原典聖書研究

ギリシャ語に興味ある方は「ギリシャ語」の書庫、 聖書関連記事は「無題」の書庫をご覧ください。

全体表示

[ リスト ]

今生の別れ

今生の別れ 創世記27章46節 

今日は昨日に引き続いて創世記の26章を原文で読みました。沢山考えさせられる箇所が在りましたが一番気になるのは上記の箇所です。早速直訳を記します。

創世記27章46節 ヘブル語原典直訳

46 ・ そして彼女は言った リベカ に イツハク 私はむかつく(憎悪) 中でいる地私 ら顔(面)らの 娘らの ヘト もし 取ったは ヤコブ 女 から娘この ヘト として これら から娘らの その地 に何故 に私 生きるら

創世記27章46節 70人訳ギリシャ語原典直訳

46 ・ 彼は言った も リベカ 方に イサク 私が方に去っていた その 生命 私の 通して その 娘らの その 息子らの ヘテ。 もし 彼が確かに取る ヤコブ 女ら から その 娘らの その 地の この、為に 何 私 生命?

どちらも良く似ていますので、ヘブル語の方を翻訳(相当意訳)してみます。

・母リベカは 夫イサクに言った。「あなた、むかつく事ばかりよ、エサウが嫁にしたここの女連中には。この上ヤコブの嫁まで、ここでもらったら、私は死んだ方がましよ。」

この一言で事は決まります。夫イサクは次男を妻の実家に送る決断をするのです。そして明日の箇所でリベカの最愛の息子ヤコブちゃんは、自分の実家に向かう事になるのです。

このとき、母リベカはこれが息子ヤコブとの最後のお別れになるとは夢にも思いませんでした。このとき息子はまだ40才、嫁取りには少しは遅かったでしょうが、必ず良い嫁を連れた息子との再会に微塵の疑問を持つ事もありませんでした。

事の発端は、夫イサクが長男のエサウを偏愛して全財産を譲ろうとした事に在りました。それを聞いた母リベカは自分が偏愛する弟のヤコブがそれを横取りする事をそそのかすのです。共謀して夫に一杯食わせ、兄を出し抜きました。怒った兄エサウは弟の殺害を決意するのです。
それを知った、母リベカは画策して、弟のヤコブを実家に非難させようと夫に働きかけたのです。その時のリベカの言葉が今日ご紹介した言葉です。

リベカは夫に対して、本当の事はおくびにも出さず、上手に夫を操縦したのです。おそらく彼女の才能は実家でその母がしていた事を、そのまま成したのに違いありません。

何故なら、本来アブラハムが相続するべき財産を横取りしたアブラハムの弟ナホル(創世記11章31節)とその妻ミルカ(創世記22章20節)の孫娘であったからです。そしてナホルとミルカの財産はその8番目の末っ子であるベトエルがすっかり頂戴していた事(創世記22章22節)が分かるのです。

本当に聖書は面白い書物です。親の欲や罪がそのまま子や孫に継承され、その人々の時代に、骨肉の争いを巻き起こしているのです。

そして、これら全ての事は聖書が明確に禁じている事ばかりなのです。それを行っているアブラハムやその家族の失敗の記録が聖書であると言う事なのです。

今日は、自分の偏愛する子に良かれと思ってやった行為が、自分と愛するものを引き裂き、自分の死期を早める悲しみの発端となった言葉を記録している箇所のご紹介でした。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事