原典聖書研究

ギリシャ語はギリシャ語の書庫や聖書関連記事は「無題」の書庫です。

全体表示

[ リスト ]

ケイラ救出

ケイラ救出 

今日もダビデの放浪を記した箇所です。早速直訳です。

旧約聖書 ヘブル語原典 サムエル記第機23章2節 直訳

02 ・ そして彼は請うた ダビデ 中でヤハウエ に言うことの 何故私は歩く そして私は撃ち殺させる 中でペリシテら そのこれら そして彼は言った ヤハウエ にダビデ あなたは歩け そしてあなたは撃ち殺させた 中でその ペリシテら あなたは救わさせる を ケイラ 

旧約聖書 ギリシャ語原典 サムエル記第機23章2節 直訳

02 ・ そして 彼は上に尋ねた ダビデ 通して その 主 言っているは もし 私が確かに行く そして 私が確かに打つ その 他部族らを このらを? そして 彼が言った 主は あなたは行け そして あなたは確かに打つ 中で その 他部族ら このら そして あなたは確かに救う その ケイラを。

旧約聖書 ヘブル語原典 サムエル記第機23章2節 意訳

02・ダビデがケイラの町を見殺しにするかあるいは救助に向かうべきかと神様に尋ねた。すると、神様は「ケイラを襲っているペリシテ人の手から彼らを救出しろ。」と言われた。

 ・敵に略奪されている同胞を救うと言う当たり前の事が記された箇所です。しかし、大変重要な意義のある箇所です。それはこれから王になるダビデが、敵に攻撃されている町を守れるか見殺しにするかは将来を左右する大事件と思われます。何故なら、当時のイスラエルの人々が王に期待したのは、まさしくこの点であったからです。
  
  ダビデが敵から自分たちを守り救出する頼りがいの有る人物か、あるいはそうでは無いのかはイスラエルの民衆にとって一大関心事だったのです。だから、ダビデは危険を承知で敢えて仲間の反対を押し切ってケイラを救出しなければならなかったのです。 

  そして、その後サウルの追討で再びその町を追われてもダビデにはその救出は徒労ではなく大変意義ある先行投資であったのです。 

余分ですがこの行為はダビデがサウルに代わって王となる意志が心のどこかに有ったのではと思わせる行動なのです。もし、彼が単に人道的な善意だけでケイラを助けたと言う善意的な聖書の読み方を私は否定はしません。しかし、部下の執拗な反対を押し切り、大変リスクの大きい危険な賭をしてケイラに進軍し、対ペリシテ戦で勝利し、ケイラを救出後のサウル追討をいち早く察知し、神様に伺って放浪より籠城を願う家来たちを纏めてさっさとケイラを脱出する所など、ダビデはなかなかの状況判断能力持っている事が分かります。

サウルが有能なダビデを恐れ殺害を目論んだのは、自分と家族を滅亡から免れさせる為に他に選択の余地の無い判断だったと私は思うのです。まして、祭司一族と折り合いの悪いサウル王朝にとってサムエルを初めとする旧権力者である祭司達によるダビデ王朝樹立の機運の高まりを察知したサウルにの当然の行動であったことは言うまでもありません。

問題は聖書の記録があまりにダビデ側に立った物ばかりでその様な事をほのめかす記録は殆どありません。しかし歴代誌第機24章6節等の約500年後の記述を見るとダビデ在世当時の出来事の記録にはダビデ王の臨席の場で祭司ツアドクやエブヤタルもその場に在席して、その様な仰々しい状況で書記シエマヤが聖書(当時は単なる王家の歴史記録)に記録した様子が記されています。その記録によれば、当然祭司側とダビデ王側の観点で聖書が事実を記録している様子が分かります。もしその場にサウル王が臨席(30年前に滅亡しているが)しえたなら必ずやサウル王朝の利益になる異なった事実も書物に記録され客観的に当時の様子が私たちに伝えられたかもしれません。しかし、残念な事にサウル王朝とその後を引き継いだ北王国イスラエルは721年にアッシリャのセナケダブによって消滅し、北王国の手による歴史記録は完全に失われてしまいました。と言う事で今日は数少ないダビデが次期王権を意識している行動していると思われる貴重な聖書の記録のご紹介でした。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事