老兵の繰り言

「特攻隊」の生き残りが後世に語り継ぐ鎮魂の記録です。続いて、自衛隊草創期のうら話などを紹介致します。

10戦没者追悼

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            米空母に体当たり!


戦没者追悼 http://www.warbirds.jp/senri/11sensi/index.html

        10-52、20年6月の戦没者

20. 6. 2 宮内 臣夫 (香川県・18歳) 762空攻撃406
 美保基地にて飛行訓練中、 島根県上空において事故により墜落。 (銀河)

20. 6. 2 宮本 昌良 (和歌山県・19歳) 903空
 水偵12号機に搭乗出撃中、 青森県下北郡大進村の山腹に衝突。 殉職。

20. 6. 3 南里  勇  (佐賀県・17歳) 百里原空
 神風特別攻撃隊 第4正統隊員として国分基地発進。 沖縄周辺の敵艦船に体当たり攻撃を敢行。(九九艦爆)

20. 6. 5 山村 輝夫 (山口県・18歳) 762空攻撃406
 沖縄周辺敵艦船雷撃のため宮崎基地発進。 悪天候を突破して雷撃を敢行後、自爆戦死。(銀河)

20. 6. 5 鈴木 道雄 (兵庫県・19歳) 筑波空
 特殊飛行訓練中航空機事故により、 茨城県東茨城郡鯉渕村に墜落。 殉職。 (紫電改)

20. 6. 8 谷口 輝国 (京都府・19歳)801空偵察707
 夜間索敵実施中敵機と交戦戦死。(一式陸攻)

20. 6. 9 安部  透  (福井県・18歳) 801空偵察707
20. 6. 9 黒川 吉弘 (石川県・18歳) 801空偵察707
 航法・通信訓練のため一式陸攻に搭乗して美保基地を発進。 鳥取県気高郡酒津村北方に不時着、 殉職。

20. 6.10 田中 照男 (香川県・17歳) 601空攻撃1
 国分基地を発進、 試験飛行実施中にF4U6機と交戦、被弾戦死。(彗星)

20. 6.13 箕輪 久和 (新潟県・18歳) 951空
 沖縄本島にて、 敵上陸軍に対する斬込隊に参加して戦死。

20. 6.16 藤村  智  (香川県・17歳) 765攻撃702
 沖縄北飛行場爆撃のため、 一式陸攻に搭乗し新竹基地を発進。 「ト」連送後連絡を断つ。 戦死認定。

20. 6.20 白山 久峰 (石川県・18歳) 801空攻撃703
 一式陸攻に搭乗して沖縄爆撃に出撃。 未帰還により戦死認定。

20. 6.22 飛鷹 義夫 (熊本県・17歳) 721空攻撃708
 第10桜花特別攻撃隊 神雷部隊攻撃隊員として鹿屋基地発進。 沖縄周辺の敵艦船に体当たり攻撃を敢行。

20. 6.23 岩本 泰郎 (広島県・17歳) 722空戦闘313
 迎撃の任務で神之池基地発進。 交戦中被弾戦死。

20. 6.24 盛満  優  (鹿児島県・18歳) 765空攻撃702
 沖縄伊江島飛行場の夜間攻撃中、 自爆戦死。

20. 6.25 佐次  毅  (新潟県・18歳) 706空攻撃704
 沖縄北飛行場攻撃のため鹿屋基地を発進。 以後行方不明の処、 戦死認定。 (一式陸攻)

20. 6.26 春木  茂  (愛知県・19歳) 高知空
 神風特別攻撃隊 菊水部隊第3白菊隊長として鹿屋基地発進。 沖縄周辺の敵艦船に体当たり攻撃を敢行。 (白菊)

20. 6.26 島津 一達 (大分県・17歳) 762空攻撃406
 沖縄周辺の敵艦船夜間雷撃のため、 宮崎基地を発進。 肉薄雷撃を敢行後、 自爆戦死。 (銀河)

20. 6.27 井上 一郎 (兵庫県・18歳) 601空戦闘308
 百里原基地で錬成訓練中、離陸の際整備中の天山に接触し殉職。(零戦)

20. 6.30 小野寺 秀雄 (福岡県・17歳) 765空攻撃702
 沖縄周辺の敵艦船攻撃に出撃中被弾自爆。 戦死認定。

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            機上作業練習機「白菊」。


戦没者追悼 http://www.warbirds.jp/senri/08tubasa/16masuda/index.html

        10-51、「菊水第1白菊隊」

高知空で編成した「菊水第1白菊隊」所属の増田幸雄1飛曹は、昭和20年5月27日1910、
鹿屋基地を発進し、嘉手納沖の敵艦船群に対して「体当たり攻撃」を敢行し、 祖国防衛の礎
となった。

宮崎県都城市に住む増田ミキさんのもとに、「白木の箱」が届いたのは、 昭和21年5月の
始めであったという。長男幸雄君が戦死してから、すでに1年近くが経過していた。箱の中に
は遺骨や遺品など何も入っていなかったそうである。

