最近気になること

ほとんど映画、ちょいと小説、きまぐれに音楽、の感想など気になることを記事にします!

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2010.6.10

中学生・世宇子の家には、おばさんの美晴が居候している。27歳でけっこう美人なのに独身、時々バイトするだけのお気楽暮し。気ままな彼女は、男を家に連れ込んだり、やりたい放題。家族はその度に大混乱するが、その明るく、にくめない性格から彼女を許してしまう。そして、またある事件が…。携帯電話がなかった時代を舞台に贈るホーム・コメディの決定版。文庫のため新作書き下ろしを特別収録。(本の解説より)

下町ホームドラマです。

おばあさんがいて、父親がいて、母親がいて、弟がいて、そしてお騒がせの叔母さん(美晴さん)がいる。
美晴さんのわがまま?な行動に翻弄されながらそれぞれが、家族のことを思いやる。
ユーモアを交えて、どこか家族の絆を感じさせてくれるハートフルな小説です。
相変わらずの山本幸久ワールドです。

「幸福ロケット」の続編のような感じもします。
強烈な個性の美晴さんが楽しいです。
おねだり上手で、自分勝手で、でも正直で。
まるで子供みたい。
「ランナウェイ」が流行っていた時代。

解説にも書かれていたが、美晴さんは何から逃げていたんだろうか。
書き下ろしの「ノロや」でも、50過ぎた美晴さんは家出して、24歳の息子が迎えにきた。
「すっかりおとなになっちゃって、つまんないよ」とつぶやく。
大人になりきれない美晴さんは、魅力的です。

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藤原伊織「ダナエ」

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2010.6.4

世界的な評価を得た画家・宇佐美の個展で、財界の大物である義父を描いた肖像画が、切り裂かれ硫酸をかけられるという事件が起きた。犯人はどうやら少女で、「これは予行演習だ」と告げる。宇佐美の妻は、娘を前夫のもとに残していた。彼女が犯人なのか――。著者の代表作といえる傑作中篇など全3篇収録。 (本の解説より)

表題の「ダナエ」は、エルミタージュ美術館にあるレンブラントの「ダナエ」が1985年に硫酸がかけられ2ヶ所にナイフの傷を受けた事件とギリシャ神話をモチーフに書かれた小説。

ギリシャ神話とは(ウィキペデアより)
アルゴスの王・アクリシオスの娘。「いつの日か孫に殺される」と神託を受け、恐れたアクリシオスは誰の目にも触れないようにダナエを青銅の塔に閉じ込めるが、ゼウスは黄金の雨に姿を変え塔に入り込みダナエと関係を持ち、ペルセウスを産む。
ある日、ペルセウスの存在を知ったアクリシオスは自分の未来を恐れ、2人を箱舟に閉じ込め海に流してしまう。長い期間、海上を漂流した後、クレタ島の北にあるセリポス島に流れ着き、漁師のディクテュスに助け出される。

表題作以外に「まぼろしの虹」「水母(くらげ)」の短編。
3編とも郷愁というか過去を引きずっているというか、前向きではない。
以前に読んだ藤原伊織の数作の小説では、過去を引きづっていても、何とか自分を取り戻そうともがいていた。
その姿に共感や感動をしたのだけれど。

「水母(くらげ)」だけは、中年の気概を少しは感じましたが。
「まぼろしの虹」では、主人公の姉が放ったサッカーのシュートの鮮やかな躍動感に眩しく羨ましく描かれています。
この小説たちの主人公は、あきらめに似た過去に浸ることに満足してしまっていることに、どうも違うなって思いました。
それは、藤原伊織が病気だったことにも影響しているのかもしれません。
未来を書けないことの悲しさと辛さがよけいに伝わってきます。

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2010.5.10

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
烏賊川市警の失態で持ち逃げされた拳銃が、次々と事件を引き起こす。ホームレス射殺事件、そして名門・十乗寺家の屋敷では、娘・さくらの花婿候補の一人が銃弾に倒れたのだ。花婿候補三人の調査を行っていた“名探偵”鵜飼は、弟子の流平とともに、密室殺人の謎に挑む。ふんだんのギャグに織り込まれた周到な伏線。「お笑い本格ミステリー」の最高峰。

相変わらず、東川篤哉さん絶好調です。
タイトルは、映画「明日に向って撃て!」からの引用か。
些細なことですが、「明日に向って撃て!」には、「か」がないのです。
まあどうでもいいことですが。

映画の内容とはまったく違います。
犯人が拳銃で撃った「弾丸の数」がこの小説のポイントです。
どうしてどうしてなかなかの本格ミステリーですよ。
「そうきたか」と唸りました。

おとぼけな2人の刑事、どう見ても優秀とは思えない探偵、探偵事務所の大家で強気の朱美、お嬢様天然系のさくら。
登場人物たちのユーモア溢れるセリフが楽しいです。
ユーモアとミステリーの融合。
さわやかな笑いのエンディングも心地いいです。

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2010.5.20

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして―。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。(本の解説より)

タイトルの意味が最後になってようやくわかった。
まったくもって騙されました。
複数の登場人物がどう関係していくのだろうかと途中までは面白く読んでいました。

でも、後半あまりに小細工に走ってしまっていて、ポイントとなる年齢と名前や、いきなり好きだということのエンディングも唐突であまり共感できなかったです。
悪く言えば、なんか年寄りをもて遊んでいるような印象さえ感じてしまいました。
ラスト一行の林語堂の格言もわざとらしいです。

第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞されているようです。
トリック好きな人には面白いのでしょうね〜。
ブックカバーのデザインはシンプルでいいです。

この小説でひとつことわざを教えてもらった。
「禍福はあざなえる縄のごとし」
この世の幸不幸は、より合せた縄のように、常にいれかわりながら変転する。(辞書より)
だから、不幸であってもいつかまた幸せがやってくるからガンバレということらしい。

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2010.5.1

ミステリーにおける最大の謎は、人の心の奥深くにある—。警視庁の大迫警視が、あのハイジャック事件で知り合った「座間味くん」と酒を酌み交わすとき、終わったはずの事件は、がらりとその様相を変える。切れ味抜群の推理を見せる安楽椅子探偵もの六編に、「月の扉」事件の十一年後の決着を描いた佳編「再会」を加えた、石持ミステリーの魅力が溢れる連作短編集。(本の解説より)

石持浅海が書いた「月の扉」で大活躍した座間味くんが警視の話を聞いて推理する7つの短編集。
Tシャツに座間味島がプリントされていたから「座間味くん」と呼ばれているだけで本名はわからない。

私的な話ですが、会社の関係で「座喜味」という人がいて、どうしても「座間味くん」ではなく「座喜味くん」で覚えてしまっています。
勝手ながら、人間らしい間違いですよね(笑)。
でも、「座喜味くん」の方がイントネーションがいいような気がします。

この座喜味くんではなく、座間味くんが警察の話を聞いて推理をするのです。
いかにも正しいように見える推理ですが、実際のところ正しいかどうかもあやしい。
あくまでも飲み屋での推測ですから。
検証したわけではないのです。
そのあいまいさが、普通のミステリーとは違う感じがして、面白いです。
特に発想が面白いな〜。
タイトルにもある「心臓と左手」が予想できない展開で楽しめた。
なるほど、こういう着想をする人もいるんだと感心しました。
たぶん、左手の犯罪から逆行して新教宗教へと繋げたと思いますが。
やはり、石持浅海さんて、発想はすごいな〜。
カバーデザインが「月の扉」と関連してて、美しいです。

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