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腺ペスト

腺ペスト 出エシプト記9章10節

今日も、昨日の続きで第6番目の災害をご紹介しましょう。早速何時もの様に直訳です。

出エジプト記9章10節 ヘブル語原典 直訳 

10 ・ そして 彼らは取った を 煤 その 炉 そして 彼れらは立った に 顔の フアラオ そして彼は撒き散らした 彼ら モシエ  その天ら  そしてかれが在った 腫瘍 水膨れ 噴出するらは 中で人 そして中で家畜   

出エジプト記9章10節 70人訳ギリシャ語聖書原典 直訳 

10 ・ そして 彼が取った その 煤を その 炉の 面前で フアラオ そして 彼は撒き散らした 彼女を も 中へ その 不可視、そして 彼が起きた 悪性膿腫、膿疱らが 上に沸騰した事、中で その 人間ら そして 中で その 四つ足ら

もう一度簡単にモーセによって引き起こされた10の災害を記します。

ナイルの水が血→蛙の洪水→ブヨの大発生→アブの大発生→家畜疫病→人の腫物→36圓齢拶蝗の大発生→暗黒→長男の死

ナイル川の水位の低下が引き起こした蛙の大発生が引き金となってその大量の蛙の死骸に湧いたブヨや虻によって媒介された家畜の伝染病はやがて人間に感染し始めたのです。

象徴的なのはカマドの黒い煤をモーセがパロの前で撒き散らして始まったこの疫病は当然この地方で最も恐ろしい黒死病=ペストだと思われます。

この病気はもともと土中菌が地中に生息する鼠や兎等を感染させます。するとその動物が死亡して寄生している蚤が宿主を捜して家畜等に寄生しその家畜から人間に伝染するものです。

その仕組みは恐ろしい物があります。蚤がペストに感染している動物の血を吸うと蚤の十二指腸にペスト菌のコロニー(群落)が出来ます。このコロニーはゼリー状ですから腸管を完全に閉塞します。その結果、蚤のすったペスト菌入りの動物の血液が腸に送られません。すると蚤は渇水状態なります。すると蚤益々喉が渇くので手当たり次第に動物に寄生し吸血します。しかし、折角すった動物の血液がペスト菌のコロニーに塞がれて全く蚤の腸に流れて来ません。そうすると蚤の胃袋は吸血した血液が一杯になります。しかし渇きが激しいので必死になって蚤は重ねて吸血するのです。すると恐ろしいことに蚤の吸管からペスト菌入りの血液が反対に吸血しようとしている動物に注射されてしまうのです。そして、蚤は気が狂った様になってこの注射を手当たり次第に死ぬまで繰り返すのです。

そしてこの蚤にかまれた人や動物は見事にペスト菌に感染し先ずリンパ腺が腫れ上がります。そして感染して数日後には全身のリンパ腺が腫れて手足の付け根や顎のリンパ腺は破裂し猛烈な痛みを伴って膿が吹き出すのです。

そして、治療しても大半の人は全身が煤の様に赤黒くなって死に果てるのです。十字軍が聖地パレスチナから持ち帰ったペストでヨーロッパの人口が1/2から酷い国では1/10に激減し、その流行は地球を一回りして人類の総人口は半部にしたと言われています。そして、このペストの流行で恐ろしいのは腺ペストが肺ペストに移行することです。

肺ペストは空気感染を引き起し、肺ペストの患者から吐き出された吐息を吸った人に感染を広めます。その感染力は強靱で腺ペスト患者を隔離した病棟の窓から漏れた空気によってその病棟の上下の階の一般病棟の患者に感染を広めた事が知られています。しかも肺ペストはほぼ24時間で新たな感染者を発病させるだけではなくほぼ全員を死亡させる強力な感染力を備えているのです。

このような恐ろしい伝染病に襲われたエジプトの人々の恐怖はさぞ大変な物であったかと思います。勿論それが神様によって成されたと言う事はエジプト人達には受容できない現実であったことでしょう。

今日は、聖書に度々登場するパレスチナの土中に潜むペストという恐ろしい感染症のご紹介でした。

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