原典聖書研究

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アナリテイカルの使い方

今日は英文アナリテイカルレキシコンの使い方を簡単にご説明します。
上の写真は私が持っている英文アナリテイカルの本文の一番最初のページです。

一番最初に記されているのはアルフアベットのαの説明です。

その下の次の項目は次の様になっています。

   (★はアナリテイカル  ●は辞書=レキシコンを見ている所です。)

★α, nom.or acc.pl.neut. (§10.tab.J.g) ・・・ οs

  α   最初の言葉が聖書の中に登場している文字です
   ,  は項目が変わる事を示しています。
  nom.  次に書かれている言葉は英語のnominative の略語で
      「. 」は語が略されている事を示しています。
     これは主格=「〜は」または「〜が」を意味しています。
  or   その次の or は又はで同形のギリシャ語が
     もう一つある事を示しています。
  acc.  はaccusativeの略号で 対格を意味しています。
  pl.  は複数 
  neut.  は 中性 を示しています。 
 (§10.tab.J.g) その次に書かれているのはこの語が
       どの変化表に該当するかのヒントです。 

  οs  この最後に記されているのが辞書に乗っている
     此の語のいわゆる原形です。
   
●日本語のギリシャ語辞書でこの語=★οsを引いてみると
    織田氏の辞書では416ページに出でいます。

 最初に書かれているのがこの語の意味で 
  「限定的」と言う事で次に記されている「関係代名詞」と言う品詞に該当します。 
  その後ろに数字を付して記されているのが新約聖書中の用例です。

  気筬供Δ和臺類´△中分類、a,b,が細目分類です。
    その中に聖書の引用箇所が書かれていますのでその箇所の意味を当てはめれば良いわけです。

  兇劉Г痢f)ではルカ1章20節の用例で「〜の理由で」と訳出するのが一般的と言うわけです。

■さて今度はこの★ページの一番下に在る αγαγειν アガゲインを見てみましょう。

  ★αγαγειν,aor.2,inf. (§13.rem.7.d) ・・・ id.

      となっています。最初の

  αγαγεινは聖書に記されていた調べている言葉です。

  aor.2, はaoristの略で.はこれが略させている事を教えています。
これはアオリスト過去=不定過去の意味です。
      その意味は第10課で説明します。
      後ろの 2,はアオリスとの変化形の種別が
      第二アオリスト である事を意味します。
      注意:アオリストの変化形が第一でも第二でも
     意味には全く無関係ですから無視して下さい。)
     「,」に注目して下さい。ここまでが文法の
      動詞の時制と人称と変化の部分です。
  inf.  はinfinitive mood の略で
      「動詞の不定法=〜する事」と言う意味です。
 (§13.rem.7.d) は動詞変化のパターン分類を記したもので
       無視して下さい。
 ・・ id. は英語のidem の略で 「同上」で
      「一つ前or上 の項目の単語を見て下さい。」と言う事です。
  一つ上の単語は αγω となっていますからこれを辞書で引きます。

● 織田さんのレキシコンでαγω を引くと、7ページの中程にある「‘海」と言う言葉である事が分かります。

とするとこの言葉の意味は動詞+アオリスト+不定法 「導く+た+事」ですから★「導いた事」★ となります。

ヨハネ10章16節にもこの言葉の同形が登場しています。こんな面倒な事をするのが大変なら直訳をご覧ください。

  http://bible.co.jp/bible/nt/index.htm

この表のヨハネの箇所の10章をクリックして頂くとヨハネ10章の直訳が表示されます。そして下の★の箇所をご覧下さい。

16 ・ そして 他らは 羊らは 私が持ち続けている 所らは(を) 無い彼が存在し続けている 出て その 前庭 これら。そしてそれらは(を) 彼が必要であり続けている 私を ★導いた事★、 そして その 声の 私の 彼らは確かに聞いた、 そして 彼らは確かに起きる 一は(女) 群れ(女)、一は(男) 群れは(男)。  

原典では  αγαγειν が使われていて、その意味は 「導いた事」第二変化を取る動詞 αγω のアオリスト 「アオリスト=導いた+不定法=事」で「導いた事」となっています。

■ ですから、まあ一生懸命アナリテイカルを引いて、レキシコンを引いても、また直訳を見ても★結果は全く同じ★と言う事です。

だから、週末の木曜から土曜日になると日曜の礼拝の御用の準備に沢山の牧師さんや神学校の先生方が私のこのささやかな直訳を主日の御用の参考に用いて下さっていると言う事なのです。

以上ですが簡単なアナリテイカルの使い方のご紹介でした。

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閉じる コメント(3)

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早速、説明をいただきありがとうございます。
私の辞書とは違う辞書のようですが、内容はだいたい同じです。
使い方はよく分かりました!
後はすべての略語が分かれば大丈夫だと思います。
アナリティカルの中身をパラパラめくって見ていると、どうやら略語の説明らしきものを見つけました。
absol., absolutely,without case or adjunct
acc., accusative case
act., active voice
adj., adjective
...., ........
...., .......
...., ........

という具合にアルファベット順に並んでいます。 削除

2007/12/27(木) 午後 7:14 [ 円 栗巣塔 ] 返信する

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略語の説明有りましたか! これの日本語との対象表が有りますので近々このブログにアップしてみますね! 明日は中性名詞の変化ですからその次の日にでも!

2007/12/28(金) 午前 1:22 [ 油食林間 ] 返信する

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どうもありがとうございます。
楽しみに待ってます。 削除

2007/12/28(金) 午後 9:01 [ 円 栗巣塔 ] 返信する

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