原典聖書研究

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軟膏塗り=祭司の任職

軟膏塗り=祭司の任職 出エジプト記30章30節31節 

 最近は聖書をギリシャ語やヘブル語の原文丈で読んでいます。それでも以前は日本語などの翻訳も必ず平行して読んでいましたがつまらないので邦訳聖書を読むのは止めてしまいました。何故なら翻訳はやはり翻訳にすぎないからです。今日はその違いをご紹介しましょう。

早速、何時もの様に直訳です。

出エジプト記30章30節31節 ヘブル語原典直訳 

30 ・ そして を アロン そしてを 息子ら彼 あなたは塗り付ける そして あなたは徹底的に聖する を彼ら に祭司する事 に私 
31 ・ そしてを 息子らの イスラエル あなたは徹底的に言う に言う事 油の 軟膏の 聖 彼が存在する これ に私 に 世代ら あなた方 

出エジプト記30章30節31節 70人訳ギリシャ語聖書原典直訳 

30 ・ そして ヤハウエ そして その 息子らの 彼の あなたは確かに油を塗る そして あなたは確かに聖する 彼らを 祭司する事 私に。
31 ・そして その 息子らの イスラエル あなたは確かに話す 言っているは オリーブ油  塗り油 油を塗るの 聖を 彼らが確かに存在する この事  あなた方に 中で その 氏族 あなた方の。 

 面白いですね。今日の箇所は大祭司アロンの任職を記した箇所なのです。ヘブル語の原典では「軟膏を塗り付ける」となっているのです。70人訳は「油を塗り付ける。」なのです。この塗り付けるがヘブル語では「メシャア」でメシヤ=救世主とされ、また70人訳のギリシャ語では「クリセイス」でキリスト=メシヤと訳出されています。

  興味深いのは70人訳でも、25節ではそのオリー油を明白に「軟膏=ムレフー」と言う言葉で明示ているのですが、この30節、31節では単にオリーブ油としている為英訳を含めて殆どの翻訳は悉く「注ぐ」と訳出してしまっている様です。

  「液体を注ぎ流す」のと「軟膏をなすり付ける」のでは油の状態も随分と異なり、また軟膏を手にベットリと掴んで祭司の頭になすり付けるのでは現実は全く異なる様に思います。

  水様の油を注がれればやがて油は気化し見えなくなります。しかし両手に軟膏をたっぷり掴んで、祭司の頭に塗り付ければおそらく頭髪はポマードをベットリと塗り付けた状態となります。ですから聖書原典が教えている祭司の外見は異様でギラギラと脂ぎりお世辞にも素敵とは言えない「こてこての頭」になってしまうのです。

  ですから旧約聖書に明白に記されているこの現実を踏まえて一般の翻訳で、新約聖書に「神様の聖霊油注ぎ」という訳文も正しくは「聖霊の軟膏=ポマードの塗り付け」とするべきなのです。

  今日は、一般の理解と聖書原典の相違の分かりやすく簡単なご紹介でした。

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