原典聖書研究

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重い足

重い足 創世記29章1節

今日は創世記の29章を読みました。様々に考えさせられる記述が沢山在りましたが、その中で冒頭の最初の節をご紹介しましょう。早速何時もの様に直訳です。

創世記29章1節 ヘブル語原典直訳

01 ・そして彼は担ぎ出した ヤコブ 両足ら彼 そして彼は歩いた 地への 息子らの 東 

創世記29章1節 70人訳ギリシャ語原典直訳

01 ・そして 外に取ったは ヤコブ その 足らを  彼が来た 中へ 地 東らの 方に ラバン その 息子を バスエル その スル 兄弟を も リベカ 母の ヤコブ そして エサウ。

何時もの様にヘブル語の方を翻訳にしてみます。
創世記29章1節 ヘブル語原典翻訳
1節ヤコブは漸くの事で重い足を押し出して東の人々の地へ足を踏み入れました。

今日のポイントは一番最初に使われているナシャーと言うヘブル語なのです。この語は様々に訳出される言葉なのです。旧約聖書中にこの語丈で動詞形が655回、名詞が128回、派生語がナシヤ=上げられたもの=指導者、マシャア=年貢、マシヤー=神託、マシエット=重荷or担ぎ棒、シエット=昇進or腫れ物=内圧で膨らむ等と言う単語に翻訳されています。

ここまで書けば大体皆様にもこの語の本来の意味がお判りになるでしょう。そう、「重量物を両手で担ぎ出す」場合に用いられるのがこの単語ナシヤーの本来の意味なのです。

と言う事で、ヤコブの足がこのとき大変重かった事が判明するのです。

生まれ育った家族と土地を追い出され、無一文で危険な旅を千キロも続け、見知らぬ親戚を頼って出かけるのは誰が考えても不安に苛まれ、いくら「神様が守る」とお告げが有っても、ヤコブにはそんな事は殆ど気休めにもならず、かといって自分の生命を狙っている兄の元には帰れず、ヤコブは気の進まない旅を重い足を引きずりながら前に進むより他に道がなかったのです。本当に聖書は人間の罪や弱さを見事に描き出して正直に記していることに驚きます。

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