原典聖書研究

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ギリシャ語に品詞無し

ギリシャ語に品詞無し 

  今日で男性名詞の変化の学びは終わりにして、明日はいよいよ女性名詞の変化に進みたいと思います。

  所で、以前にもお話ししましたがギリシャ語を学ぶのにあまり動詞や名詞と言う品詞の事は気にしない方が良いと申しました。 ギリシャ語には語幹があってそれに接続する語尾によって一つの語幹に異なった品詞の働きをさせているからなのです。

 もちろん、こんな変な事を言っているのはおそらく世界中で私一人だと思います。そうして大抵のギリシャ語の辞書(古語の場合はレキシコンと言います。)にも単語は品詞別に並べられて、それぞれに異なった訳語が記されています。

  しかし、長い間ギリシャ語を読んでいて、このヨーロッパ系の言語を分析するための方法=品詞別の単語の理解には疑問を持つ様になりました。「本当にギリシャ語には品詞が在るのだろうか?」そういう疑問を持ちながら辞書を引き引きその語幹を見定めていくと、私は「ギリシャ語には品詞は無い」と思う様になったのです。

  いや少なくとも、そんな物を意識しない方がギリシャ語は分かりやすいと言う事なのです。

 比較の為に私達が普段使っている日本語についてちょっと考えてみたいのです。

  私たちが普段会話する時に品詞なんて意識するでしょうか? 頭で考えている事柄を言葉を自分勝手に羅列した言葉で口から音声にしているだけでは無いのでしょうか。

  当然聖書が記された時代のコイネーグリークも庶民の会話専用の言葉ですから私たちが今使っている話し言葉の日本語と全く同じ使われ方をしていたわけです。

  大抵の日本語の単語はそのままで名詞になったり、形容詞になったり動詞や副詞になったりします。

例えば「健康」と言う言葉は、「健康に成る為には健康的な生活をして人は初めて健康になるのです。」と言う言葉を考えてみましょう。

  私は日本語の事は分かりませんがこれをギリシャ語風に分析すると

  最初の健康は名詞  
  次の健康は形容詞 
  最後の健康は動詞

 としての働きを文中でしています。ギリシャ語もこの点は日本語と全く同じです。一つの言葉を 

  名詞に使う時には語幹に名詞語尾
  形容詞にする時には形容詞語尾
  動詞にする時には動詞語尾をつけると一つの言葉が複数の品詞の働きをしてくれるのです。

 だから品詞として単語を分別して覚えるよりも一つの単語の語幹の意味を理解してそれにつけられている語尾でその語が文中でどんな役割をしているかを見つけた方がギリシャ語の理解が簡単なのです。その上に覚える単語の数も少なくて済みます。

  これは日本語の体言や用言という文法上の分類に似ているのではないでしょうか。 ギリシャ語は英語などの北欧系の言語の言語学的分析方法の品詞と言う言葉の分類にはあまり馴染まないと思えるのです。

  日本人にはギリシャ語は日本語と同じ感覚で言葉の語幹にテニオハと同じ働きをする名詞語尾をつければ名詞、「しい」や「的」と同じ働きをする形容詞語尾をつければ形容詞、「する」と同じ動詞語尾を語幹につければ動詞と言う感覚でギリシャ語を捕らえた方が簡単だと言う事なのです。

  きっとこの様なギリシャ語の理解には難しい学問上の疑義があるかもしれません。「ウラルアルタイ語族の膠着語」とか何とか言う難しい学問の世界の問題になってしまうのかもしれません。しかし、実際この認識方法でギリシャ語を学ぶと随分と記憶する分量が少なく、その上応用が効いて、ギリシャ語の文章の理解が本当に簡単になります。

 と言う事で今日はギリシャ語には「品詞は無い」語尾によって文中の働きが決定されるので日本人の私たちには大変馴染み易い言葉であると言う事のご紹介でした。

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