原典聖書研究

ギリシャ語はギリシャ語の書庫や聖書関連記事は「無題」の書庫です。2018年5月29日より新投稿不能31日回復しました。

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前置詞の音便

前置詞の音便

 ギリシャ語初級は今度の金曜日から一週間かけて動詞の時制の意味をご紹介して全て完了です。お分かりの様に動詞の変化(私は勝手にヘンゲと呼びましたが!) さえパスすればこれで全ておしまいです。

  世界中の大抵の国の言葉もコイネーギリシャ語程に簡単な言葉は無いかと思います。昔、ザメンホフの考案したエスペラントよりもギリシャ語の方が簡単ですね。だから、元漁師でキリストに選ばれて使徒となったヨハネやペテロの様に人から「無学」と後ろ指を指される人々でも楽にコイネーギリシャ語を使いこなす事が出来たのです。

しかし、これが難しいと誤解される原因は頭で覚えようとするからです。実際に口に言葉で出して覚えると簡単なのです。 何故なら難しい変化は全て発音し易い様に音便で簡略化されているだけの事なのです。

これを論理的に説明し、頭で認識するから難しくなるのです。

 さて、今週は前置詞を覚えていただくのですが、もうあの丸い絵とその周囲の線で表した前置詞の示す方向や領域が覚えられたでしょうか。あの図が頭に入ればしめたもの、動詞や名などとくっついて、知っている単語がたちまち20倍に活用でき、また実際に覚える単語も1/20になると言う次第なのです。

基本的な語彙を約200語覚えれば前置詞が付いてそれが20倍=4000語に成るのです。4千語の語彙力は相当な物です。これだけでかなりの単語は辞書をみる必要が無く理解できると言うのです。だからギリシャ語が楽しくなるという次第なのです。

しかし、です! 事はそう簡単ではないのです。前置詞も音便で化けるのです !!

  これから説明する事は理解しなくとも問題なくアナリテイカルを使えばギリシャ語の聖書は読めますが上達の為には是非必要な知識です。 だから挑戦してみて下さい。

  この前置詞の音便は、それ程複雑な変化ではありません。以下にその例を記します。

 ★先ず第一に知らなければならないのは母音終わる前置詞が母音で始まる動詞の前にある時前置詞の最後の母音は全て無条件に脱落します。

  それから、合成語でなくとも前置詞の次の語が母音で始まる時も同様です。

★これが大切なのは、次回に学ぶ動詞の変化形でアオリスト等の時制接頭辞は全て母音ですから大抵の場合前置詞の最後の母音は脱落していると考えた方が無難なのです。

★ανα等の母音で終わる前置詞が母音で始まる語の前にくると→ανの様に最後の母音が脱落します。

ανα+αγγελω =αναγγελωとなります。 ( διαは最後のαが脱落)

★εκと言う前置詞は母音の前ではεξに転音します。

★ καταやμεταという前置詞は母音の前ではαが脱落するだけではなく最後のτがθに転音します。

★ αποやυποやεπι と言う前置詞は 最後の οやιが脱落するだけではなくπがφに転音します。

最初は少しややこしいのですか直になれますので注意しておいて下さい。これらは全て発音し易い様になっているだけです。

前置詞との合成語であるかどうかは辞書に記されていますので慣れるまでは辞書で調べるのが良いかと思います。辞書で調べながら、この音便の規則と照らし合わせると理解が早いかと思います。良く似ていても合成語では無い物も有りますので注意して下さい。 

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