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非行機に乗るようになる前には腕時計なども少し集めていました。 あまり高価なものはないのですが、アンティークの軍用、パイロットウォッチやちょっと変わったデザインの腕時計などが萌えの対象でした。 そのうちのいくつかは既に生活費になりましたが、そのうち残存コレクションでも紹介したいと思います。 久しぶりにエーベイ(eBay)のサイトを眺めてたところロシア製の時計が気になりだしました。 ソビエト連邦崩壊後の90年代にはスーベニア用のコマンダスキー(戦車とか潜水艦などのマークがついた軍用時計)や、SS20のミサイルを解体部材から作られたというチタン製の腕時計などが流行った時期がありましたが、今回目に付いたのは鉄のカーテンが健在だった頃の腕時計です。 ひとつはボストークのチストポル工場製のコマンダスキーのデットストックで70年代の前半のもの。シベリアの紺碧の空またはバイカル湖の青のような文字盤が気に入りました。 価格も安いので同じセラーの出品からもう一本探してみると、オフィサスキーという時計を発見。 現役の軍人向けのコマンダスキーに対して、ランクの高い退役軍人の向けの贈呈用に作られたもののようです。 バックにはロシア語で"40 Years of Victory at Great Patriotic War. 1945 - 1985"と刻印がありますので第2次大戦戦勝40年記念時計といったところでしょうか。 文字通り85年くらいに作られたものでしょう。これも珍しいので一緒にゲットしました。 先のコマンダスキーは手巻きですが、こちらのオフィサスキーは自動巻きで200Mの防水仕様になっているようです。 Paypalで支払して1週間後には写真のようなクラシックなスタイルの小包がロシアから届きました。 ウォッカをやりながら、これらの時代背景に想いを馳せるのも楽しいものです。 ソ連製の時計は未だ安いのでねらい目かもしれません。今回のオークション評価は二重丸。
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ネットオークション喜怒哀楽
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カメラをセットアップしてテープ1本分(20分)屋外や我が家の猫を撮影してみる。以前使っていたドッカブルのカメラよりもだいぶ快適に撮影できる。 さっそく再生してみようとお蔵入りしていたポータブルのBETACAMプレーヤーとモニターを納戸から発掘する。3年前の引っ越し以来使っていないので動くかどうか心配だ。 簡単に結線してプレーヤーの電源を入れ、プレーヤーのカセットのOPENを押すが「うぃ〜ん」とうなるだけで蓋が開かない!手でサポートして何度かオープン・クローズを繰り返しているうちに調子良くなった。 なんだかんだで苦労して現出した映像を観察する。 う〜む、やはりアナログの画は優しくて良い感じだ。モニターもコンポーネント接続なので、色の滲みもなく落ち着いた色である。最近の地デジを含めたデジタル映像機器は、記憶色にチューニングされコテコテに色が乗っている映像を見せられているので、一見地味に見えるが、今撮影した景色の色と比べても忠実に再現している。 とりあえず、画も音も問題ないようなので、しばらくテストを続けてみることにする。 IKEGAMI最後のベーカムがヤフオクに登場! 最近の不景気とアナログ機器の退役により、ヤフオクにはいろいろな機材が出品されている。放送用機材などは制作会社やポスプロ会社から放出した機材が、中古OA屋さんや引き取り業者の手に落ちて、ヤフオクに出品されている。 映像機器を専門にする出品者はこれらの機材の状態をチャックしたうえで出品しているので、それなりの高い価格が付けられる。 一方、中古パソコンショップなどが何かの拍子で買い付けてしまった放送用機材は動くかどうかも分からないとのことで、ジャンク品として出品されることが多い。 池上最後のBETACAMカムコーダであるHL-V59が愛知県の中古パソコンショップから動作未確認のジャンクとして2台出品されていた。 1台はメンテナンスマニュアルとオペレーションマニュアルがセットで、もう一台にマニュアルが付いていない。 入札は当然前者のマニュアル付きの方が多かったが、私は後者を狙っていた。 出品の写真を鵜の目鷹の目でよく観察すると、マニュアル付きの方はカメラ後部のバッテリーマウントが外されているようだった。一方もう一台の方はVマウントバッテリーのアダプターが付いているように見えた。つまり、前者は直近は使っていない状態だったと推測されるが、後者は稼働状態にあったと推測された。 結果はマニュアル付きが8万円代、マニュアルなしが6万円くらいだった。 動くかどうかわからないカメラに6〜8万円も突っ込むのはやはりギャンブルである。 