|
●写真は、「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」の表紙
◆◆☆★☆★☆★☆(^_-)v◆◆ 勝どき書房の最新ニュース (出版案内・夢道サロン) ◆◆★☆★☆★☆★☆★☆◆◆ 2017/06/29号 ❤「死刑制度」のない民主国家にしたい 「こんばんは、毛利小平太です。 −霊談忠臣蔵−」にみる仇討ち論❤ 「死刑制度」は本当に正しいことなのでしょうか。わたしは、「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」を書くにあたり、いろいろと元禄時代を調べてみました。吉良邸討ち入り四日前に突然浪士の仲間から脱盟してしまった毛利小平太は、いったいどうして最後の最後になって脱盟したのでしょうか。 この疑問は、20年ぐらい前から感じていました。そのため、元禄時代を知らなければならないと思い、十五年前に足立区千住にある「安藤昌益と千住宿の関係を調べる会」に参加して勉強してきました。
千住宿には、元禄時代の哲学者安藤昌益が「自然真営道」という原稿を書き残しています。印刷する直前の稿本で膨大なものでした。安藤昌益は秋田出身で、八戸で町医師をしていましたが、なぜ原稿が千住宿に残っていたのか、その理由を調べる会です。そのためには、元禄時代を知らなければなりません。それで、いろいろと元禄時代を学びました。
その結果、結論としては封建的だといわれる江戸時代でも、安藤昌益のような民主主義的なものの考え方をする人たちがいた、ということが分かりました。ミカド、幕府、大名の支配、士農工商の身分制度でがんじがらめになって、身動きがとれない時代だっと思っていましたが、街中で暮らす庶民はけっこう自由に生きていたようなのです。
特に、千住宿は江戸から離れているので、代官支配と町奉行支配が入り交じって、江戸内なのか、外なのか、流動的な地域でした。そのため、文人墨客が集まり、酒合戦、俳諧を楽しむ土壌があったと考えられます。安藤昌益の哲学は、千住宿にそのような自由と民主主義を育てる土壌があったからこそ、「自然真営道」があったのではないか、ということです。
そして、当時、千住宿の「自然真営道」稿本があった穀物問屋藁屋橋本家では、近辺の文化人、学者、医師からその哲学を学んでいたと考えられます。そこで、わたしは、毛利小平太が、千住宿の米穀商の娘を嫁にもち、町医師池田玄鶴先生から「仇討ち」は間違いだと教えられ、脱盟を決心したと物語を設定しました。
その教えの基本は、赤穂浪士が報復として吉良邸への「仇討ち」をするのは間違いだというのです。そもそも、浅野内匠頭に切腹を命じた幕府の決定も間違い。また、そのころあった、武士の不始末に対する「切腹」も不当な処罰だというのです。さらに、一揆農民に対する「斬首」、またクリスチャンの「火あぶり」など、江戸時代の「死刑制度」は間違いだと断定します。
池田玄鶴先生は、毛利小平太に「いかなる罪がある民に対しても国家が人を殺すことは絶対に許されない」というのです。それは、「国家が人を殺さない」ことが民主主義の原点だというのです。仇討ちも正しいことではない、というのです。
わたしは毛利小平太について調べていて、結論は「死刑制度」は絶対にいけない、ということです。どんなに豊かで健康な国家だとしても、そこに「死刑制度」があるなら、民主国家とはいえない、のです。日弁連は昨年「二〇二〇年までに、日本の死刑制度廃止をめざす」と決議しました。国連人権委からも「死刑廃止」を求められています。悪いのは犯罪を犯した人ではなく、犯罪を犯す人を育てた国なのです。松戸でベトナム人の小学生リンちゃんが殺された事件がありました。「あんなヤツ死刑だ」という人がいます。憤慨する気持は分かります。しかし、罪を憎んで人を憎まず、という言葉があります。すでに、ヨーロッパでは死刑は廃止されています。
国家が人殺しをしない、「死刑廃止」という決心は、国家と国家の「殺し合い」、戦争の否定にもつながると思うのです。元禄時代の毛利小平太について調べていて、まったく予想もしなかった「死刑制度」について考えることができて、本当によかったと思いました。
●写真は「勝どき書房」のベランダに咲いたあじさいとスカシユリ
◎ いいな雨あじさいへたな俳句はやめましょう(駿星) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ❤次回の第23回「夢道サロン」は7月8日(第2土曜日)午後2時から5時まで。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など。その内容はブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで紹介します。聞くだけでもけっこうです。参加費無料、飲み物は用意します。お菓子などのお気遣いはなさらないように。 参加希望の方は事前にメール・電話をください。 syunsei777@yahoo.co.jp 090-8024-5610 …………………………………………………………………………… ★「夢道サロン」の支援カンパの募集・「平和プラザ2017 中央区の戦争展」(8月12〜13日)に参加します。 1口1000円です、支援をよろしくお願いします。 なお、カンパしてくれた人には「橋本夢道物語」を進呈します。 郵便振替で NO 00120-9-538001 宛先 資)勝どき書房 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★ ◆本にしたい原稿がありましたら、どうぞご相談ください。 …………………………………………………………………………… ◆「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」 殿岡駿星著・46判上製・360頁。 「死刑制度」のある国は民主国家ではない。 真の武士道は死ぬことでもなく、殺すことでもない 切腹も仇討ちも討ち入りも人殺しは間違いだ 忠臣蔵、最後の脱盟者毛利小平太の言い分 ◇全国書店で発売中 定価 2000円(税別) 「勝どき書房」の直売申し込みはメールで コラム読者割引あり syunsei777@yahoo.co.jp …………………………………………………………………………… 『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』 殿岡駿星著・46判上製・424頁、口絵8頁、定価1900円・税別 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯 ◇全国の書店で発売・「月島・相田書店」に常備(0335312311) ……………………………………………………………………………… 『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に 事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し事件の真実を追求。 400字詰め換算1200枚のノンフィクション。定価3200円・税別 ◇初版・全国で発売中・築地・弘尚堂書店に常備。(0335410333) ……………………………………………………………………………… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★「勝どき書房」のネット配信ブログのアドレス ☆「殿岡駿星つれづれ日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777 ☆「夢道サロン・月島夢道の会」 http://blogs.yahoo.co.jp/tukisimamudou ☆「勝どき・狭山事件の会」http://blogs.yahoo.co.jp/sayama506351 ☆「勝どき書房」 http://blogs.yahoo.co.jp/koureipaso ☆無料メルマガ「コラムゆりかもめ」 http://www.mag2.com/ ☆ 勝どき書房でも直売しています。コラム読者割引あり。 郵便振替 00120-9- 538001 資)勝どき書房 メールでの連絡は syunsei777@yahoo.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2017年06月30日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




