原典聖書研究

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ソロモンの誤認

ソロモンの誤認 

今日はソロモンが神殿を建設し奉献した箇所を読みました。気になる箇所の直訳です。 

旧約聖書 ヘブル語原典列王記第一 8章19節 

19・薄い あなた 無い あなたが建てる その 家 その時 もし 息子あなた その 出て来るは から両腰あなた 彼 彼が建てる その 家 に 名の 私

旧約聖書 70人訳ギリシャ語原典 列王記 第一 8章19節 

19・しかしながら あなたは 無い あなたが確かに建てる その 家を、反対に それとも その 息子 あなたの その 外に来ている 出て その 横梁(or肋骨) あなたの、これは 彼が確かに建てる その家を その 名に 私の。

  今日は聖書全体の理解や聖書その物の評価に関わる大変重要な箇所です。翻訳をする前に、ここでソロモンが引用している父ダビデに語られた神さまの言葉の引用元にあたるサムエル記第二の12章13節を先ず引用し、これを翻訳にして、そのあとにソロモンが以下に神さまの言葉を変えて理解(あるいは引用)しているかに注目して見ましょう。

★引用元・旧約聖書 ヘブル語原典 サムエル記第二7章12節13節 直訳

12・として 彼らが満たした 手らあなた そしてあなたは寝る を 父ら あなた そして私が立たさせる を子孫あなた 後あなた 所は 彼が出て来る から 内臓あなた そして私が堅くさせる を 王国彼
13 ・彼 彼は建設する 家 に名私 そして私が徹底的に堅くする を(玉)座 王国彼 迄永遠

★上記の翻訳
12・あなたはあなたの父と同様に死ぬ。そして神である私があなたの後に子孫を起こす。彼はあなたの心から出て来る。そして、私は彼の王国を確立させる。
13・その彼自身が私(神)の名の為に家を建設し、私は彼の王座と王国を永遠に続けさせる。 

★ソロモンの引用(ヘブル語原典からの訳)

19・但し、あなたがその家を建ててはならない。それはあなたの息子、それもあなたの子種から生まれる子が私の名において家を建設する。

 ソロモンによって引用された神の言葉は随分と曲げられています。第一の問題点は神さまの言葉(サムエル記の方)にはダビデが死んでから起こる息子かなり後の子孫ですが、ソロモンの引用は実子(自分の事)になっています。それはあくまでもソロモンの我田引水解釈です。)

 第二の問題点は、建設されるのは「神の名の為の家」であってこれを宮や神殿と訳出するのも解釈に過ぎません。

第三の問題点は神さまが王と王国が永遠に続くとしていますので、ソロモンの事やソロモンが建設した建物の事で無いのは明白です。

  ここで確認をして置かなければなりませんが、聖書の中で神殿を表す時には「ヘイカル」という言葉が使われます。また幕屋には「ミシャカン」を使います。しかし、ここで使われているのは「ベス」で一般の固定された住居をさします。そうして、この箇所で神殿とか宮とか訳出されているのは全てベス(=家)でこれが同じ文脈で登場しているのに訳では違う語=神殿、宮、家と仕分けされています。その結果、あたかも神さまが神殿建設を命じられたかの様な訳になり、翻訳丈を読んでいる読者にその様な印象を与えるべく翻訳する人の意に沿う様に訳し分けられている点に大きな問題があるのです。

  更に神さま自身の言葉はどう見てもこのソロモンの建設する家に対して疑問と懸念を持たれていた事を聖書は記録しています。それは列王記第一6章の12節に「あなたが建てている」とその建設の主体があくまでもソロモンであり、神様はこの家(=神殿や宮と訳出されている)に神さまのご計画上の危機感を懐かれ警告の意味で、「建物ではなく神の言葉に従う事」を確認する為に預言者を通してソロモンに警告を語られているのです。

以下はその箇所の直訳。

「12節・ その家 その此の 所は あなたが 建てているは もし あなたが歩く 中で規定ら私 そしてを 判例ら私 あなたが作る そしてあなたが聴従する を 全ての 命令ら私 に歩く事の 中で彼ら そして私が立たさせる を 言葉私の 共にあなた 所は 私が徹底的に言葉した に ダビデ 父あなた」