増田幸雄君は昭和18年8月、旧制都城中学校から予科練に入隊した。予科練を卒業後は
上海空に移って、偵察や通信などの技能を修得した。 昭和19年9月、飛練卒業と同時に
高知空に配属され、教員として後輩の指導に当たっていた。

明けて昭和20年3月、高知空は実施部隊に編成替えとなり同時に「特攻隊」が編成された。
そして、練習機「白菊」を使っての特攻訓練が開始された。同年5月20日、 作戦参加を命ぜ
られて鹿屋基地へ進出した。

出撃を前にして一時帰省を許された幸雄君は、「必ず敵を撃破してみせる。これが最後の
別れになるかも知れない」そう話しながら母親ミキさんには元気な表情を見せていたという。
彼は昭和2年10月20日の生まれで、当時17歳7ヵ月であった。

防衛庁戦史室の資料によれば、高知空「菊水第1白菊隊」は、川田茂中尉を指揮官として
5月27日1848から1937の間に20機が出撃した。 そのうち12機が「体当たり攻撃」を
敢行して、悠久の大義に殉じた。

戦後の調査によると、駆逐艦ドレックスラーを撃沈、 サウザード以下9隻の艦船に損害を
与えている。当夜の出撃は「菊水第1白菊隊」の白菊20機のみであった。だから、すべて
彼らの挙げた戦果に相違ない。

10-50、翼なき搭乗員

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          吹き上げ浜での陸戦演習。


戦没者追悼 http://www.warbirds.jp/senri/11sensi/tubasa1.html

        10-50、翼なき搭乗員

大空で戦い大空に散華した者は、まだ恵まれていたのかもしれない。相次ぐ空襲で愛機が
破損し修復の見込みもないまま、脱出の機会を失って敵中に取り残され、 陸戦隊に編入さ
れて戦った者たちがいたのである。彼らは慣れない地上戦闘に巻き込まれ、鍛え抜かれた
搭乗員としての腕前を発揮することもできず、泥まみれになりながら、最後まで勇戦敢闘し、
ついに草むす屍と朽ち果てたのである。

951空所属の、広友喜代志(岡山)箕輪久和(新潟)両1飛曹は沖縄本島で、 敵上陸軍に
対する、「斬込隊」に参加して戦死している。両名とも、鹿児島空の予科練は22分隊5班で
私と同じテーブルで飯を食った仲である。 そして、谷田部空の飛練でも同じ4分隊で飛行
訓練を受け、実用機教程は姫路空の艦上攻撃機へ進んだ。

飛練を卒業し実施部隊は951空に配属され、 沖縄小禄基地にて哨戒任務に就いていた。
ところが、敵機動部隊の空襲を受けて乗機が破壊され、「翼なき搭乗員」となったのである。
やむなく陸戦隊に編入されて、地上戦に参加することになった。

5月26日、広友喜代志1飛曹が沖縄本島小禄村にて、 敵上陸軍と交戦して戦死。  そして、
6月13日には、箕輪久和1飛曹が彼の後を追うように「斬り込み隊」に参加して戦死した。

鹿児島空の予科練時代に実施された陸戦訓練が、少しでも役に立ったのであろうか。

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            攻撃708飛行隊の勇士。


戦没者追悼 http://www.warbirds.jp/senri/10kaiko/09nagahama/zinrai.html  

        10-49、相川兵曹帰還せず!

    神雷部隊奮戦記 
                                 長濱 敏行(宮崎県延岡市)
四月上旬のある朝、
「搭乗員は、至急掩体壕前に集合せよ」
との当直将校の指示があった。大沢兵曹から当直下士官を引き継いだばかりの私は、隊内
を駆け回って指示を伝達した。

掩体壕の上に立った沢本中尉は紅潮した面持ちで、
「本日、第五航空艦隊司令部から出撃の命令が下った。今回の出撃は十二機である。まだ
ペアが決まっていない機は速やかにペアを編成せよ」
と指示した。 これは、攻撃七一一飛行隊から合流した者を含めて再編成の途中で、配置に
欠員のあるペアがあったからである。さーて、どの機長のペアに入ろうかと一瞬迷った。

その時、
「よーし、行くぞ!」
と、大声を上げて飛び出した者がいた、相川兵曹である。 その声に釣られるように我先にと
各ペアに合流した。これで配置は埋まり、ペアの編成は完了した。 ところが、私は集合に遅
れて列の最後尾にいたので、前に並んでいた同期生に先を越されて配置を取られてしまって、
出撃に参加できなかった。

この出撃では片岡貞夫・山本政一・大坪春義二飛曹が戦死し、福原正一二飛曹は撃墜されて
重傷を負った。昭和二十年四月十四日のことである。

不本意ながら、この出撃を編成もれで見送った私にも、いよいよ出陣の時がきた。 四月下旬、
第一中隊第四小隊三番機の副操縦員の配置を得た私は、 勇躍して壮途につくことになった。
七生報国と染め抜かれた鉢巻を締め、腕に日の丸を付けて記念撮影。やはり一種の悲壮感が
漂う。

