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ここのところずっとⅯ・スコセッシ監督の映画が気になっていることもあり、遠藤周作氏の『沈黙』を読む。
島原の乱後の九州を舞台にポルトガル人司祭ロドリゴの運命と貧しき切支丹たちの苦難が描かれており、その苦しみは読んでいて胸が苦しくなってくるかのようなリアリティで迫ってくる。
様々な生き地獄の中で沈黙する神とその神に疑念を抱く人間をテーマにした物語。
生きながら海に架けられる人々、簀巻きにして沈められる人々、そして斬首される人々。
神を信じる人々へのあまりに残酷な運命を前にしても、神は沈黙し、その存在自体も疑うこととなる司祭。
棄教と殉教の狭間の彼に神はどんな言葉を伝えるのか・・・
神の沈黙は私たち人間の自由意志を守るためにあるのかもしれません。
快と不快、善と悪、真実と偽り、単純な二元論に収まらない人間の選択を、神は否定もしなければ肯定もしない。
弱きものの選択と強きものの選択。弱きものは踏み絵を踏むことで己自身の何かを殺していく。強きものは棄教を拒否し見せしめとして殺されていく。しかしその姿に殉教の美しさは微塵も感じられない。みじめな死として描かれる。
でも実は弱さの中にも強さがあり、強さの中にも弱さがある。神は等しく人々の前で沈黙する。そこに意味を見い出すのは人間だけなのかもしれません。
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おはようございます。
映画を見て、感動したので、本を読みたいと思いながらいまだ未読です(>_<)
いい作品ですよね。
今年観た映画の中で今のところ一番の感動映画です!
2017/5/30(火) 午前 9:22
おはようございます。映画はまだ観ていないのですが、とても観たいと思っています
2017/6/2(金) 午後 0:06