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「桜花」を抱いた一式陸攻。
甲飛12期会 http://www.warbirds.jp/senri/12-3/
7-121、吾子をしのびて
昭和二十年五月十一日、 「第八桜花特別攻撃隊」 の攻撃隊員として一式陸攻に搭乗して、
〇六〇五鹿屋基地を発進。沖縄周辺の敵艦船群攻撃を決行して散華された、福岡県浮羽郡
吉井町出身 故海軍少尉菊池邦壽君のご母堂が、 ご子息を偲んで詠まれた和歌を紹介させ
ていただく。
吾子をしのびて折々に 菊 池 ハ ル カ
いとし子のいさみたちたる晴れすがた またみるときのなきぞかなしき
特攻の重きつとめをかくごして 母にもつげずいでしますらお
永久の別れをひめてはらからと 笑いかわせしこころいじらし
あらわしのつばさもかろくはばたきて かけり行きたる姿なつかし
君のため國のためにと身はかろく とびたち行きし沖縄の海
はたとせを最後にきえしいとし子の 今日のしらせに涙つきせず
かつことをただ信じつついさぎよく 肉をくだいて艦をしずめし
いとし子のみたまむかえて今日ここに 何とたたへんたてしいさおを
國やぶれみだれる御代となりしとも いつか香らん靖國の花
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