原典聖書研究

ギリシャ語に興味ある方は「ギリシャ語」の書庫、 聖書関連記事は「無題」の書庫をご覧ください。

全体表示

[ リスト ]

ピスガの断崖

ピスガの断崖 民数記23章14節

今日はエジプトを出たイスラエルの民を呪う為にモアブの王バラクに雇われた宗教家バラムがピスガの断崖に行った箇所のご紹介です。早速直訳です。

民数記23章14節 ヘブル語原典直訳  

14 ・ そして彼は取った彼 野の ゾフイーム(見張りorスパイ)  に 頭の そのピスガ(裂け目) そして彼は建てた 7 祭壇ら そして彼は登った 若い雄牛 そして雄羊 中で その 祭壇

民数記23章14節 70人訳ギリシャ語原典直訳  

14 ・ そして 彼は側に取った 彼を 中へ 野 見る所 上に 頂き 石を掻き崩されていたの(ヘブル語=ピスガ参21:20 ) そして 彼は建てた そこに 7 高くする(壇) そして 彼は上に来さした 子牛らを そして 牡羊らを 上に その 高くする(壇)。

民数記23章14節 ヘブル語原典翻訳

14・そしてバラクはバラムを連れて見張り野と言う場所にある裂け目(ピスガ)と言う断崖絶壁に来た。そしてそこに7基の祭壇を建立しその屠殺した若雄牛や牡羊を祭壇で焼き尽くした。 

ヨルダン地溝帯に臨むモアブの高原の西端は降雨が少ない為か浸食があまり進まず、急峻な断崖絶壁が死海やヨルダン渓谷の海面下418mと言う世界最低地からいきなり海抜1500メールまで一気に2千mも立ち上がり、勇壮な断崖絶壁となっています。特に今から3400年もの古代はその荒々しさも今の比では無かった事でしょう。
その断崖絶壁の突端=ピスガに連れて行かれたバラムは谷筋に展開するイスラエル軍の宿営が所々に散開しているのが手に取るように眺められた事でしょう。

「イスラエル全体を呪う事は気が引けても一部なら呪っても良いではないか。」というのがモアブの王バラクの悲願でした。 モアブ民族と言うのはこの時から600年ほど前に、イスラエル民族の先祖アブラハムの甥ロトが自分の二人の娘に産ませた子供達の子孫でした。(参考創世記19章37節38節)

彼らは死海東岸の高原地帯の遊牧民となり、イスラエル民族のカナンの地帰還を実力阻止するために高名な呪術者を招き、自国民や眼下に展開するイスラエル民族の目の前で大量の動物の肉を焼き尽くしてその煙を断崖から立ちのぼらせ、イスラエルの神に対抗し得る著名な宗教家バラムによる呪いの恐怖をイスラエル民族に抱かせようとしたので。

そして、これから始まるイスラエル民族とその親戚モアブ民族の骨肉の争いの端緒を作ったのです。そして皮肉な事にこの宗教戦争に勝ったモーセは此の頂きに上り眼下に広がるカナンの地を遠望してその地上の生涯を閉じるのです。

ということで今日は断崖絶壁を意味するピスガという場所のご紹介でした。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事