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ドント・ブリーズ 2019年3月2日、CSにて。 2016年度作品 監督:フェデ・アルバレス 脚本:フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス 出演:ジェーン・レヴィ、ディラン・ミネット、ダニエル・ゾヴァット、スティーヴン・ラング リメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督が再びサム・ライミ製作の下で撮り上げた戦慄のサスペンス・スリラー。盲目の老人の家に盗みに入った若者3人が、相手の思わぬ反撃に遭い、逃げ道を塞がれた真っ暗闇の家の中で想像を絶する恐怖に見舞われるさまを緊張感あふれる筆致で描き出す。出演は若者3人に「死霊のはらわた」のジェーン・レヴィ、「プリズナーズ」のディラン・ミネット、「イット・フォローズ」のダニエル・ゾヴァット。彼らを恐怖のどん底に突き落とす盲目の老人に「アバター」のスティーヴン・ラング。 長引く不況ですっかり荒廃した街デトロイトで、少女ロッキーと恋人のマニー、友人のアレックスの3人は重罪にならない程度の空き巣を繰り返していた。自堕落な親を見限り、幼い妹を連れてここを出て行こうと考えていたロッキーにはまとまった金が必要だったが、そこへマニーがある強盗話を持ちかけてきた。ターゲットは孤独な盲目の老人で、娘を事故で失った彼は、賠償で得た大金を自宅の地下室に隠し持っているらしいというのだった。最初は嫌がっていたアレックスも加わり、真夜中の老人宅に侵入した3人だったが、すぐに彼らは自分たちが相手にしている男が、単なる目の見えない無力な老人ではないことを悟るのだった…。<allcinema> 「この家から生きて脱出したければ、息をするな・・・」 いいキャッチコピーですね。 「蜘蛛の巣を払う女」のフェデ・アルバレスが2016年に監督した2作目。 こちらの方が断然面白い。 自身が脚本を書いているから、拘りが潔い。 仲間3人が強盗に入った家の主人に、逆に追われるというホラーテイストのお話。 少女は、父親が家出した影響で荒れた母親から虐待を受けていた。 妹といつかこの町を出て、海の見えるカリフォルニアに行こうと考えていた。 そのためには、お金が必要。 最近、目の見えない退役軍金が娘を交通事故で亡くし多額の示談金を受け取って家に隠しているという情報を得て、コソ泥仲間3人で、その家に押し入った。 この後は、家の中での壮絶な攻防戦。 襲ったはずの3人が、逆に退役軍人に襲われるという逆説的な面白さ。 目は見えないけどマッチョな退役軍人が、明かりを消し、自分の戦いのホームに持ち込んだ。 拳銃を持った強盗に入られた家は、殺しても許されるとか? いきなりアウェイ状態になって、頼りになりそうな銃を持った一番強そうな男があっけなく殺される。 ここでも、逆説法か。 お金を盗んだあとは、少女と恋人の男が、マッチョ退役軍人から逃げまどう。 なにせ、マッチョ退役軍人がべらぼうに強いんです。 小気味よいカット、編集がうまいです。 ただ単純に追いかけっこだけだと飽きるから、さらに変態アイデアをぶち込む。 ネタバレあります。 地下に、縛られた女性が監禁されていた。 一緒に逃げようとしたが、退役軍人の拳銃が当たり死亡。 嘆き悲しむ退役軍人。 なんで?と意味わからずにいたら、実は彼女は退役軍人の子供を妊娠させられていた。 自分の娘が交通事故で殺された恨みで、事故を起こした女性を誘拐していた。 自分のアレを冷凍保存して、女性に。 結局は、娘を亡くした悲しみより自分の子供が欲しかっただけじゃねえのか。 こんな男からすると、コソ泥の2人の方が、可愛く見えてくる。 退役軍人の犬も飼い主に似て、凶暴です。 LA行の空港で、ニュースが流れる。 退役軍人の家に強盗が入り、勇敢にも強盗を殺し、重傷したと。 少女は、聞き流して、飛行機に乗り込む。 正義の通報はしない。 やっぱりな、こちらも悪党だ。 何か変に痛快です。 色んなパロディが取り入れられているように思える。 たとえば、犬を飼っている盲目の退役軍人といえば、アル・パチーノの「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」。 盲目の女性が犯罪者と戦う「暗くなるまで待てない」。 誘拐して妊娠させるのは「私が、生きる肌」の逆バージョン? 自分が知らないだけで、他にもまだパロディが含まれているんじゃないかな。 最近、怖がらせる映画って、映画の原点みたいな気がつくづくします。 いや〜、楽しませてもらいました。
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