旧・仙台哲学カフェのブログ

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《第0回仙台哲学カフェ レポート

【日時】:2010年5月8日(土) 13:00〜15:20
【場所】:カフェ・ベローチェ仙台駅東口店
【テーマ】:日常で哲学すること
【参加者数】:12名

【レポート】
先日、第0回哲学カフェを行いました。全部で計12人の方に参加していただきました。参加者は、主に、社会人、主婦、定年退職後の人、大学院生の方々でした。

「日常で哲学すること」というテーマ設定でしたが、仙台哲学カフェの基本的な考え方を冒頭で簡単に説明した後、自己紹介を兼ねて、参加者の方々が日頃考えている疑問、関心などを提出していただきました。その結果、「コミュニケーションツール(インターネット、メール、携帯電話など)は対話を越える力を持っているか?」という課題が浮かび上がってきました。

「最近のコミュニケーションツールの発達について行けていない」、という意見に対して、「自動車やメガネなどといったかつては新しかった道具や技術がいつの間にかわたしたちの生活のなかであたりまえで不可欠なものとなってしまっている」こと、そのため「いま新しい道具が、いずれはあたりまえのものとして受け入れられていくのではないか」、といった意見が出されました。また、「進歩とは何か?を考える必要がある」、「技術や道具に対する良し悪しの判断は、社会と個人の相互関係によって決められるのではないだろうか」という、より根本的な問題へとつながる話題が出されました。

このような議論をしていく中で、「いまの日本は製造業中心で、人材やソフト制作による価値創造を出来ていないのではないか?」という問いが出されました。この問いに対して、「日本では専門的知識持っている人が生活できないようになってしまっている」「今後は専門的な議論を専門以外の人に話すことの必要となってくる」という現状が示されました。他方で、「科学は社会の諸問題を解決するための案を出しうるのか」といった、社会のなかでの科学の必要性/有用性に対する疑問も出されました。
 
最後に、第0回ということで、参加者全員から仙台哲学カフェに対する意見をいただきました。「真面目でいい議論ができる場である」「若い人の意見を聞けてよかった」「話が出来てよかった」といった好意的な意見から、「高校生など、より若い人との意見交換もしてみたい」といった今後の課題が提出されました。

全般的に、活発な議論が展開され、また多様な観点からの多様な意見が交換されて、第0回としては大成功でした。参加して下さった方々に感謝いたします。


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