御多分に洩れず、「空飛ぶ広報室」を毎週楽しみにしている、陸自妻でございます(^^;)
第8話では、「きゃーーーー!!空井とリカが制服で!!」なシーンがございましたね(*^^*)
もう、いろんな意味でドキドキして眠れなくなりましたが(笑)
素敵な2秒間を目撃して、ちょっと記憶がよみがえりました
記憶をさかのぼること2年ほど前
東日本大震災が起こった直後のお話
主人は震災当日、沿岸警備の訓練へ出掛け、日本海側におりました
訓練中につき災害の状況を把握しておらず、
私が不安に刈られて電話をかけたことで、初めて災害の規模を知ったのです。
(もちろん、地震の情報そのものは入っていたと思われます)
当時書いた記事
「家族の絆」で書いているのですが
沿岸警備の訓練から戻った主人は、その翌日から弾薬庫の警衛に付くことになっており
災害が起きたとはいえ、まだ派遣がどうなるかわからない中でしたので
そのまま警衛の任務についたのですが
その夜のうちに、翌日からの派遣が決まったと一報が入り
警衛中で身支度が出来ない主人からの依頼で、
私がある程度準備して、夜のうちに弾薬庫前に荷物を届けることになったのです。
電池や携帯の充電機など、一通り買い揃えて
40分ほど車を走らせて、「入り口ゲートの前で待ってる」と言った主人の下へ。
真っ暗な山中の弾薬庫。高いフェンスの入り口だけに街灯の灯りが当たり
そのフェンス前で車を停めて待っていると
迷彩にヘルメット姿の主人が「ゴメンゴメン!」と言いながら、フェンスの向こうに現れました
解除されたゲートを開けて、私の車の前まで来てくれた主人に
用意した荷物の中身を一通り説明して手渡しました
「うん、これで大丈夫!ありがとう」と言う主人を見た、その時
『あ、これで当分会えないかも・・・』と気付いた私。
主人がその場を立ち去る前に、キスして見送りたいと思いました。
これも以前記事に書いたのですが
我が家では、どんなに喧嘩をした翌日でも、
主人が仕事に出かけるときは、キスをして笑顔でお見送りをします。
それは、ドラマでも話されていた通り、自衛官の仕事が「いつ何が起こるかわからない」仕事だから
喧嘩したまま、何もいわずに見送って、後で後悔する事のないよう
そして送られる側も、心置きなく仕事が出来るよう
当たり前のこととして、毎朝そうしているんです。
弾薬庫のフェンス前、その時も、何時もの朝と同じ、大切な瞬間のはずでした
でも、キスできませんでした
そこは厳重に警備の敷かれた、弾薬庫前の入り口ゲート
監視カメラの存在はわかっていました。
主人からも「その雰囲気」が感じられなかったので
私から何かして、主人に恥をかかせてはいけないと思った私は
キスの代わりに、右手を差し出し
「気を付けてね!頑張ってね!」と、主人と握手を交わしました
思いっきり、主人の手を握り締めました。
そしてゲートの向こうへ消えていった主人を見届けて車に乗り、家路につきました
帰り道、車を運転しながら泣いてしまいました。
カメラなんて気にしないで、キスすればよかった・・・ものすごく後悔しました。
そんな翌日、
ご存知の通り、災害派遣の対応は、情報が錯綜して混乱が続き
結局主人が派遣されるのはさらに次の日になり
帰って来れないはずだった主人は
警衛下番で一旦帰宅することになりました。
不幸中の幸いと言っていいものかわかりませんが
警衛の日が誕生日だった主人のお祝いもすることが出来、子ども達も大喜び
そして、その次の日の早朝、眠る子ども達の頬やおでこにキスをして
最後に私にキスをして、主人は被災地に向かったのでした。
それから1年ほど経った頃
主人の後輩さんご家族を自宅に招いて、宴会をしていたときの事
話題が災害派遣当時の話になった時、主人がいいました
「あの時警衛でさ、かみさんに荷物届けてもらったんだけど
チューの一つもしたかったのに、カメラがあるしさ、握手しかできんかったんよねぇ」って
そうか、旦那さんもそう思ってたのか・・・その時初めて知りました。
なんか嬉しかったんですよね(*^^*)
ドラマを見ながら、そんなことを思い出していました
「忘れられないキスの思い出」ならぬ
「忘れられないキス出来なかった思い出」(^^)
ドラマの空井の2秒のキスのシーンは、ドラマならではではありますが
あのバタバタの中、あの時2秒だけくださいと言った決断力って、バカに出来ないなって思うんです
まさに彼の中で「今でしょ!」だったんでしょうね
みなさんも、「今しかない!」って思ったら、後悔しないようにキスしてくださいませ(^^)
あっ!もちろん、了解してくれる相手にしてくださいね!
こんなお話にお付き合い頂き、ありがとうございました(^^)