後者は私の手に落ちたのだった。 HL-V55との外観上の違いは、スイッチの配置、ボディの色と右側面のパネルに大きなスリットがついたところだ。 カメラは愛知県の業者から会社の方に送ってもらった。(家庭争議回避のため) 会社にVマウントのバッテリーを持って行き、梱包をといてバッテリーを接続する。 動くかどうかパワースイッチを入れるこの瞬間が一番緊張する。 運命のスイッチにしては余りにも小さなパワースイッチを入れてみる。 ビューファインダーのモニターが点いて、特にワーニングも出ていない。ちょっと安心する。レンズがないのでCCDの前に手をかざしたりして光に反応していることを確かめた。 ダイアグを見てみると、8,000時間くらいは使われいるが、メンテナンスシールが貼ってあり、それなりの整備は受けているようだ。 外観はボディ左側のゴムパッドが裂けたりしているが、大きなダメージはないようだ。家に帰って、家族が寝静まった頃にレンズをつけて試し撮りをすると、テープの走行音が若干大きいものの機能面では大丈夫そうだった。 HL-V59は先のV55のカメラ部のみがデジタルプロセスになったもので、そのおかげでニーやガンマ、ディテールなどいろいろな細かい設定がビューファインダー上にメニューを呼び出して設定できるようになった。また設定したパラメータをメモリカードに保存できるようになっていて使う分には便利そうだ。 55と59の映像の撮り比べではどちらで撮ったものか分からないくらい僅差だが、低照度ではV59の方が改善されているようである。 機械としての作りこみはHL-V55の方が上である。カメラの調整用のトリマー類が整然と並んでいてその製作密度が高い。 下記の写真は6番基盤をはずした状態。 一方HL-V59の方はカメラ部分の構造は一枚のボードに収まっていて、何となく味気ないつくりになってしまった。(HL-V55の1番から6番のスロット基盤が1枚のボードになっている。 ゲージツ的な基盤の回路実装の記憶といえば、appleIIや昔のSUNのワークステーションそして写真でしか見たことはないが昔のスーパーコンピュータのCRAY-1は美しかった。CRAY-1などは各ユニット間の配線を極力短くするために匡体自体が美しい円筒形(アルファベットのCの形)をしており、変なデザインではなく機能がフォルムをきめる好例である。 いまでは回路実装の設計はコンピュータが最適化してくれるのであろうが、昔は技術者のセンスが重要だったろう。 CRAY-1 |
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あこがれのベーカムを落札したものの、撮影するためには本体以外にいろいろな付属品が必要である。 最低必要なものはレンズ、バッテリーとオンボードのマイクロフォンだ。 まず、レンズであるがこれは同じ出品者がCanonのJ15aを出品していた。インナーフォーカスのフードが四角いかっこいい放送用クラスのレンズである。 IKEGAMIのカメラはB3マウントと呼ばれる池上独自のブリーチロック式のマウントだ。現在はSONYの2/3インチCCDのカメラのB4マウントが世界標準になっている。 よってB3マウントはあまり人気がないと思っていたら、もうひとりのビッダーと競り合いになってしまsった。オークションはバカが2人いると価格が形成されてしまうのが問題だ。 何とか最後まで粘って落札!元値が150万位のレンズだが1ケタ万円で落札できた。 次にオンボードで使えるマイクを検索。池上の資料をみると48Vファンタムパワーのマイクと12VのTパワーが使えるようだった。どうせならプロ用のゼンハイザーのショットガンマイクロフォンが欲しかったが、ヤフオクでボロいものでも5万円は下らない価格だった。とりあえず今回は適当なSONYのショットガンマイクを入手した。 最後にバッテリーである。落札したビデオカメラにはBP90という古い仕様のバッテリーホルダーがついていた。手持ちのバッテリーはNP1というものだが、業務用のバッテリーは大変高価なので、これを活用したい。以前ヤフオクで落札したNP1バッテリーをVマウントに変換するホルダーがあったので、カメラ側のバッテリーマウントをVマウントに交換することにした。 翌日、仕事の取引先の近くにあるSYSTEM5という機材店に行って、IDX製のアダプターを購入した。 家に帰ってBP90のホルダーをはずし、Vマウントプレートを取り付けようとしたが、カメラ側にコネクターがない。最近のカメラはバッテリーコネクター(容量通知のケーブル含む)が標準化されているようだが、HL-V55はまだねじ止め式の端子であった。後日、秋葉原にコネクターの相方を探しに行くが発見できず。仕方がないので、プレート側のコネクター部を切断して、これのヤフオクで手に入れたU型の金メッキ端子を半田づけし、カメラにねじ止めすることとした。 これでカメラ側が完成した。 ひととおりセットアップして使ってみるが、満充電したバッテリーでも10分ぐらい通電するとバッテリーのアラームが出てしまう。 これはアラーム検知の故障か、漏電だろうか。いろいろとネットを調べてみると、バッテリーのアラーム電圧を指定する設定があるようだ。 設定はダイアグメニュー(カメラの総通電時間とかドラムの総回転時間などを表示する)の中に、アラーム電圧を設定する項目があり、0.1ボルト単位で設定ができた。 ようやくセットアップ状態での試運転である。
