原典聖書研究

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サムエルの苛め

サムエルの苛め サムエル記第機13章10節 

 今日はなんとも言えない、サムエルとサウルの行き違いの箇所です。早速直訳です。

旧約聖書 ヘブル語原典サムエル記第機13章10節 直訳 

10・そして彼が存在した として 徹底的に使い尽くす事の彼 にその上らせる事の その全焼犠牲 そして見よ サムエル 来た そして彼が出て来た サウル に呼ぶ事の彼 に徹底的に祝福する事彼

旧約聖書 70人訳ギリシャ語原典サムエル記第機13章10節 直訳 

10・そして 彼が起きた 様に 彼が共に終わった 上に運ぶは その 全焼犠牲を、そして サムエルは 彼が到着し続けている。そして 彼が外に来た サウル 中へ 離れ合う 彼に 祝福した事 彼を。

  今日も翻訳は不要でしょう。以前ご紹介した「ギルガルで7日待て」というサムエルを命令を王になったばかりのサウルがサムエルの到着を待ちきれずに、祭司が捧げるべき生贄をサウル王が献げてしまいったと言う箇所です。 

  その結果、サムエルはサウルの王権が一代で終わる事を通告するのです。(13節)一見するといかにもサウルが越権行為をした様ですが、サウル王の立場に立ってみるとそんな単純な物ではありません。

  何しろ、自分が王になって最初の本格的戦争です。相手はペリシテの正規軍、戦車が3万両、騎兵が6千、それらに加えて歩兵が数十万と言う大軍です。これに立ち向かわされたサウル軍にはまさしく屯田兵で剣も鉄器も無く、鋤やくわを手にしたにわか仕立ての3千名と言うありさまです。

  勿論イスラエルには、もっと多くの人々が居ました。しかし、彼らは目の前の質量共に圧倒的なペリシテ軍の軍勢をみて逃げ隠れして、誰も若い30才そこそこの新米王サウルに加勢するものはいなかったのです。それは誰でも自分の命は惜しいものだからです。

  そして、その僅かの手勢もサウル王がサムエルの到着を待っている間に震えだし浮足立ち、いま将に遁走しようと言う現実に直面していたのです。

  夕刻まで待ちに待ったサウル王も「もはやサムエルも恐れをなして逃亡した」と判断したのです。 そしてサウルは、決死の覚悟でサムエルの代理となり、イスラエルの戦勝を神様に祈願すべく、全焼の犠牲を自ら献げたのです。

  そして、その献げ終わるのを見計らった様にサムエルが到着します。そしてお詫びの言葉も、ねぎらいの言葉も無くいきなり「サウルを断罪し、王権の一代限りを通告」したのです。サウル王の身になってみれば本当に酷い話です。 

 これが老預言者であり祭司でも有るサムエルによる「新米王サウル苛め」あるいは「いびり」といわざるを得ない現実があったのです。

  しかし、結局明日見る様に、この戦争はサウル王の息子ヨナタンの大活躍によってイスラエル軍は劇的な大勝利を圧倒的な装備を誇るペリシテ軍から勝ち取るのです。

  そして、このサムエル(祭司権)とサウル(王権)の確執は執拗に拡大し、やがてサムエルはサウル王を廃位させ、神様の命令によりダビデ王朝が樹立されるべく、事が進捗するのです。そして、この事件で、サウル王はサムエルと神様がサウル王家を断絶させる事を予感し、ダビデの大活躍を嫉妬し、ダビデ王朝の到来を予感したサウル王は徹底的にダビデを迫害し、その苦難が皮肉な事にダビデを大人物に成長させ結果的にダビデ王朝の樹立に最も貢献する働きをするのです。

  と言う事で、今日は実に複雑なイスラエルの祭司権とサウル王権と更なるダビデ王朝の登場の端緒となる預言者サムエルによる新米サウル王に対する酷い仕打ちのご紹介でした。 

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