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攻撃 2018年9月8日、CSにて。 1956年度作品 監督:ロバート・ アルドリッチ 脚本:ジェームズ・ポー タイトルデザイン:ソウル・バス 出演:ジャック・パランス、エディ・アルバート、リー・マーヴィン、ウィリアム・スミサーズ、ロバート・ストラウス 第2次大戦下のベルギー。米軍のある中隊では、無能な中隊長クーニー大尉のミスによって多くの兵士が戦死。その上官バートレット大佐は有力者でもあるクーニーの父のコネで出世を目論んでいたために責任を追求しようとしない。そんな中、小隊長コスタ中尉が不満を募らせていく。やがて中隊に新たな命令が下るが……。軍隊を痛烈に批判した異色の戦争映画。反骨の名匠アルドリッチ監督の力作。(映画com解説) またしても、あまり知られていない映画です。 最近、荒々しい男の映画ばかり観ていて、この映画は極めつけでしょうね。 ロバート・ アルドリッチ贔屓も含めて、いや〜強烈な映画でした。 ロバート・ アルドリッチは面白いですよ。 ネタバレあります。 1943年、ベルギーでのドイツとの戦い、アメリカ軍、中隊長(エディ・アルバート)のリーダーシップ欠如から、応援がなく小隊が滅んだ。 人が自分の力のなさではなく、何の理由もなく、無駄死にしたんだ。 中尉(ジャック・パランス)は、今度応援をしないと、戻ってきてお前を殺すからな。 そして、次にある作戦の指揮をとるのが中尉(ジャック・パランス)で、少数の兵隊を引き連れ攻撃をした。 ドイツ兵だらけの街、戦車も数台走っている。 すぐさま、無線で応援依頼をする中尉(ジャック・パランス)。 しかし、中隊長(エディ・アルバート)は無線に出ず、逃げる。 決断ができないんだ。 優柔不断、責任が取れない、臆病者、卑怯者、無能、それでいてずる賢い。 そうしているうちにいきなりヌイグルミを抱いて、幼い頃に父親からのDVを受けたことを告白する。 精神を病んだ男だった。 いきなり子供に帰ったかのような振る舞いに驚いた。 エディ・アルバートが素晴らしかった。 中尉が大佐(リー・マーヴィン)に注進するも、どうも中隊長の父親(判事)に大隊長は世話になっているようで、コネによる昇進のようだ。 こんな隊長に服従する兵隊の何とも可哀そうなこと。 生死の境目を、無能な上司に左右される。 これほど悔やまれることはないだろう。 死んだと思われていた中尉(ジャック・パランス)が帰ってきた。 しかし、戦車に腕を踏まれても、血だらけになりながら幽霊のように帰ってきた。 中隊長(エディ・アルバート)を殺すために。 地獄に行ってもいいから、神様、お願いだから、俺に銃を撃つだけの力を与えてください。 結局、力尽き、その場に倒れた。 この時のジャック・パランスの表情が凄まじい。 口を大きくあいて、まるで鬼の形相。 それほどまで、エディ・アルバートを殺せなかったことが悔しかったのだろう。 エディ・アルバートは、そんなことなど気にもせず、自分が助かることだけ、ドイツの憲兵隊は捕虜にはせず銃殺するというのを聞かずに、投降して捕虜になろうと跳び出そうとする。 別の中尉が射殺した。 そこにいた兵隊たちは、エディ・アルバートはドイツ兵に射殺されたんですよね。 しかし、別の中尉は大佐(リー・マーヴィン)に本当のことを言っても、相手にされず、丸く収めた方が得策だよ、君が中隊長だと。 それでも、納得いかない別の中尉は、大隊長に電話するのだった。 敵は内部にあり。 組織が崩壊していても、上司は修復しようとせず、管理できていない。 結局、無残にも死んでいく兵隊が可哀そうで、憐れ。 そんな理不尽なことに反抗するジャック・パランスが攻撃する。 自分の大好きな「ロンゲストヤード」に通じる男気。 この映画、お薦めです。 ジャック・パランスの死に顔と、エディ・アルバートの幼児性が頭から離れない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さて、話は変わって、今度東京でロバート・ アルドリッチ監督の特集があるそうな。 自分も東京に住んでいれば絶対駆けつけたのに、残念です。 「ビッグ・リーガー」(デビュー作)「キッスで殺せ」「悪徳」「枯葉」「攻撃」「何がジェーンに起ったか」「ふるえて眠れ」「特攻大作戦」「合衆国最後の日」「クワイヤボーイズ」 そうそうたる作品群です。
情けないかな、自分は2本しか観ていないのです。 機会があれば、是非。 ほんと行けないのが悔しいです。 |

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