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郡山のひとつ手前の日和田で下車。 等窮が宅を出て五里計、桧皮の宿を離れてあさか山有。路より近し。此あたり沼多し。かつみ刈比もやゝ近うなれば、いづれの草を花かつみとは云ぞと、人々に尋侍れども、更知人なし。沼を尋、人にとひ、かつみかつみと尋ありきて、日は山の端にかゝりぬ。 (奥の細道より) 芭蕉は、このあたりの沼を尋ね、花かつみはどこに咲いているか尋ね尋ね、いつの間にか日が暮れてしまった。とのこと。 芭蕉が何でこんなに「花かつみ」を見たかったのか? 教養の無い小生にはトンと見当がつかないが、どうもいにしえびとの古今和歌集に「みちのくのあさかのぬまの花かつみかつ見る人に恋やわたらん」の歌などに惹かれて、この東北一周の大旅行の目玉に、塩竃の桜、松島の朧月と並んでこの花かつみを揚げていたとのこと。 当時の地元の人でもこの花かつみを知らなかった。 奥の細道の安積山の段の碑 山ノ井清水への入口の門 采女伝説などは現代人には理解が及ばぬ。 今ではいたるところに花かつみが植えられて時期が来ると咲き乱れる。
現代人は探さなくともいい。 |
福島県郡山市
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