原典聖書研究

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少年の誤算

少年の誤算 創世記21章9節 

今日も創世記で昨日の続きです。今日の所も大変考えさせられる所です。気になる箇所を先ず直訳でご紹介しましょう。

創世記21章9節 旧約聖書ヘブル語原典直訳 
 

09 ・ そして 彼女は見た サラー を 息子の ハガル そのエジプト(女) 所は 彼女が子を産んだ にアブラハム 徹底的に笑っている (ミツアフエク=笑うツハクの強意分詞形)

創世記21章9節 旧約聖書70人訳ギリシャ語原典直訳

09 ・ 見たは も サラー その 息子を ハガル その エジプトの、 するところは 彼が起きた その アブラハム、 子供している (ヘブル語はミツフエク 強意分詞→徹底的に笑っている、比較創26:8) 共に イサク その 息子の 彼女の

先ず、ヘブル語の方を翻訳にします。

創世記21章9節 翻訳

09節・サラーはエジプト女がアブラハムに産んだ子が、笑っているのを見た。

次に70人訳の方を翻訳にします。

09節・サラはエジプト女の息子を見た。紛れもないアブラハムの子だ。あの女の息子はイサクを小馬鹿にしていた。

 70人訳はかなり解釈を加えて「エジプト女の子イシマエルがサラーの産んだイサク(笑う君)を小馬鹿にしていた」(ギリシャ語はパイデウオー=キリストが処刑直前にローマ兵によってパイデウオーされたと言う箇所でも使われている。)となっています。

 しかし、ヘブル語の原典はイサクとは無関係に、14歳になったエジプト女の息子が明るく笑っていた丈である事を記しています。 当然、ヘブル語の方が原典ですから、こちらが事実の記録と言う事で良いかと思います。

14歳の少年イシマエルにはその母の女主人の前でうっかり幸福そうに笑った丈で自分の人生にとんでもない災難がふりかかるとは夢にも考える事が出来なかったのです。

  ただ、自分は弟の誕生が嬉しく、御馳走も食べれて笑った丈であったのです。それが聖書の原典か記しているイシマエルの唯一の行為なのです。決して幼い弟を苛めたり、虐待した分けでは決してなかったのです。

  この事を踏まえると、このあと聖書に記されている出来事の意味する事が大きく変化します。

そう、一昨日に見たようにアブラハムの妻、サラーはエジプトから売られてきた自分の不幸な女奴隷ハガルを老いた夫にあてがえて孕ませたのでした。

  そして、エジプト女の産んだ子はアブラハムの長子ですから、当然アブラハムの財産の長子の相続分※
(脚注※当時の財産分けは親の財産を子供の数+1で割って長子に他のこの所領の二倍を与えた。アブラハムには実際8人の子があったが実際にはイサクが全て相続し、他の子供には何も与えなかった。)

 が与えられるはずでした。しかし、正妻のサラーはそれを惜しんだのです。そして自分の奴隷であった母のハガルと14歳の少年イシマエルを革袋に入れた水と一食のお弁当を与えて炎天下の荒野に放逐したのです。

 勿論、こんな強欲な行為は聖書で明確に禁じられています。(申命記21章16節17節)このサラーはその様な夫の財産を自分の子だけに相続させる事だけでは満足できず、当然、行き倒れになって死ぬ事を熟知しながら、母と14歳の息子を追い出したのです。

  勿論、神様がその追い出されたハガルとその息子イシマエルを守り、水と食料を備えて、立派に成人させて下さいました。

  しかし、アブラハムとその妻サラーはなんとも欲深く、その上にものすごく残忍で本当に酷い夫婦でした。そして、そして神様が何故こんな最低の人間を選ばれたのか理解に苦しむのが偽らざる思いです。

 さてその解答は明日のお楽しみと致します。今日は本当に酷い人間を神様が好んで選ばれ信仰者としておられる現実の姿を見ました。

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