原典聖書研究

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ギリシャ語の王道(横道?)その第二

 ギリシャ語のアルファベットは完璧に覚えられましたでしょうか? ギリシャ語の学びでどうしても覚えなければならない最低限の事があるとしたらこのアルファベットだと思います。これさえ覚えれば後は簡単な文法を理解するだけでギリシャ語の読解が出来る時代なのです。

  昨日に引き続いて今日はギリシャ語の王道(横道?)の具体的な方法をご説明したいと思います。

★覚える動詞の活用変化は6つのみ。

  さて、ギリシャ語で大変な動詞の3千ある活用変化の中でこの講座では6つ丈しか覚えません。

★名詞や代名詞形容詞の変化は30のみ 

 また1000以上在る、名詞、形容詞、代名詞などの変化形もなんと合計でたったの24個しか覚えないのです。覚える活用変化は動詞を加えて全てで30個と言うことなのです。

★しかも30個を覚えるのに50日をかける。

  しかも、この30を覚えるのに今までのクラスでは7週間を費やしました。50日もの時間を費やすのです。普通の大学や神学校のクラスでは1000個は覚え無ければならない期間です。

★残りの前置詞の20個を加えて覚えるのはたったの総計50個だけ! 

  講座の最後に前置詞を纏めて一回で20個覚えてしまいます。今までの動詞と名詞形容詞類を加えて総計50で記憶は完了です。後は最終回に動詞の時制と法と態の意味を書いたプリントをお渡しして初級文法はおしまいナノです。 

★覚える活用や変化の分量は普通のギリシャ語のクラスので課される全5千の活用変化形の1/100の50個丈です。

 ●こんなことで世界一難解なギリシャ語が読めるのでしょうか?●

  ■もしギリシャ語が世界一難しい言語なら読めるはずがありません。しかし、■もしギリシャ語が世界一簡単な言語なら読めるかも知れません。

  実際に教会ではこんな簡単なクラスを受けた小学生の低学年から80歳を越えるお年寄りが、初めて学ぶ外国語として新約聖書のギリシャ語の原典を自分で読んでいるのです。そして、新約聖書の翻訳が原典と比較すると明白に随分と狂っていることを自分で発見し、原典の学びが14年も続けられているのです。

  きっと、どこかの神学校の偉い先生が聞いたら卒倒してしまうかもしれませんが現実なのです。いや、早く言ってしまうと手抜きなのですが、これだけ手を抜いても、神学校のギリシャ語の初級クラスの修了者と全く同じ程度にギリシャ語は読む事が出来るのです。

  その理由は、ギリシャ語には「沢山の便利な道具」があるからなのです。その一番重要な物は、普通の神学校では「実力が付かないから使わない様に。」と言われているアナリテイカルレキシコン(逆引き古語辞典)を使う方法だけを学ぶからなのです。

  ギリシャ語には王道があったのです。これさえ使えば、ギリシャ語は世界一簡単な優しい言葉になるのです。 しかし、此処から先が大切なのです。

  ★簡単ですが最初は結構時間がかかります。

  この道具 「アナリテイカル(逆引きギリシャ語辞典)レキシコン」を使ってギリシャ語を読み解くのは結構時間がかかります。もしギリシャ語聖書の原典の何処かの章の一節を全てこの辞書を引きながら解読すると初めての方だとたったの一節に大体1時間から2時間が必要です。

  ギリシャ語の一節には大体20個程の単語が使われているからなのです。その20の単語一つ一つをこの辞書を引きながらその単語が名詞か形容詞か動詞かと言うことを調べ、性や数や格を決定し、動詞では人称や時制や法や態をその単語の下に書き出すのです。そして判明した語根をギリシャ語辞典で調べてその単語の意味をその語の上などに書き出します。全ての単語の下調べが終わると、今度はあとは上に書かれた単語の意味の順番を日本語風に並べ替える丈で翻訳が出来るということなのです。

  慣れれば、時間と共に調べに要する時間が少なくなります。しかし、それでも大抵の方は一節に30分は必要です。

私は毎朝、聖書の原典でデボーションをしています。日本語で読んでも、ギリシャ語で読んでも新約聖書の簡単な箇所で有れば十数分で3章ほど読み進むことが出来ます。一節を読むのに十数秒です。

  ギリシャ語を33年もやっているのですから当たり前です。しかし、一番最初は一節を調べる毎に1時間はかかりました。何も道具は使わず頭で変化表をたどりながら辞書と首っ引きでした。

と言う事は、一生けんめい全変化を覚えても、初めからアナリテイカルを使っても結局ギリシャ語を読みはじめた最初の所要時間に大差は無いのです。さらに何方でも長い年月をかけて読み続けさえすれば進歩に大差は無いのです。

   ★学生達は隠れてアナリテイカルを使っていた。
  
  ちなみに昨日ご紹介した神学校の同級生たちは教授に禁じられていたアナリテイカルを初めから購入しそれに便り切りで講読クラスの準備をしていたのです。そして、卒業と同時に大抵の牧師さんはそれすらもやめてしまうので何年たっても実力が付かないのです。

だから、初めからそのつもりでアナリテイカルを使用する方法を取り、それを継続するという努力を
続ければ、いちばんの難関である難解な単語の活用変化を覚える事をパスしてギリシャ語に親しむ事が出来るのです。

★しかも、最初からアナリテイカルを使いながら一節を読解するのに要した時間はなんと神学校の講読で下調べをしている神学生達と同タイムの2時間で1節が調べおわるのが実際なのです。

  神学校で苦しみながら変化を覚え、それが出来切れずに、結局アナリテイカルに頼りきっていた友人たちも、私の教会で簡単にギリシャ語の学びを終えて、ギリシャ語を読み始めた人たちの所要時間も全く同じなのです。

  それは当然です。両者は全く同じやり方でギリシャ語聖書に取り組んでいたのですから。

  だったら、初めから困難な膨大な変化表の丸暗記は放棄して、アナリテイカルの使い方を教えれば、結果は全く同じことに成るのでは無いでしょうか。そしてギリシャ語に親しみ慣れる方が重要です。

 逆に、無理をして、散々ギリシャ語を苦労して暗記して、教授に禁じられたアナリテイカルを良心の咎めにさいなまれながら隠れて常用し、心を痛めながら必須科目のギリシャ語を歯を食いしばって及第して卒業したら、もう二度とギリシャ語は見たくなるなるのは必然です。

  ★結論★  

 だったら、初めからアナリテイカルを推奨し、簡単な説明と最低限の暗記だけで、ギリシャ語で原典を味わう喜びに親しめばその結果がギリシャ語が面白くなり、その結果長く続ければ、いずれ繰り返し調べた単語は身につき、調べに要する時間が減少し、いつのまにか自然にギリシャ語がわかるようになるのは当たり前の事なのです。

  ★さらに手抜きの指南★ アナリテイカルも使わずに原典が読めます!

 そして、アナリテカルを引く手間を省くためにより便利なツールとして「直訳」を作りました。この直訳の読み方を知れば、後は一切アナリテカイルを引く必要なくギリシャ語の単語の全意味を瞬時に知ることが出来るようになっているのです。

直訳 http://bible.co.jp/bible/ (ギリシャ語原典へのリンクあり)
  
  現在は未校正の直訳ですが、新約聖書の全巻と旧約聖書と70人約ギリシャ語の1/3が出来ています。このまま進める事が出来ればあと3年程で聖書聖典の全巻が完了します。

  教会の方がこれだけを見てクラスの予習をして来るとあまりに簡単なので諸所にミスタイプや変換ミスを放置してあります。それはこれに頼りきらず自分で苦労して辞書を調べていただきたいからなのです。しかし、教会もだいぶ実力も着きました。そろそろ校正に取りかかりギリシャ語を知らない方もこれを見るだけで原典の読解が出来る様にしょうと思います。

★直訳の読み方が分かればさらに原典が簡単に理解できる。★

  ギリシャ語やヘブル語の原典の学びはこの直訳でほぼ5割は完了します。
何故なら直訳には原典のギリシャ語の変化や時制や様々な文法が日本語の言葉に置き換えられて一目で原典がどうなっているかが分かる様にしてあるのです。★直訳利用の手引きはこのギリシャ語講座の中に織りまぜて順次ご紹介します。★

しかし、直訳が使えた丈で聖書原典が読みこなせたわけではありません。本当に原典が面白いのはこの先ナノです。

直訳に使われている日本語変換された単語の意味はギリシャ語原典の基本語彙で記しましたので、だから大抵の単語は直訳の文中では意味不明ナノです。この直訳が読めてから、その先にどう訳す=理解するかがギリシャ語やヘブル語の本当に面白い所なのです。

 その時に用いるのがコンコルダンス=聖書語句索引(もちろん原典の語句索引)です。その語が用いられている聖書語句を探し出して(聖書語句索引にはその語の用いられている全聖書箇所が列挙されている。=直訳は全箇所同じ語に訳出してあります。)その語の古代の用法からその語の持つ現在の言葉の本当の意味を見つけ出すのです。

