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ファイブ・イージー・ピーセス
2019年1月27日、CSにて。

1970年度作品
監督:ボブ・ラフェルソン
脚本:エイドリアン・ジョイス
出演:ジャック・ニコルソン、カレン・ブラック、ビリー・グリーン・ブッシュ、ロイス・スミス、スーザン・アンスパック

裕福な音楽一家にそだった青年ボビーは、自分の階級を離れ、石油採掘の仕事をする浮き草のような生活を送っていた。そんなある日、彼の恋人で下層階級の女性レイが妊娠する。ボビーは家庭に戻ることを決心するが、彼もレイも、家族の中ではドロップ・アウトした存在になってしまっていた……。生きる価値を見いだせない青年の苦悩を描いた青春ドラマ。<allcinema>

題名の「ファイブ・イージー・ピーセス」とは、簡単にピアノで弾ける5つの曲のことで、ピアノを習っていたボビーが、それも弾けないほどに普通の生活から離れてしまっていたという意味(ぴあの解説)、らしい。

いいタイトルだな。

映画の内容はともかく、カレン・ブラックが、最高によかったですよ。
主人公から馬鹿にされ、肉感的で、あんまり賢そうに見えない。
主人公を愛していて、歌を教えてほしいと主人公にいつもすり寄っている。

主人公も、面倒くさそうだけど、しゃあないなと一緒に行動する。
邪魔くさそうだけど、表裏がなくて、こんなに情の深い女は可愛いと思うんです。
途中で知的遊びをする女性を罵倒する。
ストレートで現実派の女性。

カレン・ブラックの代表作じゃないかな(と言っても数本しか観ていないけど)。

石油採掘の仕事をしているけど、どこか気ままな自由人。
同じ職場の友人が、警察に捕まった。
1年前にガソリンスタンド強盗をして、この石油採掘の仕事にたどり着いたという。

全く予想外の出来ごとに、主人公は、ふと自分の家族を思い出した。
人の人生は分からないものだ。
そして、音楽一家の実家にカレン・ブラックと出かけることに。

父親とは確執があり、家を飛び出した経緯がある。
父親は弱っていて、表情を見ても、もう人を識別できるのかもわからない。
普通に接しているように見える兄貴は、下品な主人公を見て、恋人を連れて部屋を出る。
どこかやっぱり、居心地が悪いのだ。

兄貴の恋人と肉体関係になる。
主人公に向って、あなたは人を愛せない。

たぶん、愛してほしいと思っているけど、不器用だからうまく言い表せないでいる。
愛してほしい人からは愛されない。
疎外感、はぐれもの。
すねて、逃げているのかも。
でも、束縛されることはイヤ。
まあ、我儘になるんだろうけど。

ラスト、カレン・ブラックを置き去りにして、またどこかへ彷徨うつもりだ。

この時代性もあるけど、この映画は、自分は、気に入っているのです。


そうだ、カレン・ブラックが好きな歌はこんな主題歌でした。

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