「自由俳句の会」(殿岡駿星)

次回第3回「自由俳句の会」は2019年8月24日午後2時から「橋本夢道資料室」で開催します。

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●写真は、「治安維持法国賠同盟」の機関誌に掲載された「俳句弾圧不忘の碑」除幕の記事。

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  (勝どき書房・夢道サロン) 
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2018/05/01号

  ◆「治安維持法国賠同盟」の機関紙
    『治安維持法と現代』に
     「俳句弾圧不忘の碑」除幕の記事◆

このほど、「治安維持法国賠同盟」の機関紙『治安維持法と現代』2018春季号に、 2月25日長野・上田市の無言館(窪島誠一郎館長)近くに、「俳句弾圧不忘の碑」の除幕式が行われた記事を書かせてもらいました。以下にその記事の全文を転載します。
 ◆
  長野・上田に「俳句弾圧不忘の碑」除幕
                                     殿岡駿星
 2月25日、長野・上田市の無言館(窪島誠一郎館長)近くに、「俳句弾圧不忘の碑」が建立され除幕式が行われた。揮毫者の金子兜太さんに除幕の綱を引いてもらう予定だったが、20日に亡くなったため、発起人代表のフランス出身で長野市在住の俳人マブソン青眼(本名 ローラン・マブソン)さんと窪島さんの2人によって行われた。

 碑の横には兜太さんの遺影を飾り、大きな御影石の碑には、昭和俳句弾圧事件で検挙された17人の句が刻まれてある。

 昭和俳句弾圧事件は1940年から43年にかけて、振興俳句作家44人が検挙され、13人が有罪になった。大学講師、医師、新聞記者、出版社編集者、商人ら多くはインテリで、戦争に反対する「自由と平和」を求めるリアリズム俳句を作っていただけなのだ。

 発端は1940年2月14日、「京大俳句」の幹部同人井上白文地ら5人が治安維持法違反容疑で逮捕された。5月3日には関東が中心の「天香」の幹部同人石橋辰之助ら6人が逮捕された。さらに、翌年の2月5日には、月島の橋本夢道ら「俳句生活」の幹部同人4人、「土上(どじょう)」の幹部同人嶋田青峰ら3人、「広場」の幹部同人細谷源二ら5人、「生活派」の1人の計13人が逮捕された。弾圧は1943年12月まで続いた。

 「俳句弾圧不忘の碑」発起人のマブソン青眼さんは2015年11月、金子兜太さんと俳句弾圧事件について対談した時に、兜太さんの最初の師匠は、嶋田青峰と知った。青峰は獄中で肺結核のため喀血し、釈放されたが出所後間もなく死亡した。リアリズム俳句を作っていただけで、なにも悪いことをしてない俳人が弾圧のために亡くなってしまった。青眼さんは「兜太先生、ぜひ俳句弾圧事件の犠牲者の名誉を回復するために、顕彰碑を建てましょう」と提案し、兜太さんも賛成して実現への第一歩となった。

 それから、青眼さん、信濃デッサン館会員の美谷島眞知子さんらで事務局を結成し、窪島誠一郎さんら69人の俳人らが呼びかけ人となった。わたしも呼びかけ人の1人とさせてもらった。

 全国2400人に賛同を求める手紙を発送、半年で569人から合計337万円が集まった。建立場所については、やはりデッサン館会員で呼びかけ人の河西志帆さんらが「無言館の近くの公園に」という意見があり、上田市に相談すると公園担当者から「公園の土地の使用は郷土との密着な関係が好ましい。近くに土地を買って建立してほしい」と拒否されてしまった。

 青眼さんは仕方なく、窪島さんに相談した結果、無言館の隣にある、やはり窪島さんが館長の信濃デッサン館別館「槐多庵(かいたあん)」の庭を提供してくれた。
 さらに、余ったお金で碑の隣に「檻(おり)の俳句館」が開設された。窪島さんの発案で、館長は青眼さん。長野・青木村出身で橋本夢道の親友だった栗林一石路の「戦争をやめろと叫べない叫びをあげている舞台だ」、夢道の「大戦起るこの日のために獄をたまわる」、渡辺白泉の「戦争が廊下の奥に立ってゐた」など、今回顕彰された17人の句と、マブソン青眼著「日本レジスタンス俳句撰」の池田充さんの挿画が、それぞれ檻の中に入れられた形で展示した。ちょうど完成したのは20日、兜太さんの亡くなった日だった(奇しくもこの日は小林多喜二の命日でもあった)。

