原典聖書研究

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マリヤの夫ヨセフの怒り マタイ1章20節 

  昨日は黙示録の最後を取り上げましたが、今日は聖書の通読が最初に戻ってマタイの福音書の1章と2章の中からすこし気になる所をご紹介したいと思います。 

  冒頭のマタイの福音書1章の20節です。まずギリシャ語の原典を直接日本語にした直訳をご覧下さい。

20節直訳 ・これらを も 彼の 思案させられたの 自分の 使いが 主の 下に 夢 彼が 照らされた 彼に 言っているは、ヨセフよ 息子は ダビデの、無い あなたが恐れさせられる(為) 受け取る事 マリヤを その 女 あなたの、その そして 中で 彼女 産まされたは 出て 霊 彼が存在し続けている 聖の。

  これは、ヨセフの許嫁のマリヤが懐妊した事をしったヨセフの事が記されている箇所です。気になるのは4番目の語で 「思案させられた」と言う意味の言葉です。

  ただ、ギリシャ語で見てみると「ενθυμηθεντεs」と言う言葉なのです。分解すると以下の様になります 
・εν接頭前置詞→「中で」という領域を表す。
・θυμη語幹→「激しい怒り」を意味する言葉 
・θεντεs動詞の語尾→「アオリスト、受動分詞、属格、単数、男性形で→させられている男」と言う意味。

  問題は語幹です。激しい怒りを表す言葉なのです。 さらにこの言葉を詳しく見てみましょう。

  この語の原形は「θυμουμαι」と言う能動形欠如動詞で、やはり「激しく怒る」と言う意味なのです。

  と言う事で、ギリシャ語の原文が示しているのは、ヨセフが覚えが無いのに妊娠して大きなお腹をしているマリヤに対する激しい怒りを表しているのです。

  マリヤに裏切られたと思っていたヨセフの自然な、そして当然の感情なのです。

  と言う事でもし、神様の御使いがヨセフに現れて事の次第を納得させなければ、当然の事として、ヨセフはマリヤを訴え、石打ちの刑にした事がわかるのです。

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