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ララミーから来た男 2018年12月19日、BSにて。 1955年度作品 監督:アンソニー・マン 脚本:フィリップ・ヨーダン、フランク・バート 出演:ジェームズ・スチュアート、アーサー・ケネディ、ドナルド・クリスプ、キャシー・オドネル、 マン監督とスチュワートの黄金コンビの西部劇の面白さは、人間的なジミーが暴力の価値に最後まで否定的なのに、それが活劇自体の面白さと違和感なく結ばれていることで、ロケーションの工夫も常にあり視覚的驚きにも事欠かない。本作はD・クリスプ親子の確執に、流れ者のジミーが絡む形で、話の焦点がうまく絞られきらない弱味があるが、大地主のクリスプに反抗する女性牧場主の描き方など、場面にすれば僅かでも、非常にリアルで感心する。ララミーからやって来た元騎兵隊大尉ロックハートは運送業の配達で、アパッチによって弟が命を落とした土地に近い、地主ワグマン支配下の町にやってくる。その老人はかなり強引にのしてきた暴君ではあったが、目を病んで病気になり引退を考えていた。東部出身の妻の虚栄のうちに育てられた息子デイヴはわがままで乱暴で手に負えず、実子のように目をかけているヴィク(ケネディ)が頼みの綱だが、いざとなると息子が可愛い。デイヴに襲われ馬車を焼かれ、ラバを何頭も撃たれ廃業やむなしとなったロックハートは、ヴィクの恋人でデイヴとは従姉妹同士のバーバラに魅かれたこともあり、しばし当地に留まることにした。そのうち、密偵に雇った老人からの情報で、アパッチに通じる者の姿が浮かびあがってくる。彼はデイヴの度重なる嫌がらせに耐え、ワグマンに譲らず自分の小さな牧場を守り続ける老女ケイトを手伝いながら、真相解明の機会を待つが……。アクション場面として面白いのは牛の群れの中でのジミーVSケネディの殴り合い。それから目の効かないクリスプが馬に乗ってジミーと対決しようとする、馬上からのショットにはハッとさせられる。彼とケイト役のA・マクマホン、二老優がとにかく健闘。単なる勧善徴悪でなく、陰々滅々でもない、見応えのあるウェスタンだ。<allcinema> ウエスタンもののアクションではあるんですが、自分はどこか濃厚なドラマのように見えました。 インディアンに殺された弟、そのインディアンに銃を売った男を探して復讐をしようと主人公は考えている。 ある町で湖の塩を取っていると、男たちにいきなり襲われ、馬車も焼かれた。 このシーンがまた凄い。 遠くの山にいる男たちが馬にまたがり一気に下ってくる。 そして、主人公たちを襲い、馬を殺し、馬車を焼く。 これをワンカット(もしかしたら数カットかも)で描く迫力。 得意の縦の構図ですね。 さすが、アンソニー・マン監督。 大地主が町を治めている。 その息子が主人公を襲ったのだ。 すべてが強引で暴力的な息子。 地主には昔から信頼している手下の男がいる。 しかし、バカ息子でもわが子は可愛い。 息子を一人前に育ててほしいと手下の男に委ねていた。 手下の男は、父親のように地主を慕ってこれまで頑張ってきた。 なんとか自分を後継ぎにしてほしいと頼むが、失明することを察知している地主はやっぱり息子を後継ぎに考えている。 そして息子の後見人になってほしいと。 手下の男は、このままでは自分は報われないと。 これだけ頑張っているのに認めてくれない。 息子は息子で、自分のやることがすべて反対され腹を立て、自分一人でもやれることを見せようといきがるのだ。 人の感情は、屈折するとどんどん悪い方向へ流れていく。 ふと「エデンの東」を思い出した。 手下の男は悪いヤツではあるんですが、エスカレートして罪を犯す。 息子の方がもっとワルだと思うんですが。 主人公も最初から正義感丸出しではなく、弁償してもらって町から出ていこうと考えていたが、ある女牧場主に雇われることに。 そして地主に反抗する女牧場主が息子に襲われるのを助ける。 この女牧場主が実に男マエなんです。 それに、ラストで反抗していた地主と結婚するなんて、大意外です。 主人公が息子に捕まり、右手を撃ち抜かれる残酷なシーンも印象的。 西部劇で、右手が使えない設定もユニーク。 なかなか面白い映画でした。 ジェームズ・スチュアートは、滅茶苦茶強い感じがしないのがいい。
それに、どこか信用できそうに見えるから得をしている。 悪役をやったことがあるのかな。 |

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