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面接試験のお話の続き・・・
「おっ!もぅも士長!早かったなぁ。面接どうだった?うまくいったか?(^^)」
面接会場を後にして、中隊に戻った主人を出迎えたのは
面接の出来を気にかけていてくださった、中隊長さんの温かい言葉でした
本当ならそこで、きちんと面接の報告が出来たはずでしたが、主人は開口一番
「中隊長、僕、自衛隊辞めます!!!」
と、
「何ぃっっ!!??どうした!?何があった!?」
中隊長さん、当然ビックリ。
しかも主人は、それまでの努力が中隊でも認められていて、
今回の試験をクリアし、必ず陸教に向かえると、誰もが思っていてくださっていました。
そして、主人本人も、先輩や上司に支えられ、その期待に答えたいと、日々努力を重ねていました。
そんな中での、辞めます発言に、中隊長さんも何か尋常じゃない事が起きたんだろうと
主人の話を親身に聞いてくださいました
そして、主人から面接会場での一部始終を聞いた中隊長さんは
本館中隊へ怒鳴り込んでいかれました
「どういうことだ!!うちの隊員をバカにしてくれるにもほどがある!!」
中隊長さんのすごい剣幕に、面接担当官が、中隊を尋ねてこられ
主人に頭を下げられたそうです。
「いや、あなたに頭を下げられても関係ないです、自分は自衛隊に失望したので辞めます」
主人の気持ちは変わりません
すると随分たってから、あの副連隊長が中隊にやってきました
「いやぁ、すまんかったなぁ、この顔に免じてまた試験頑張ってくれよ(^^;)」
へらへらと、頭を下げる副連隊長を前に
主人は腰で組んだ握りこぶしを、ギリギリと握り締めつつ言いました。
「いえ、自分は人一倍自分の身体が小さいことを気にして生きてきました
だからこそ、自分より大きい人間に負けないよう、必死で努力してきたつもりです
そういう思いを、あなたに面接会場でバカにされました
自分はあなたのような人間がいる自衛隊に未練はありませんので、
辞める気持ちは変わりません。
ただ、あなたが私にわびる気持ちがあるのなら、あなたも自衛隊を辞めてください
指揮官というのは、部下の気持ちを考えれる人間だからなれるんでしょう?
あなたは私の気持ちを少しも考える事ができず、こういう事態に至ってるんですから
指揮官をやめたほうがいいんじゃないですか?」
いち士長にぐうのねもでない副連隊長
「・・・いやいや、まぁそんなことを言わずに、君も少し頭を冷やしてだな・・・(^^;)」
相変わらずへらへらと、主人を落ち着けようとする副連隊長の態度
今にも拳を振り上げてしまいそうな気持ちを必死で抑えて、主人は言いました
「この事態の責任を自分で取って俺が辞めるんだ!
責任の一端があるあんたが自分で辞めないんなら、俺がどんな手を使ってでも辞めさせてやる!」
まだ若かった主人は、自分を曲げて上手に世の中を渡る手段は持ち合わせていませんでしたし
「はいそうですか」と簡単に言えないほど、怒りが頂点に達していたのでしょう
このどうしようも収拾のつかない事態に、タオルを投げ入れてくれたのは中隊長さんでした
「ちょっと、もぅも士長」と、主人を別室へ連れて行き
「お前の気持ちは痛いほど分かる、俺はちゃんとわかってる、でもな、あの人は俺より階級も上で
俺は立てて上げなければいけない立場なんだ、俺の顔に免じて、許してあげてくれないか?
お前も辞めるのを取り下げてくれ、たのむ」
この出来事に何の関係もなかった中隊長さんに頭を下げられた事で、主人の熱も少し下がりました
この上なくお世話になり、可愛がってくださっている中隊長さんに、迷惑を掛けてしまっている事に
怒りは、申し訳ない気持ちへと変わっていきました。
「・・・わかりました・・・でも中隊長!僕は、あの人が自衛隊にいることが許せません・・・」
主人のどうする事もできない悔しさは、なかなか心の中から消せる物ではありませんでした・・・・。
その翌月の事、
あの副連隊長が転属になり、連隊からいなくなりました。
「転属の時期でもなかったし・・・かといって、俺にそんな影響力があったとも思えないけど
とにかくスッキリしたの覚えてるなぁ」
と思い出を語る主人
副連隊長が、何で急に転属になったのかは
下々の者が知る由もないのでありました。
おしまい
なかなか、「わぉ〜!」なお話でしょ(^m^)
ちなみに、主人は柔道の有段者なんですが
小学生で柔道を始めた理由も、やはり「チビチビ!」とジャイアン達にいじめられていたのが切欠でした
柔道を始めてしばらくたって、また3歳上のジャイアンに「おいチビ!」とみんなの前でバカにされました
黙っていた幼い主人でしたが、一瞬、スッと相手の手を取り
1mちょっとしかない小さな身長を、もっと小さく折りたたんで
自分の倍は体重があろうかというジャイアンを
「スパーンっ!!」と、背負い投げして見せたそうです
その翌日から、周りの子供たちからからかわれる事もなくなり
ジャイアンは、低学年のチビに投げられた弱虫とレッテルを貼られてしまったんだそうです(^m^)
なんだか、上の話を聞いた時、この背負い投げエピソードを思い出しました
世の中の身体の小ささで悩んでるお友達、
負けないで、悩みを背負い投げしちゃおうね(^^)
でっかいおばちゃんからでした(^▽^;)
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