原典聖書研究

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アベサロームの最期

アベサロームの最期 

今日はアブシャロムの最期でした。早速直訳です。

旧約聖書 ヘブル語原典 サムエル記18章14節15節 直訳
 
14・そして彼は言った ヨアブ 無い こう 私が待ち受けささる に顔(面)らのあなた そして彼は取った 3 棒(部族or槍) 中で手の平 彼 そして彼は押し込んだ 彼ら 中で心の アブシャロム(私の父は平和)繰り返す彼 生きる 中で心の そのテレビン(樫)の木
15・そして彼らは周囲した 10 少年ら 担ぎだしたはの 備品らの ヨアブ そして彼らは撃ち殺さした を アブシャロム(私の父は平和)そして彼らは殺さした彼

旧約聖書 70人訳ギリシャ語原典 サムエル記18章14節15節 直訳 

14・そして 彼は言った ヨアブ この事 私が 私が確かに自分のために支配する。 無い この様に 私が確かに留まる 面前に あなた。そして 彼は取った ヨアブ 3 投げ槍 中で その 手 彼の そして 彼が中で立てた それらを 中で その 心 アベサローム。尚 彼の 生きているは 中で その 心に その 樫の木
15・そして 彼らは環状した 10 奴隷ら 取ったらは その 備品らを ヨアブ そして 彼らは打った その アベサローム そして 彼らは死なした 彼を。

旧約聖書 ヘブル語原典 サムエル記18章14節15節 意訳

14・ヨアブは言った、お前さんを相手にしてぐずぐすしてはおれない。彼はこう言うと手に3本の槍掴み、樫の大木の心に、吊り下がっているアブシャロムの心の中に槍をねじ込んでとどめを刺した。
15・そしてヨアブの道具持ちをしている10人の若者もアブシャロムを串刺しにして撃ち殺した。

  あれほどダビデ王が命乞いをしていたアブシャロム(70人訳はアベサローム)王子は、腹心の家来でダビデの実の姉の子でもある将軍ヨアブによって容赦なく殺害されてしまいました。 

  そして、ダビデ王はその後、長男アブシャロムの為にいくつもの巨大な墓を建立し今もそれらが残っています。ダビテに取ってアブシャロムは大切な息子でしたが無残な最期でした。 

  ダビデの嘆きを記した33節(原典は19章1節)は、ダビデ王が自分自身の命を狙った、アブシャロム王子の死んだ知らせを聞き狂い嘆く姿が記されています。ダビテは悲しみの中で「自分が死だ方が良かった。」と言い切るのです。勿論それは、神様がウリヤを殺害した犯人であるダビデの罪にたいする刑罰でその結果自分自身の死以上に悲しい愛する息子の死という刑罰を受けたという深い悲しみが表されているのです。

さらに、ダビデ王が悲しむ様子から分かる事はアブシャロムこそ王国を受け継ぐ資質の有る王であるいう現実の厳しさです。ダビデは自分の王国をアブシャロムに委ねる事を願っていたことが分かります。もし彼が反乱を起こしさえしなければ、間もなく彼は皆に祝福され王に即位し王国はさらなる繁栄を維持できた事でしょう。ダビデ自身の不徳の結果によって結果的に招来された王子の死は大きな嘆きと痛みをダビデとその王国にもたらしたのです。その痛みの中でダビデは自分が行ったウリヤを殺害した時のウリヤの親にとって何を意味していたかを自分の身をもって神からの報復である厳罰の公平さを思い知らされたのです。

  アブシャロムの死によってダビデの作り上げた王国は、王国で最も大切な王位を譲るべき王子が死に果ててしまったのです。長男アムノンはアブシャロムによって殺され、また次男アブシャロムも反乱に乗じてヨアブに殺されてしまったのです。そして末子ソロモンはまだ幼児でその資質は未確定だったのです。最初の王位継承がスムースに行かなかった結果、ダビデ王国はこれ以後王位の継承で荒れすさみ、その後継者問題が世代交代毎に噴出し、王国は衰退の一途を辿るのです。

  また、アブシャロムを殺害したヨアブは、思えばダビデの意に反してサウル王家のアブネル将軍も殺害してしまいました。彼もサウル王家から王国とその軍隊をスムースにダビデ王家に移すためにダビデが画策に用いようとした大切な人物でした。しかし、その企てもヨアブは破綻させていたのです。ヨアブによってウリヤも実際には殺されていたのです。この後、ヨアブはダビデ王の意に反して第五夫人アドニヤの産んだ第四王子のアドニヤの反乱にも加担してとことんダビデ王の意向をないがしろにし最後にはダビデによってソロモンに粛清(報復?)を指示しています。(砧鷁Φ2章5、6節)

ヨアブ将軍はダビデ王にとって最も貢献して人であると同時に、ダビデの非常に重要な企てを悉く灰塵にきさした最悪の家来でも有ったのです。その最悪の出来事が今日のアブシャロムを死惨殺すると言う出来事なのです。確かにこれは、現実には家来ウリヤの妻バテシエバを盗るためにヨアブが殺してくれたウリヤの一件に対する神様から報われたダビデに対する罪の刑罰でありその刑罰はウリヤ殺害の実行者であるヨアブの手によってダビデに報復されたという事なのです。

  そうして注目しなけれはならないのは「樫の木の大木の心に吊り下がっているアブシャロムの心を突き刺した。」と言う原文の特異な表現です。「アブラハムを始め歴代の族長が神を瞑想した大木アロンバクテ(樫の霊木=教師を意味する)の心に己が失意の中で部下や兵士達に見捨てられ一人ぶら下がって(何かを深く反省して)いたアブシャロムの心をヨアブが突き刺した」と言うのが原文の特異な記述なのです。基本的にこの心(ヘブル語=ラブ、ギリシャ語=エルデイア)という語は臓器ではなく人間の感情の座である心を刺します。その「心をヨアブは突き刺しずたずたにした」というのがこの箇所の原典の主張なのです。

 これらの一連の出来事から聖書が教えている事は、神様はいつの時代にもこの地上に理想や、健全と言う物が存在する事はないと言う事だと思います。現実の世界は、たといどんなに信仰が篤く、神が罪を赦されていたとしても、人間は何処までもおぞましい存在で、地上はどこもかしこも欲望が渦巻く修羅場であり、天国にこそ望みを託すべきであると言う事が教えられていると言う事ではないでしょうか。

というわけで今日はダビデの最愛の息子アブシャロム(ギリシャ語訳=アベサローム)の最期とその意味する事のご紹介でした。

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