  そうして大事な事はこの神殿がイスラエルの信仰の堕落に果たした大きな役割です。エレミヤ書の7章の4節に「『これは主の宮、主の宮、主の宮だ』と言っている偽りの言葉を信頼してはならない」と記されています。 その言葉はダビで王朝の消滅と国家の破綻の直前のの言葉ですから大変重要です。そうこの神殿に来る事で人々が満足し肝心の神の言葉をないがしろにしてしまったのです。エレミヤ書に記されている様に「ソロモンの建てた建築物は決して主の宮では無い」と言う現実があるです。

しかし、当時には「ソロモン神殿は神の宮で、イスラエルは敵に敗北する事は無い」と言う非聖書的な神さまを無視する無敵神殿思想にまで発展してしまっていたのです。その偽りの言葉がイスラエル(正確にはユダ)を席巻し、「無敵神殿思想」となり人々の神さまへの信仰の堕落を促進させ、結果としてイスラエル(正確にはユダ)はバビロンの王ネブカデネザルによって無残に
滅亡させられたのです。その結果、ソロモンの建てた神殿も紀元前597年に完全に破壊し尽くされたのです。永遠に続くどころか王国も神殿も300年あまりで地上から消滅したのです。その事からソロモンが建設した建物とその王家は冒頭のサムエル記7章12節に該当しない事は明白です。

  ソロモンの作った家は昨日見た用に深刻な環境破壊を惹起し、その上にイスラエルとユダの人々の信仰を堕落させる為には大変役立ったけれども決して神さまが望まれた物ではなかったと言う事が結論なのです。

 そして、それは歴代の教会や、キリスト教国にも当てはまるのです。神さまが王を任命しその王が神さまの為に大伽藍を建設させる等という事は初めから存在しえない絵空事であり、その様な事を言っているのは偽教師や、偽預言者にすぎないのです。 

  聖書は初めから神さまは神さまを信じる人の心を住処=宮や神殿(第一コリント3章16節=あなた方は神殿であり...)として住まれるのです。その人は平等で、人が人の上に立って支配するのではなく力有る物が弱いものの為に僕となって犠牲を払うべく神様は人間を創造されたのです。基本的なボタンの賭け違いがあって王制や神殿建設は根本から神さまの意に添わない物なのです。

考えて見ると分かる事ですが当時の王は律法権と司法権と行政権(軍事権)を掌握しており、この神殿建設によって宗教権を掌握して絶対君主制をより強化したのです。これだけの権限を持った生身の人間が当たり前の感覚でその権力を行使しのぼせ上がって強権による悪政を国民に強いるのは必然です。今日の情報の開示された社会ではこんな体制は維持出来ず、大抵の王国はその座を国民に奪還され退位させられてしまいました。そう聖書の教えによると現実には神さまの御心が成るのですから、王制その物が、その初めから間違いであったと言う事なのです。

参考 王権民願説 http://blogs.yahoo.co.jp/semidalion/24262885.html
王制の間違は以下参照(イスラエルの王制移行は人類の堕落やキリストの処刑と同じく第三の御心=神さまの意に反する神さまの御心=摂理をさす)
第三の御心 http://blogs.yahoo.co.jp/semidalion/24429632.html

  新約聖書マルコの福音書10章45節 (WEB、日本語は新改訳)
For the Son of Man also came not to be served, but to serve, and to give his life as a ransom for many.”
(新改訳)人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。」

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閉じる コメント(2)

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はじめまして、ご訪問くださりありがとうございました。
ヘブル語の原点から翻訳されているのですね。
凄いことで私には考えられないことです。
言語から見て色々訳がおかしいと思われる所があるわけですね。よく分かりませんが原典がどのように記しているかわ興味のある所で、時々お邪魔したいと思いお気に入りに登録させて頂きました。

2007/10/21(日) 午後 9:34 [ n77ichiro ] 返信する

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コメントを有り難うございました。翻訳と言うわけではなくただ原典を読んだ記念に一つ一つの単語の直訳を残しているだけです。お気に入りの登録も有り難うございました。

2007/10/21(日) 午後 10:35 [ 油食林間 ] 返信する

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