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夜にしか来ない太陽

まだ部屋のかたずけの最中。

今日もヨガで体を清めて寝ようと思っていたけど

明日は早い。

でも更新したくなったから

素直に更新することにした。

先日JFから朝五時に電話が。

「寝ていっていい??」

とのか細い声。

心が揺れた。

一緒にいたい気持ちはもうない。

でも、すがる場所を泥酔して求めている彼に
情が、許せと言っていた。

「もう向かってるんだ、近くにいるんだ」

「わかったよ、とりあえずおいで」

玄関から入ったきりドラマの親父のように
動かない彼。

「きもちわるいよ、ちょっとちゃんとして、ソファに行くなら行って」

目が泳いでいた。
彼は後悔している、家に来てしまったこと。

娘が物音で起きて来て
久しぶりにJFが来たことに
寝ぼけながらも喜んでいる。

私も軽はずみに家に入れたことが
間違っていたような気持ちになった。
なんだか、そう思った。

「俺、来ない方がよかったよな、最低だよな」

そのときJFの電話が鳴った。
電話からは大きな酔った女の声。
多分お客さんと飲んでいたのを抜けてきたのだろう。
「もうだるいよ」
迎えに来てとでも言われている様子。

腹も立たない、気持ちは静かだった。

「ここで寝ていったら、俺だめな気がするんだ、帰ったほうがいいよな」

静かに言った。
「帰れるんなら、帰って。」

娘が彼のひざに乗った。
「俺ここにいたらまたマジックにかかってしまいそうなんだ。それは1番心地いいマジックなんだけど、俺帰ったほうがいいよな」

「帰りなさい」

引き戻しの気持ちはもう私にはなかった。
彼が出て行って
ベットに戻った娘が私に言った。
「ままもうJF来ないって言ったけど、ほら、また来たでしょ?」

嬉しそうな娘のこの声を
もしJFが聞いても
彼の胸は私のようには
痛まないだろう、だから終わったんだ。

扉はもう開けることはないな、と
そう思って静かな眠りについた。

別れ方が
上手になってきている自分が
そこには居た。

寂しいことだけど
仕方ない。

仕方ないな。

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