原典聖書研究

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真実は何か?

真実は何か?

 今日はソロモンの後を継いだレハベアル王の即位年と治世に関する疑問のご紹介です。早速直訳です。面倒な直訳に興味のない方は★印に進んで下さい。 

■旧約聖書 ヘブル語原典 列王記第一 12章1節 直訳 

01・そして彼は自分の為に来た 王は ロボアム  中へ シキマ、それは 中へ シキマ 彼らが来ている 全て イエフダー 王する事 彼を。

●旧約聖書 70人訳ギリシャ語原典 列王記第一 12章1節 直訳 

01・して 彼が歩いた レハベアム  シエケム(肩掛け) として シエケム(肩掛け) 彼が来た 全て イスラエル に王さした事 を彼  

▲旧約聖書 70人訳ギリシャ語原典 列王記第一 12章24節異本a 直訳 

24a・そして その 王 サルモオーン 彼が眠り続けている 共に その 父ら 彼の そして 彼が埋葬され続けている 共に その 父らの 彼の 中で 町 ダビデ。 そして 彼が王した ロボアム 息子は彼の 対して 彼の 中で ヒェルサレーム 息子は する所らの 6そして10 年らの 中で その 王 彼を そして 12 年 彼は王した 中で ヒェルサレーム、 そして 名 その 母彼の ナアナン 娘の アナン 息子の ナアス 王の 息子らの アムモオーン。 そして 彼は作った その 邪悪を 面
前に 主の そして 無い 彼が来た 中で 道 ダビデ その 父の 彼の。

■旧約聖書 ヘブル語原典 列王記第一 14章21節 直訳 

14章21節・ そしてレハベアム 息子のシエロモー 彼が王した 中でイエフダー 息子の 40ら そして一 年 レハベアム 中で王する事の彼 そして7 10 年 彼が王した 中でイェルシヤラィム その城塞 所は 彼が選んだ ヤハウエ に置くことの を 名彼 そこ から 全ての 棒(部族)らの イスラエル そして名の 母彼 ナアマ その アモニ(女)

●旧約聖書 70人訳ギリシャ語原典 列王記第一 14章21節  直訳 

21 ・ そして ロボアム 息子は サルモオーン 彼が王した 上に ユダ。 息子は 40 そして 1年らの ロボアム 中で その 王する事 彼を そして 10 5 年 彼が王した 中で イエルウサレーム その 町に、する所を 彼が外に選んだ 主は 置く事 その 名 彼の そこに 出て 全てらの 部族らの そのイスラエル。 そして その 名 その 母の 彼の ナアマ その アンマニテエの。

  ★レハベアムの即位と治世には、何か「隠されている事」が有る様です。その根拠は上記レハベアムの即位年と治世の記録が複数存在する事です。

ややこしいので原典の翻訳は止めてレハベアムの即位年だけを記します。「ヘ」=ヘブル語 「ギ」=70人訳です。

■へ:14章21節 41才で即位 治世17年
▲ギ:12章24節 16才で即位 治世12年(異本)
●ギ:14章21節 41才で即位 治世15年

  他にも記述が有りますが、今日はこれだけで止めておきましょう。一体何が真実なのかは闇の中です。一般にヘブル語原典のマソラが信頼されています。それで良いかと思いますが、しかし70人訳のギリシャ語原典も侮れません。その根拠は70人訳が訳された中心都市のエジプトのアレキサンドリヤにはおそらくエジプト王家の公文書が保存されており、それが翻訳段階で参照されたフシがあるからなのです。特に日ご紹介する列王記の第一の12章はヘブル語原典と70人訳ギリシャ語原典を比較してみるとギリシャ語原典の方が 何と24節以下に23の「相当長い節」が加筆されているのです。

  参考は以下 http://bible.co.jp/bible/lxx/1ki/1ki12.htm

  そしてそれらには、ヘブル語原典よりも詳しいと思われる部分も有り解明が待たれる所です。

さて本論に戻りましょう。上記に記した様に「即位年で25年の、治世で5年」もの食い違いが有るのです。そして、この事から言える事は「ソロモンの後継者選びは、おそらく単純ではなかった。」と言う事ではないでしょうか。

