原典聖書研究

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二難去ってまた一難

二難去ってまた一難  創世記34章8節

昨日は、仲違いしていた兄エサウと漸くの事で仲直りした箇所のご紹介でした。今日はその続きです。早速問題の箇所をご紹介しましょう。

創世記34章8節 ヘブル語原典直訳

08 ・ そして彼は徹底的に話した ハモル 共に彼ら に言う事の シエケム 息子私の 彼女は結びつけられた 生活彼 中で娘あなた あなた方は与えろ どうか を彼女 に彼 に女 

創世記34章8節 70人訳ギリシャ語訳聖書原典直訳

08 ・ そして 彼は喋った エモル 彼らに 言っているは シュケム その 息子 私の 彼が前に取ったその 生活に その 娘を あなた方の。 あなたは与えろ そういうわけで 彼女を 彼に 女。

ヘブル語の方を翻訳にしてみます。

創世記34章8節 ヘブル語原典翻訳

そしてシエケムの父ハモルと息子と一緒にやって来てまくし立てた。「私の息子はお宅の娘に惚れ込んでしまいましてね。娘さんを嫁にもらえませんかなあ。」

この言葉はシケムの支配者であるハモルの申し出ですが、注意して周囲を見てみるととんでもないお話です。事の発端はヤコブの娘デイナがシケムの町に出かけたことが間違いでした。(創世記34章1節) その町の支配者のハモルの道楽息子のシケムが彼女を拉致して強姦し、それだけでは気が済まず、監禁した状態で結婚を迫ったのです(3節)。強姦した当のシケムは本人の意志はそっちのけで自分の父親を説得して、凌辱したデイナを自分の家に閉じ込めた儘で、被害者の家に親子でのこのこと出かけて来たのがこの箇所の背景です。

本来であれば、父のハモルは当然拉致し凌辱した娘さんを御実家にお連れして、親御さん(=ヤコブ)にお返しして、息子の行った強姦を本人とご家族に丁重にお詫びを入れ、許されたならその上に賠償金のお話をして、それが受け入れられて後に結婚話は切り出されるべきでした。

強姦しておいてその娘を人質にとって、何のお詫びも無く、親が出てきていきなり「お宅の娘が気に入ったから嫁にしたい。何か条件が在るか?」何て言うのはあり得ない非常識なお話です。

デイナの兄弟達が策略を巡らし、相手の男子全員に割礼(包皮を切り取る手術)する事を条件に、申し出を受け入れるふりをします。そして、驚くのはその後です。シケムの町の人々はこんな話を聞いて、それを当然のことであるかのように認め、割礼を受けるという話しに加わったのです。そして、その町の支配者ハモルとその息子の道楽息子シケムに説得されて割礼を了承するのです。

本来であれば、シケムの暴挙を諫め、諭すべきまともなシケムの町の人々の中には誰一人居なかった丈ではありません。町中の男がこんな連中に説得され割礼を受けたのです。こんな邪悪な町はその住民諸とも破滅させられるべきが当然の神様の御旨です。

彼らが割礼を受けてその傷が酷く痛んでいる3日目に妹デイナと母を同じくするルベンとユダが中心となり、この町を襲撃して町の男全員を殺戮し、その町に住んでいた女子供を虜にしてデイナの凌辱に対する復讐を果たした事が記されています。そして無事デイナを牢獄から開放したのです。

ものすごく血なまぐさい聖書の記録です。しかし、これらは聖書の中では度々こんな酷い殺戮が繰り返されています。

島国に住む日本人には目を覆いたくなる現実ですが、異民族と領地を共有している人々がその中で生き残る道の厳しさを教えられる聖書の記録のご紹介でした。

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