原典聖書研究

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エリコ攻略

エリコ攻略 ヨシュア記6章20節

以前「赤い紐」のところでお話しした続きです。

参考 http://blogs.yahoo.co.jp/semidalion/1944624.html

ヨシュアがエリコ偵察に遣わした斥候が遊女ラハブの売春宿の窓に結びつけた「赤い紐」は原文では「測量紐」である事をお話ししました。 今日は、その赤い紐が役立つ日の事をお話ししたいと思います。
 あの偵察がおそらく1400年の陰暦の4月3日の三日月の日でした。エリコの売春宿の窓から逃れた二人の斥候は山地に3日身を隠し、探索隊がエリコの城塞に引き上げてからヨシュアの元に無事帰還しました。その事を報告したと訳出されていたのがヘブル語では「セフエル」と言う言葉でした。

  セフエルというこの言葉は本来「数える」と言う意味で正確な文書による報告を意味します。おそらく彼らは測量したエリコの城塞の詳細構造や都市の内部の様子を積算(セフエル=数え)して正確に報告したのでしょう。

  難攻不落の城塞都市であったエリコの攻略にヨシュアが神様に示された方法は実に簡単な物でした。

「契約の箱を担いだ祭司12名と角笛を吹く祭司7人が6日間毎日エリコの城塞の周囲を一周し、七日目には7回周囲を廻り、その後に鬨の声をあげる」というだけです。全くおとぎ話のようなふざけた戦略に見えますが、その結果はエリコの城壁が崩壊すると言う結果をもたらしました。

 聖書研究に熱心なグループではまことしやかに「これはヨルダン地溝帯のプレート境界地震だ」と言うのですがあるいはそうかもしれません。しかし、聖書に記されている記録には一言もその様な自然災害を忍ばせるものはありません。冒頭のヨシュア記6章20節には単純明解に「城壁が崩れた」とだけ記されてます。

  私はそれ以上何の解説も不要であると思います。その理由を説明しましょう。ヒントは実はあの測量用の「赤い紐」なのです。ヨシュアは40年前に、出エジプトの直後の12人の偵察隊のメンバーでした。あの時、ヨシュアとカレブ以外の10人の斥候たちは、「カナンの地攻略は不可能」と主張しましたが、ヨシュアとカレブは「簡単に出来る」と対立意見をモーセに具申しています。そして、今回の偵察ではカナンの地の代表都市城塞のエリコの城壁を測量させ防備の状況を正確に報告させたのです。

  ヨシュアが自分が40年前に見たカナンの地の巨大な城壁を再度調査させた目的と理由は明解です。見かけは大層立派な城塞都市ですが、現実にはかなり無理な構造でおそらく地震などが無くても城壁が自然崩壊する事故は頻繁に起きていたと思われるのです。

そしてその脆弱性を熟知したヨシュアは40年の間に世代交代した若い指導者たちを説得するためにあえて第三者に城壁の詳細な構造を調査させその実態を目に見える形にして報告させたと言うことなのです。

そして、イスラエルの全軍はヨシュアが示した一見愚かと思える戦術で難攻不落の大二重城壁のエリコ攻略を実行に移したのです。緻密な計算に基づいていたのです。城壁の周囲を威嚇しながら回る作戦は敵の戦意を消耗し味方の被害を最小限にするために大変有効な攻略方法であった事がわかります。

 エリコの城塞の防備にあたっている市民たちにとって、ヨシュアの率いる60万近いイスラエルの軍隊とその最精鋭にあたる約5万のルベンやマナセの正規軍に加えて、連日の祭司や契約の箱の周回は本当に不安を増大させた事と思います。エリコの市民は町の城壁が外からは大層頑丈に見えるけれども実態をしるエリコの人々の心はもはやこれまでと恐怖に苛まれ覚悟を決めていた事がわかります。

そして当初は理性的になりをひそめていた住民たちもイスラエルの心理戦の手中にすっかり陥り動揺し、理性をすっかり消失して城壁の脆弱性を気にする余りエリコの住民達はパニック状態に陥り、何もしないでいることができず、必死になって投石用の厖大な石材を城壁の最上部に運びあげてしまった事でしょう。当然攻城に対して煮えたぎる油を浴びせかける為に大釜や燃料も城壁の上に運ばれていたのです。

それが数日も続き、更に7日目にはいよいよ攻め入ると思わせられ、更にいっそう防御用の資材を城壁の屋上に配備し、同時に多くの兵士がそこに集まったのです。そして、イスラエル軍が時の声をあげる夕方近くには、城壁の安全荷重を遙に越える物資がそびえる城壁の最上部では過剰に積み上げられていたのです。

あとは大きな声をだしてエリコの住民を震え上がらせると更に多くの兵士が城壁に登り過大な加重が城壁にかかると、当然城壁は厖大な荷重に耐えかねて自然崩壊を起こしたと言うことなのです。

  と言う事で、エリコの城塞の城壁の崩落は極当たり前の出来事でした。 

それを緻密な計算で察知し、測量までして7日で崩落するとおっしゃった神様の言葉の真意を理解してその通り行動を命じ反対する人々を上手く説得したヨシュアは流石です。

  もちろん、人間が最善を尽くしていくら計算してもそれがその通り現実になる確立は僅かです。しかし、神様の言葉通り、聖書はその事が現実となってエリコの2重の難攻不落の城壁が呆気なく崩落した事を記しています。本当にこんなもろいということをヨシュアが40年前に看破していた眼力には恐れ入るばかりです。

  今日の、国家の防衛戦略や企業の宣伝文句などもその内実を知らない物にはエリコの城壁の様鉄壁の守りと移るかもしれませんが、案外世の中、見せている外見とは裏腹にその内部や現実の実力はお粗末なものが多いのでは無いでしょうか? このエリコの城塞の城壁の崩落は現在の様々な最先端技術などという事柄にそのまま当てはまる物のようなきがして成りません。 

http://blogs.yahoo.co.jp/semidalion/1944624.html

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