原典聖書研究

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所有権移転禁止

所有権移転禁止 レビ記25章16節

今日は聖書の中でも特に面白い箇所を読みました。早速原典をご紹介します。

ヘブル語原典 レビ記25章16節直訳 

16 ・に口の 豊富なの その 年ら あなた方が多くさした 獲得彼  そしてに口 少ない事 その年らあなたは少なくさした 獲得彼 として から数の 産物ら 彼 売る にあなた

70人訳ギリシャ語原典 レビ記25章16節直訳 

16 ・ に従って ともかく より多量は その 年らの、あなたが確かに多くする  その 中で相続 彼の、 そして に従って ともかく 少ないを その 年らの、 あなたは確かに自分のために少なくする その 相続を 彼の。それは 数を 生じたらの 彼の この様に 彼は確かに離れ引き渡す あなたに。 

ヘブル語原典 レビ記25章16節意訳

16・あなた方の相続地は絶対に売ってはならない。あなた方が売れるのは50年毎に巡って来る解放の年までの年数に応じた収穫丈である。

  面白い聖書の規定です。こんな規定は今は何処の国も実施していません。共産主義とも違います。土地はモーセの指示にしたがってヨシュア(ギリシャ名イエス)が配分しました。そして聖書の規定ではその土地は永遠にイスラエル民族の所有とされた約束の地で、その子孫だけに土地の所有権が相続されるのです。

  聖書の規定では土地の私有は認められるのです、が所有権の移転を伴った売買は法律=聖書で一切禁止されているのです。日本の戦後の農地改革で大地主から小作に移転した所有権によって大都市周辺の土地が流動化し、ある部分は無計画に都市化し、また都市計画法によって国策による大規模開発も行われ、発生した遊休資金を資本市場に還流させ見事な経済発展をなし遂げた、戦後日本の復興はやはり大化の改新以来連綿と続いている土地本位制に基盤があったのではないでしょうか。

  しかし、聖書の中ではこの土地の所有権売買が禁止されているのです。と言う事は、もしこの規定を守ったら少なくとも戦後日本の経済発展は起きえなかったと言う事なのです。

  私は聖書の此の規定の目的はこの点に在ると思っています。土地が売れなければ、誰もまとまった現金を手にする事が出来ません。当然土地を担保にした事業は展開できず資本の集積も大規模農業も発生出来ないのです。そんな制度の国家が各地に存在し貿易も商業も工業もそれらの国家によって細かく分断されていては世界規模の貨幣経済は現世紀に至ってもおそらく成り立たず、物の流通丈が経済活動と成りつづけていたことでしょう。そんな世界状勢では陸路も海路も当然空路もそして通信も大変阻害されます。とうぜんその様な世界情勢下では覇権=植民地も発生しえず、防衛戦争の名を借りた侵略戦争も不要です。

  これが、聖書の目指している世界平和戦略であり、資本の集積=富者が生じないのですから当然貧乏人が発生しないと言う事に成ります。各種生産物は売り手と買い手の直接交渉で価格が決定し、当然流通は成り立たず大量生産は無意味ですから当然耕作されない土地がそこかしこに放置され、誰でも自由に土地を開墾して自立した生活を確立する事が努力次第で可能になるのです。当然その様な経済状勢下では貧困層は生じえず当然その為の福祉事業も不要です。またその様な状勢下では領地を所有するメリットは少なくなり、武力による領地抗争が無くなれば王制も生じません。

  しかし、残念な事にサムエルの時代に、この優れた神さまの世界平和戦略も全く理解しえない神の民=イスラエル民族は神の御言葉を放棄してしまったのです。その結果イスラエルの国は罪本位制の国家存続基盤を喪失し、弱体化し他国の侵略を受け、その対策に事もあろうに、他国の真似をして王を求めて行ったのです。

  まあ、聖書の教えなど金持ちになろうとする人間には「百害あって一利無し」の典型ですからまあこうなるのも当然であったのでしょう。

  今日は、聖書が教えている土地の売買禁止とその目的の簡単なご紹介でした。

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