができると教えられたサルーは、おぼろげな記憶とGoogle Earthを頼りに、本当の母や兄が暮らす故郷を探しはじめる。(映画com解説) 素直な映画ですね。 構成も、子供の頃の迷子になって、大人へと成長していくさまを、現在に戻ったりせず、フラッシュバックも使わずに、凝った演出もなく丁寧に順番に描いていく。 色んなダマシにも会い、これが1987年でもインドはこんな状態かと思うとちょっとショックだったな。 社会自体が貧困で、だから迷子になっても誰も助けてくれなくて、警察も人さらいの味方だし、助けてくれる人はやっぱりうさん臭い。 国の貧困は子供を不幸にする。 大人の責任でしょうね。 だから、子供でも、自分の察知する感性で生きていかないと、生きていけない厳しい現実を目の当たりにする。 施設もひどいところよという女の子の言う通り、男色?の職員が男の子を無理やり夜な夜な連れていく。 そんな話が続くと、観る側も自然に同情して、怒りを覚え、感情移入するようになる。 でも、彼はラッキーでもらわれたオーストラリア夫婦がとてもいい人で幸せだったと思う。 そして、なんとか実の家族と会わせてあげたいと思うようになってくるんです。 最近、よくある実話の映画化です。 凄いと思ったのが、オーストラリア夫婦は子供ができなくて養子縁組したと思っていたら、わざと子供を作らずに、敢えて養子にした。 それは、神のお告げのようだと。 もう一人の養子は過去の傷からか、情緒不安定で、主人公といつも喧嘩をする。 母親は心を痛める。 ラストのハッピイエンドの中、このエピソードだけがどうにも解決できない苦悩の 話。 この映画の中で、一番気になるエピソードだった。 ニコール・キッドマン自身も二人の養子を引き取っている。 まさに、この映画の役にぴったりで、自身の心の投影もあったのではないか。 主人公サルーの名前はライオンということのようです。 なるほど、タイトルの所以か。 やっぱり、シンプルな感情移入の映画は、人にパワーを与えますね。
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