|
タワーリング・インフェルノ 2018年8月2日、CSにて。 1974年度作品 監督:ジョン・ギラーミン 脚本:スターリング・シリファント 出演:スティーブ・マックイーン、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、フレッド・アステア、O・J・シンプソン、リチャード・チェンバレン、 ジェニファー・ジョーンズ、 地上135階、シスコにそびえ立つ超高層ビル“グラス・タワー”落成式の日。規格外の製品を使ったために起きた出火はやがて巨大な炎となり、最上階に何百人も閉じ込めたままビルを飲み込む。20世紀フォックス(原作はT・N・スコーシア&F・M・ロビンソンの『タワーリングインフェルノ The Glass Inferno』)とワーナー・ブラザース(原作はR・M・スターンの『そびえたつ地獄 The Tower』)が別個に企画していたビル火災の映画を合作、文字通りのオールスター・キャストで映像化した掛値なしのパニック超大作。迫力ある火災シーンは無論、個々の登場人物もしっかりと描かれ、長尺にもかかわらず一気に見せる。B級映画やTVシリーズを作っていた製作者I・アレン(アクション監督も兼任)一世一代、入魂の作。<allcinema> 今更ながら、40数年を越えて、初めて観たんですよ。 面白かったですね。 この時代は、実にシンプルなんです。 裏読みもなし、画面に映っている人物のそのまま、悪党は悪党で、ちゃんとしなければと思う人はちゃんとしている。 ちょっとしたボヤが、大惨事になる、リスク管理ができていない。 設計どおりに工事をせず、手抜き工事をした報い。 でも張本人(リチャード・チェンバレン)は、まったく関知せず、後悔もしないで、横入りして死んでしまった。 自業自得とはこういうことですね。 オーナー(ウィリアム・ホールデン)は途中から責任を全うしたんですが、初動でミスったんです。 あの時、設計士(ポール・ニューマン)の言うことを聞いていればと後悔しきりですね。 人生は、あっと言う間に落城する。 そんな諺があった。 消防士隊長(スティーブ・マックイーン)が渋い。 自分の仕事を真摯に冷静に行動する。 やり切った感はあるものの、決してはしゃいだりしない。 ラスト、設計士(ポール・ニューマン)と出会っても、ハイタッチなんぞしないのです。 人が死んでいるから、やって当たり前の仕事と割り切っている。 これぞプロの仕事だと思うんです。 この映画は、こういうところをキチンと描いているから、素直にいい映画だなと思うんです。 次から次へと襲い掛かる惨事に、苦悩しながら人が立ち向かう。 よくできたお話だ思います。 ラストの浄化槽を爆破して消化するなんて、よく考えたもんだと感心です。 昔ならではの、当たり前なんですが、「火」はホンモノなんですよね。 だから見ている側も正直怖いと思ってしまう。 焼け死なないように願いながら観ていましたよ。 飄々としたフレッド・アステアが、この歳でも、らしさを失っていないのが素晴らしい。
そして、まさかジェニファー・ジョーンズに会えるとは、それだけでこの映画を観てよかったです。 |

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー



