原典聖書研究

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名詞の活用 

 さて、昨日お話したようにこれからの6つの課は全て同じ形の変化を繰り返して学びます。

  ■今週は男性名詞の活用変化を10個 

  ■次週は女性名詞の活用変化を10個、

  ■次々週は中性名詞の活用変化を10個を学ぶのです。

  ■その次の課では形容詞の活用変化形を30個一度に学びます。
   形容詞の変化は名詞の変化と形が全く同じです。

  ■その次の課では冠詞の活用変化で形も数もほぼ同じ30個です。

  ■その後に代名詞の活用変化形で大半はよく似た30個です。
  
★同じ変化を6回も繰り返して学ぶのです。

 大抵のギリシャ語の教科書では一課で終えてしまう簡単な変化です。

  一般のギリシャ語の学習方法とは反対の事をしているのです。一般のギリシャ語のクラスで厖大な時間をかけて学んでいる、超難解な動詞の活用変化は一回でパスします。反対に一回で終わっている簡単な名詞、形容詞の単純な変化に数倍の努力を費やしているのです。

  今日はその理由をお話しなければ成りません。それは、実際の新約聖書のギリシャ語のテキストに登場する語の頻度は難しい動詞の変化形よりも簡単な変化の名詞や形容詞の方が圧倒的に多いのです。

  だから簡単だけれども、繰り返して登場する名詞、形容詞、冠詞類の変化を習得するのに時間を費やしているのです。これらは意味も変化も実に簡単です。しかも、ほぼ同じ変化をしているのです。しかもその登場頻度が多いのです。だから大事な事に沢山の時間を費やしているのです。

これがギリシャ語の大半ナノですから、これをしっかり覚えれば、実際のギリシャ語の原文を読むとき、それぞれの単語の働きや意味のほとんどが辞書やアナリテイカルを使わずして分かると言う次第なのです。

  これらの変化形が分かれば、後に残るのは、難しい動詞の変化形だけです。おそらく名詞、形容詞などの意味が分かった段階で動詞の人称や時制も見当が付いてしまっています。しかも残った時間は動詞に集中するゆとりが出来ます。一節で一語位はアナリテイカルや辞書を引くのは苦にはなりません。だからこんな風にしているのです。

  これがどれほど大切かを数量的にお話ししてみましょう。例えば冠詞ですが一つの節に平均3回ぐらい登場します。新約聖書全体の節数を一章平均30節として216章在るわけですから、登場する冠詞の数は3回×30節×216章=21600回が冠詞の新約聖書全体の登場回数です。と言うことです。聖書全体が以前ご紹介したように137490語ですから名詞類の変化だけ理解したらもう聖書全体の20%程も理解してしまった様なものです。

  それだけではありません、冠詞には殆どの場合形容詞や名詞が伴いそれと同形ですから名詞形容詞の働きも判明してしまいます。当然冠詞、名詞、形容詞、代名詞等の文中の働きも判明するわけです。もうこれだけで20%×4=80%理解できてしまうのです。

   特に、聖書記者たちは不規則変化のややこしい名詞の変化形には、その直前にわざわざ冠詞を付けてくれている事が多いのです。そう、名詞の変化の意味が分からなくても、その前に在る簡単な冠詞変化形を見れば、名詞の変化もそれと同じですから、それが何を意味しているかが分かる様にしてくれているのです。

  この様にしてギリシャ語の聖書中の文章の80%が理解できてしまえば、後の動詞などはわかってしまった様な物です。私たちが日本語でお話ししていて80%も意志が通じれば十分ではないでしょうか?

  だから、ギリシャ語で一番大切な名詞や形容詞の変化形は皆共通でしかも、単純明快なのです。 

★「ギリシャ語が世界で一番優しい言葉である」と言うことがお分かりいただけたかと思います。

  一般のギリシャ語のクラスではこれと反対の事をするから、ギリシャ語は世界で一番難しい言葉になってしまうのです。

  ということで今週はギリシャ語の一番登場頻度の高い名詞の変化が大切だと言う事のご説明でした。とりあえずこの変化を繰り返し練習して親しんで下さい。

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