 青眼さんは、これを機会に「檻の会」を発会し、4月から毎月第4日曜日に「檻の俳句館」で、「自由なお話とミニ句会」を開催する予定だ。この「檻の会」が「自由俳句の再興」への道を歩む第一歩となっていくだろう。

 除幕のあと、顕彰された橋本夢道の遺族として、わたしと妻浩佳があいさつをした。浩佳は「戦後生まれなので夢道が検挙されたときは生まれていなかったのですが、夢道は獄中の話をしませんでした。でも昨年、勝どき書房から出版した『橋本夢道の獄中句・戦中日記・大戦起るこの日のために獄をたまわる』の編集をしながら、父の俳句や日記を通して、獄中でのこと、戦時中の庶民の生活を知ることができました。(中略)2度と戦争が起きないことを祈るばかりです」と話した。

 俳句はずっと伝統的な「五七五と季語」を守った花鳥諷詠の句を目するところが多い。「自由と平和と命」を詠う大正、昭和に誕生した「自由俳句」は取り戻せるだろうか。夢道の「妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね」のような、われわれに勇気と希望を与えてくれる俳句の時代を再興しなければ、と思う。マブソン青眼さんが築いてくれた「俳句弾圧不忘の碑」を無駄にしてはいけない。「共謀罪」(テロ等準備罪)の施行、憲法改定の動きがある今こそだからだ。 (とのおか・しゅんせい・橋本夢道研究家・「夢道サロン」代表・勝どき書房編集長)
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       ●写真は「治安維持法と現代」2018春期号の表紙
 ◆
小林多喜二が治安維持法違反容疑で築地署に逮捕されたのは1933年(昭和8)2月20日です。多喜二は築地署の取り調べ室で拷問され、その日に近くの前田医院に運ばれたのですが、死亡してしまいました。逮捕された日ですから、どんなにひどい拷問だったのか想像できないほどです。川柳作家の鶴彬が逮捕されたのは、1938年(昭和13)です。鶴彬の場合は、逮捕からしばらくして病気になり死亡しました。

「昭和俳句弾圧事件」は、それから2年後の1940年2月から、1945年にかけて44人の俳人が検挙されています。もちろん、拷問された人もいます。逮捕から半年も風呂に入れてもらえないで、体中シラミだらけになっていた俳人もいます。

特高に早く上申書を書けといわれ、「どんなことを書けばいいのですか」というと、なぜ共産主義を信奉するようになったのか、なぜ天皇制を批判するのか、を書けという。しかし、俳人たちは、別に共産主義を信奉していないし、天皇制を批判した覚えがない。どう書いていいか分からない。

すると、刑事は以前だれかが書いたと思われる、上申書を見せて、このように書けといったのです。しかたなく、書いてやっと取り調べが終わった、と手記を書いている俳人もいます。「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟」(治安維持法国賠同盟)は今年で創立50周年を迎えます。

すでに昔の事件だと思う人もいますが、実は同じような法律、「共謀罪」(テロ等準備罪)ができました。決して古い昔の話ではないのです。

◎ メーデーは四月に済まし日の本は黄金の週(駿星)
  ◆ただし、全労連系労組はちゃんと5月1日に実施しています。連合系は4月に済まして5月は遊ぼうというのでしょうか。ちょっといただけません。
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◆次回の第27回「夢道サロン」は2018年5月12日(第2土曜日)午後2時から5時まで。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など。その内容はブログ「夢道サロン」などで紹介します。聞くだけでもけっこうです。参加費無料。初めて参加希望の方は事前にメール・電話をください。
     
syunsei777@yahoo.co.jp  090-8024-5610
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 ◆駿星の「自由俳句」勉強会◆……2018年2月25日に長野県上田市の無言館の近くに「俳句弾圧不忘の碑」が建立されました。戦前、反戦的な俳句を作っていたために治安維持法違反容疑で44人の俳人が検挙され、そのうち13人が有罪となりました。「不忘の碑」には、その13人を含む17人の反戦句が刻まれています。
 たとえば、青木村出身で橋本夢道の親友である栗林一石路の「戦争をやめろと叫べない叫びをあげている舞台だ」、夢道の「大戦起るこの日のために獄をたまわる」、渡辺白泉の「戦争が廊下の奥に立ってゐた」などです。碑の隣には、「檻の俳句館」(マブソン青眼館長)が建てられ、17人の句が、それぞれ檻の中に入れられた形で展示してあります。
 わたしは、その除幕式に参加し、「不忘の碑」は「自由俳句」再興のスタートにしなければならないと思ったのです。俳句は暇人の趣味であってはならない。命の発露でなければならない、と思ったのです。一緒に学ぼうではありませんか。                
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