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6年くらい前になるが「行列のできる法律相談所」という番組のミニドラマのロケで拙宅がつかわれた事があった。ロケの目的はアンティークカメラマニアの自宅から愛機が盗まれて、そのカメラを中古カメラ店で発見した場合に返してもらえるか..という事案の再現映像を撮るためである。 実際の放送で使われたカットは20秒に満たないほどであったが、制作会社のロケハンがあり、実際の撮影時には室内照明と窓から差し込む光も人工照明がセットされ、音声さん、カメラマン、俳優、そしてあれは何というのかディレクターが映像を確認するカゴ車がセットされ、それなりに大掛かりであった。 実際のプロの仕事を間近で見ることができとても良いイベントであった。 カメラマニアの部屋を模すため自前のありとあらゆる中古カメラを並べたが、結構年配のカメラマンの方がその中のアリフレックスS見て懐かしがられていた。若いころはアリで撮影されていたそうで、フィルムの取材は大変だっという話などを伺った。 その再現映像の収録で使われていたビデオカメラがベーカムのBVW-300Aであった。 BETACAM(通称ベーカム)はSONYが80年代に放送業務向けに開発したVTRフォーマットで、90年代後半まで世界中の放送局の標準的な機材であった。民生用のベータマックスと同じ1/2インチのビデオテープを10倍の速度で回し高帯域な輝度信号とカラー信号を分離記録することによって高画質を得る仕組みだ。 ベーカムからVTRとビデオカメラがドッカブルタイプの肩乗せ式になり、それまで2−3名体制(カメラマン、VE、音声)だったものが1名でもこなせるようになった。とくにBVW-200というVTR一体型の当時としては小型軽量のカムコーダが登場した後はENGの主役となり、そのスタイリングは現在のDVCAMやHDCAMに引き継がれている。 写真機材はあまりプロアマの差がないが、ビデオ機材はカメラ、VTR、レンズそれぞれに放送用、業務用、民生用という格付けがある。 放送用ENGの最高峰のBVW-400Aというカムコーダが700万円、レンズが150万円、ビデオ編集デッキも500万円以上するというしろ物で、まず個人が趣味で扱えるようなものではなかった。 自分が欲しかったのは、池上製の放送用カムコーダのHL-V55である。 HL-V55は、SONYのBVW-400Aのカメラ部を、放送用のカメラではトップブランドのIKEGAMI製に置き換えたもの。ベーカムデッキ部はSONYからのOEM供給である。SONYに高いライセンス料を支払っていたのであまり儲からなかったようだ。 画作りの総合性能では本家のBVW-400Aを凌駕していたという機械で、本家SONYのBVE-400Aは真っ黒い仕上げであるが、池上のはグレーでお洒落れな感じであった。 現在、放送機材がほとんどデジタルに移行したため、アナログのベーカム機材は捨て値である。。 ヤフオクでそんなHL-V55を入手した。 現在日々の個人映像を収録しているが、稼働開始までにはいろいろとハードルがあった(つづく) ベータカムの魅力
1.価格が異常に高い。レンズも含めて高級外車が買える価格。(当時) 2.定期保守費が異常に高い。C仕様点検で60万円!個人では出せない金額。 3.頑丈で重い。報道現場でカメラ同士のぶつかり合いでも負けない。 ダイカスト外装の塗装が剥げてくるとなお良い。 4.放送用ENGカメラとして妥協のない作りこみ。保守性を考慮した回路実装が芸術的。 5.ランニングコストが高い。最大20分しか撮影できない。5分テープなど使うとフィルムキャメラに近い使い心地。もはや業務では採算が合わないため、趣味でしか使えなくなった。 6.カムコーダ単体ではカラー再生ができない。録画専用なのがプロの証し。 7.見やすいファインダー。ただしモノクロ映像! 8.専門知識がないと使えない。ダビングするにも外部同期信号などが必要。 9.アナログレコードと同様、デジタルにはない高画質。画質の良し悪しは画素数総数でないことを教えてくれる。 |
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日本でライカブームとくにM4が高騰して20万円以上していたときに、エーベイで1,000ドル以下で落札したM4である。 |





