原典聖書研究

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子殺し未遂

子殺し未遂 創世記22章10節 

今日は昨日のアブラハム夫妻よによる、ハガルとその子イシマエル殺害未遂事件の続きです。一番ポイントとなる箇所を、何時ものように原典の直訳でご紹介します。

創世記22章10節 旧約聖書ヘブル語原典直訳 

10 ・ そして彼は送った アブラハム を 手彼 そして彼は取った を その小刀 に畜殺する事 を 息子彼

創世記22章10節 旧約聖書70人訳ギリシャ語原典直訳 

10 ・ そして彼は外に伸ばした アブラハム その 手を 彼の 取る事 その 剣を 屠殺した事 その 息子を 彼の。

創世記の22章では昨日とうってかわって、アブラハムによるイサク殺害未遂事件となります。もうその背景はおわりでしょう。神様の立場に立ってみるとよくわかります。説明のため、まず簡単に今までの経緯を紹介しましょう。

アブラハムと妻のサラには、お世継ぎが産まれ無かったため失脚し流浪の身となります。夫が90才となり、まさかもう子供は出来ないだろうと知りつつあえて妻は自分の若い女奴隷ハガルを夫に与えます。老人だからと見くびったのが仇となり、たちまちハガルは妊娠、ハガルは夫に念願の跡取り息子を産み落としてしまうのです。サラは一転窮地に陥ります。そうして14年ほどして自分に年寄り子が与えられたのです。名前はイサク(彼は笑った)その弟の誕生を見てイシマエルが笑った事をきっかけにイシマエル自身に災難が及んだのです。サラはイシマエルが笑った事を口実にして財産を譲りたく無いために夫を説得し、邪魔な女奴隷ハガルと長男のイシマエルを当然、のたれ死んでくれるであろう事を期待して荒野に追放てしまうのです。

そして、今日の箇所となります。おそらくあの長男イシマエル殺害未遂から14年が過ぎていたと思われます。そう、アブラハムとサラがイシマエルを無き者にするために、水筒ひとつと一食をもたせて炎天下の荒野に放逐した時のイシマエルと同じ年頃にイサクが成長した時でした。

当時の、子供はほぼ13才で成人と成りましたので同じ年頃です。神様は今日の箇所アブラハムにイシマエルにした事がイサクに出来るかどうか試されるのです。

アブラハムはその事を神様に言われたとき、ピンと来たでしょう。「ああ、あの時平然とイシマエルを死ぬと分かっている荒野へ追放した。同じ自分の子供だから、神様はこの子にもそうするように神様が要求されるのは神様として、当然の要求だ」と認識出来たようです。

10節ヘブル語 翻訳 ・ そしてアブラハムは彼の手を伸ばして小刀を握った。自分の息子を屠殺するために。

10節ギリシャ語翻訳・そしてアブラハムは彼の手を伸ばして剣を握った。彼の息子を屠殺するために。

分かる事ですが、聖書が記しているのはそこまでなのです。原文には「手を振り降ろそうとした。」等とは記されていません。おそらくアブラハムには出来なかったでしょう。しかし、神様はそれで満足されたのです。

興味ある事ですが、これと全く同じ場所(モリヤ山山上)がイエスキリストの十字架刑の場所であるとされています。おそらくそうでしょう。アブラハムが住んでいたのはシケムという場所でしたからそこから3日ほど歩いたと言うのですから丁度70キロ程 南下したことになりますからその伝承は妥当です。

そして、まったく同じ場所で2000年後に神の一人子イエスキリストが十字架上で処刑されたのです。

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