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桜の花が五月雨とともに姿を消し汗ばむ季節に向かう頃、夕闇迫る時間とも
なれば、どこからともなく淀川の橋の上には『通称、うな爺〜』と呼ばれる
正体不明の人々が1人また1人と集まって来る。

見た目は皆、棺桶に片足突っ込んでいるとも見て取れる爺さん軍団だが、
皆揃って足腰だけは驚くほど丈夫なのが特徴だ!

やっぱりスタミナ抜群の鰻をしょっちゅう食べてるせいか?どうでもいい事だが
そんな爺さん達と一緒に釣りする事など無いと硬く信じていた私であった!

そんな淀川での夏のある日の出来事、私は橋の下で1人寂しく、のらりくらりと
何時食らいつくかもわからない鰻を辛抱強く狙っていたわけです。

ところが急に空が曇り出しポツリポツリ→ザ〜ッ〜空は予想だにしない激しい雨と姿
を変えたのである!さすがの元気な爺さん達も蜘蛛の子を散らすように橋の上か
ら姿を消したのは言うまでもない。

だか、その鰻爺さん達はそんじょそこらの事で釣り場を後にするようなヤワな連
中ではない事をその時、私は知る由もなかった!

シトシト降り続く雨...一向に止む気配なくますます激しく降り続く...
鰻は水潮など関係ないし、川が濁ればますます活性高くなると聞いた事がある、
と言い聞かせ自らに勇気を与え続ける私であった!

だが、この後、予想だにしない恐怖を味わう事になろうとは誰が予想しただろう
か!

時刻は夜8時、雨の音を掻き消すかのごとく私の元に向かってフラフラ
歩いて来る人影が!

思わず私は『妖怪ぬらりひょん』を思い出し息を飲んだ!だが、よ〜く見ると、
お爺さんではないか!そして後ろからもう1人、またまたもう2人、続いてもう
一人、最後に現れた爺さんは竿を五本も抱えているではないか!

恐ろしい事に、なんと橋の下は私を除き全て爺さん軍団で埋め尽くされた訳だ!

『雨降って地固まる..』とはよく聞くが、『雨降って爺ジイ固まる!』とは
一度も聞いた事がなかった私は少しビビッた!

そして好奇心旺盛な私は思わず辞書を引いて調べてみた!辞書には爺達は
雨が降らなくても早朝の病院の前に固まる習性はあるが橋の下に固るとは載って
いない...??私は少し身構えた事は言うまでもない。

そして爺さん軍団は、私に遠慮する事なく次々と川に鰻仕掛けを投げ込み出した
ではないか!それどころか、やたら活性が高く大声で井戸端会議を始めだすはバ
カ笑いは轟くはで私は完全に居場所を失った事は言うまでもない...

あれほど当たりがなかったのに爺さん達は次から次へと鰻を釣っていく。

恐るべし元気いっぱい鰻爺軍団!私は彼らの事を称して『元気はつらつオロナミ
ンG〜(爺〜)と名づけてみた!だが最も驚いたのは最後に遅れてやって来た犬連
れの人だ!

やたらテンション高く元気な人!→なんとそれはオロナミンG〜ではなく
元気はつらつオロナミンB〜(婆〜さん)であった!おまけに犬はポカリスエット
みたいな顔をしてプヒャプヒャしているではないか!(どんな顔やねん)犬→ボクサー

この光景、そしてこの連中、まさにハリウッド発ホラー映画
アダムスファミリーそのものだ!

相変わらずうるさい声で世間話に華を咲かせ、私の釣りペースは完全に麻痺した
事は言うまでもない。もう私は何が何だかわたりません。

ついに私は淀川で大塚食品?軍団の勢いに押され橋の下を追われる羽目に...

淀川には恐るべしオロナミンG軍団が生息する事をご理解ください。

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