 ソロモンの妻達は殆どが周辺諸国との政略結婚です。その妻の周辺には出身国の謀略が渦めいています。特に70人訳はエジプトで訳出されただけに「ソロモンに敵対した人々は悉くエジプト王の庇護をうけていた事」が詳細に書かれており、70人訳の加筆部分(他の章にも有る)は殆どがその記録です。

 そんな中、52才で(おそらく死因は心臓発作か脳溢血)突然死したソロモンが、後継者を指名していた事は余り考えられません。彼の死後すんなりと後継者が決まったとは考えられません。大勢の妻にはそれぞれの背後に近隣国家の謀略が有りました。そうでなくとも妾達の子供も多くいて、相当混乱したのは当然です。おそらく数年間は権力闘争が繰り広げられ、そうしてその権力闘争(兄弟の殺し合い=サムエル記第二、12章10節のナタンの預言通り)が収まってからレハベアムの即位が決まったのでは無いでしょうか。それ故、「どの時点を持ってレハベアムの即位とするか」が観点によって相違するのではと勘繰りたくなります。

特に即位の式典が、ダビデやアブシャロムが即位したヘブロンでも無く、ソロモンの即位したギホンの泉(エルサレム)でもなく、イスラエルの地理的中心都市で最初のイスラエル王アビメレク(一般には彼は王と認められない)が即位したシエケムでした。このイスラエルで最も由緒ある「大都市シケム」が選ばれているのにも何か相当の理由が隠されているでしょう。

そして、気になるのは、重大な混乱があった為か、即位の式典という重大事の式典が「何故シエケムで行われたのか?」その理由が一切説明されていない事も不思議です。こんな重大な出来事が初めから書かれていなかったと言う事はあまり現実的ではないと思います。

 そして、それらが書かれなかった(あるいは削除された=編集者によって)のには、「何らかの意図があってそうされている」と言う事なのです。聖書を殆ど知らない一般の国民や聖書の読者に「若死にしたソロモン王の後継問題が噴出して見苦しい争いが成された事を知られたくない人々がいた」からではないでしょうか。

逆に言うと「聖書を編集した立場の人(おそらく王)が、王家の不祥事が露顕すると王権の存続が危うくなる危惧が有ったので、国民の目から王家の不祥事を隠した。」と言う事ではないでしょうか? その反対の出来事としては、英国の革命やフランスの革命では王家のスキャンダルが暴露されました。

  というわけで、どうも聖書はダビテ王家の不祥事やスキャンダルを意図的に曖昧に記録している様です。そこには何者かの意図が隠されており、表面上を読んでいると疑問も問題も気づかない様に辻褄は合っているけれども、よくよく聖書を調べて読むと、なんとも不可解な記録が随所に残されているのです。
  
 それに輪をかけて、聖書翻訳者はことさらにダビデ王家や初代教会のトラブルやスキャンダルを曖昧に訳出しており、大抵の人はそれらの記録に全く気づかないで読み過ごしている様です。

と言う事で今日も聖書の読み方について考えさせられることのご紹介でした。

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はじめまして。
きょう偶然ここを見つけました。
ソロモンが突然死だったこと気づきもしませんでした。その後の混乱の可能性も。
聖書を読むとき原文ではどの様になっているのだろう、異なる読み方が可能なのだろうか、何がわかって何がわからない(翻訳者の解釈)なのか、欲求不満のまま読み進めていました。
原文(に近い)を読めたとしても解らないことだらけなのだろうけど・・・
お気に入りブログに登録したいのですが構いませんか?
これから過去記事を読むのが楽しみです。

2007/10/19(金) 午後 9:15 [ - ] 返信する

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よくおいで下さいました。またお気に入り登録も感謝します。サイトにもお邪魔しました。こちらこそ宜しくお願い致します。ソウソウ「黙読から異端がはじまった。」と言うページは驚きました。元のページにも行ってきましたが本当にそうだと思います。そちらにコメントを見て頂かないと私の言葉の意味を誤解されそうですので是非あちら様のコメントもご覧くださいね。

2007/10/19(金) 午後 10:06 [ 油食林間 ] 返信する

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失礼します。

「ビジネスを活かす・私の聖書体験」のご案内
ご笑覧ください。
http://www4.ocn.ne.jp/~kokoro/ 削除

2008/6/17(火) 午後 11:01 [ あだち ] 返信する

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