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花筐 2018年8月28日、シネ・ヌーヴォにて。 2017年度作品 監督:大林宣彦 脚本:大林宣彦、桂千穂 出演:窪塚俊介、矢作穂香、満島真之介、常盤貴子、長塚圭史、山崎紘菜、柄本時生、門脇麦、根岸季衣、池畑慎之介、村田雄浩 名匠・大林宣彦監督が、1977年のデビュー作「HOUSE ハウス」より以前に書き上げていた幻の脚本を映画化し、「この空の花」「野のなななのか」に続く戦争3部作の最終章として撮り上げた青春群像劇。檀一雄の純文学「花筐」を原作に、戦争の足音が迫る時代を懸命に生きる若者たちの友情や恋を赤裸々に描き出す。1941年、春。佐賀県唐津市の叔母のもとに身を寄せている17歳の俊彦は、アポロ神のような鵜飼、虚無僧のような吉良、お調子者の阿蘇ら個性豊かな学友たちと共に「勇気を試す冒険」に興じる日々を送っていた。肺病を患う従妹・美那に思いを寄せる俊彦だったが、その一方で女友達のあきねや千歳と青春を謳歌している。そんな彼らの日常は、いつしか恐ろしい戦争の渦に飲み込まれていき……。大林監督作の常連俳優・窪塚俊介が俊彦役で主演を務め、俊彦が憧れを抱く美少年・鵜飼役を「無限の住人」の満島真之介、ヒロイン・美那役を「江ノ島プリズム」の矢作穂香がそれぞれ演じる。(映画com解説) いかにも、大林宣彦らしい作品。 ほんのちょっとした感想です。 映像作家らしい独特の極彩色と大胆な短いカット。 現実味のない不可思議な世界。 戦争の不安の中で、若者がうごめく。 男と女、生と死のエロスの混濁ぶり。 美那が死んだ日が、真珠湾攻撃の日であったことは、偶然ではないでしょう。 同じ日に、友人の男たちは死んだ。 そして、飄々と生きていた主人公だけが、今日まで生きさらばえてしまって、美那の墓を掴んで嘆く。 結局、生きることと死ぬことを描きながら、戦争に巻き込まれ死んでいった人たちへの鎮魂にも通じるのかなと思います。 登場人物の設定が凄くて、これだけ脇役まで印象が強い映画も珍しい。 いい映画とは、脇役までエピソードを張り巡らせています。 窪塚俊介、矢作穂香、満島真之介、常盤貴子、長塚圭史、山崎紘菜、柄本時生、門脇麦、根岸季衣、池畑慎之介、村田雄浩、みんなよかったです。 好きな映画です。
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