  こんな学びをしていると直に気がつくことですが、有名なレキシコン(古語辞典)もやはり不完全で自分でコンコルダンスを引いて学ぶと新しい発見が多く本当に深い聖書の学びが出来ます。

  また、原典を読んでから優れた注解書を読むと、本当に聖書理解が深められます。

  もちろんこの直訳丈でなく、インターライナーやパソコンを使った原典聖書研究のツールも活用すればより簡単に聖書原典研究が自分で行えると言うことなのです。

  そのために必要な最低限のギリシャ語知識を知ることがこのギリシャ語の王道(横道)であると言うことなのです。

  ★明日は、早速動詞の6つの変化をご紹介する事にいたします。これは一週間かけて覚えるほうが良いと思います。しかし、もし先を急がれる方が多ければ覚えることを飛ばしてどんどん先に進む事も可能です。もし皆様のご要望が有れば一課毎にに一週間を置かずして、3日程度毎に一課を進める事も可能です。どしどしご意見をにコメントお寄せください。

  ★具体的に用意する道具=アナリテイカルやレキシコン等は追ってご紹介します。 

 と言う事で今日も長くなりましたがギリシャ語の王道(横道?)のご紹介でした。

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閉じる コメント(7)

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私は、今日で前置詞が終わりです。図を使って簡単に覚えられました。ありがとうございます。
明日から、最終段階に入ります。
勝手ながら、どんどん先に進むことを希望します。

しかし、1週間希望の方がいればそちらを優先してください。
私は一週間かけてじっくり動詞の変化の練習をしました。
とても楽しかったです。 削除

2007/12/8(土) 午後 8:24 [ 円 栗巣塔 ] 返信する

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了解です!!

2007/12/8(土) 午後 10:49 [ 油食林間 ] 返信する

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アナリティカルというものの存在を知らず、使ったことないのを除いて、
ぼくの勉強方法とまったく同じです!
要するに「便利な道具」を駆使して読む。
ぼくの場合、「便利な道具」とは文法書の変化表と、細かく何でも載ってるオックスフォード辞書です。
そういう方法でラテン語もギリシャ語もやっています。
あとは時間と慣れで単語力はつくだろうと思っていました。

ギリシャ語は、
このごろインターリニア聖書を上記の方法を読んでいたら、(インターリニア訳は参考にしてるのです。)
また原文が一人で読めるようになったので、
プロティノスに挑戦しています。
独力で読めなくなっていたのは、要するに細かく詳しすぎるオックスフォード辞書を調べるのを避けていただけでした。
しかし油食林間さんにアドバイスをいただいてるうちに、
「そうだ、辞書に鉛筆で線を引いて調べやすくすればいいんだ」と気づき、
以来、辞書を調べるのが億劫でなくなりました。

2009/1/24(土) 午後 2:23 [ ダクセルくん ] 返信する

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哲学の文は、ラテン語もギリシャ語も、
文法的には簡単なのです。
それは油食さんも言っておられるように、
ヨハネ福音書が、内容的には難しいかもしれないが、ギリシャ語としては最も簡単である、というのと同じです。

2009/1/24(土) 午後 2:25 [ ダクセルくん ] 返信する

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dakuserukun様 頑張ってますね!! 語学はやり方も大切ですがやはり、使った時間が物を言いますね!!
哲学書はプラトンの物やピタゴラス等を時々読みます。文法や単語の意味は分かりますが言っている事が分かりません!! 爆!!

とくにピタゴラスの数学はワケワカメです!! 爆!! 私数学は苦手ではないのですよ!! たぶん考え方が分からないのだと思います。

2009/1/24(土) 午後 2:40 [ 油食林間 ] 返信する

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哲学の本は、じっくりはじめからずーっと読んでいかないと、
指示代名詞が何を指しているのかについて全然判断のしようがない、
そういう書き方をしてる本が多い感じです。


やはり語学は費やす時間が物を言いますか。
継続、長つづきさせるには、
日々、「もっと楽な勉強のしかたはないか」と楽なやり方を考え工夫していかないといけませんね。
肉体的につらいやり方では長続きしようがないし、
無理に長つづきさせると体を壊すからです。

2009/1/24(土) 午後 3:19 [ ダクセルくん ] 返信する

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dakuserukun様 そうですよね!! 語学は楽しいからやっているのであって難行苦行では続きませんね!!

2009/1/24(土) 午後 3:29 [ 油食林間 ] 返信する

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