離陸して日本海沿いに飛び、山口県の上空で変針して南下した。ところが、目的地である鹿屋
は空襲を受けているとの情報が入り、出水基地に降りることになった。今夜はここで一泊でき
るかと淡い希望をもったのも束の間、夕刻に鹿屋へ向けて離陸した。 鹿屋基地は連日ように
空襲を受けて滑走路は穴だらけで、格納庫や兵舎などはほとんど破壊されていた。既にここは
最前線基地なのである。

昭和二十年五月二十四日、菊水七号作戦が発令され、遂にわれわれ「第九桜花特別攻撃隊」
に出撃命令が下った。だがこの日、沖縄方面は天候不良との情報が入り出撃は翌日に延期さ
れた。

明けて二十五日〇五〇〇、
「出撃搭乗員は、直ちに指揮所前に整列」
当直将校が宿舎の中を告げて回った。 外をみるとまだ薄暗い。飛行場ではすでに試運転が
始まっている様子で、エンジンの音が轟々と響いてくる。

この世に生をうけて十八年の今日まで過ごした歳月は、 ただ敵艦に体当たりするためのもの
だったのだろうか、出撃までの一刻、さまざまな思いが脳裏をかすめた。
「相川、最善を尽くして頑張ろう、結末は神のみぞ知るだ!」
と言葉を交わして、それぞれの愛機に乗り込んだ。

本日の出撃は十二機、敵のレーダーに補足されることを避けるため、間隔をおいて単機ごとに
離陸、それぞれ独自の針路で進撃することになっていた。
「さーあ、いよいよ祖国ともお別れだ!」スロットルレバーを徐々に開く、帽子を振りながら見送
る整備員の油まみれの顔が次々と後方に流れる。滑走路を一杯に使って、慎重に離陸する。
「桜花」を抱いた愛機は重く、エンジンは喘ぐように唸っている。

進撃高度は四千メートル、雲に入ると一面真っ白で飛行機の姿勢も分からない。 目安になる
物は何も見えないので、完全な計器飛行である。時折雲の切れ間から海面が見えると飛行機
の姿勢が確認できるのでホッとする。

他機の様子が気になる。しかし、電波管制で敵発見などの重要事項以外は発信出来ないので
ある。 天気はますます悪くなり、他機の状況も一切不明である。ふと後ろを振り返ると、桜花
搭乗員は腕組みをして端然と瞑想している。彼は死を目前にして、何を思い何を考えているの
だろうか。思わず目をそむけた。

母機のわれわれには万が一にも生還の希望を持つことができる。しかし、彼には母機を離れ
たが最後、「桜花」と共に炸裂する以外に還る道など残されていないのだ。そして、刻一刻と
その最後の時は迫っている。また非情にも、「桜花」の投下ボタンを押すのは副操縦員である
私の役目なのだ。

航程の半ばを過ぎても天候は回復せず、他機の様子も不明であった。機長の上田上飛曹は、
遂に進撃を断念し再起を計ることを決心した。 このような視界不良の天候では、 「桜花」の
発進は無理と判断したのである。

鹿屋基地に還ってみると、すでに数機が着陸していた。 指揮所に報告して待機していると、
一機また一機と還ってくる。 彼らも悪天候のため進撃を諦めたのだ。  話によると一機は
エンジン不調で出撃を取り止めたらしい。するとまだ三機が未帰還である。相川の機が気に
なり電信室に問い合わせて愕然となった。

「我、燃料ノ続ク限リ索敵攻撃ヲ続行ス」
との電報が届いていたのである。 そして、 それ以後の連絡が途絶えているというのである。
見敵必殺、再び生きて還らじの決意で悪天候の中を、敵艦を探し続けているのだろうか。

いや、グラマンの待ち伏せに会い、壮絶な空中戦を展開したのかも知れない。あるいは、猛烈
な対空砲火に曝されたのか、 最期の状況は知る由もない。 掛け替えのない命と引き換えに
大和民族の誇りを守り、祖国に殉じたのであろう。

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             練習機「白菊」までも!


戦没者追悼 http://www.warbirds.jp/senri/11sensi/index.html

        10-48、20年5月後半の戦没者

20. 5.21 岡本 三郎 (岡山県・18歳) 601空戦闘308
 茨城県百里原基地に上空で追従攻撃訓練中、 空中接触により殉職。

20. 5.25 相川 和夫 (佐賀県・17歳) 721空攻撃708
 第9桜花特別攻撃隊 攻撃隊員として沖縄周辺の敵艦船攻撃のため鹿屋基地を発進。 未帰還。 (一式陸攻)

20. 5.25 成松 信彦 (佐賀県・18歳) 706空攻撃704
20. 5.25 北山 幸雄 (福井県・18歳) 706空攻撃704
 伊江島飛行場夜間爆撃に出撃。 敵機と交戦し自爆戦死。

20. 5.25 鹿島 昭雄 (福岡県・17歳) 百里原空
 神風特別攻撃隊 第3正統隊員として国分基地発進。 沖縄周辺の敵艦に体当たり攻撃を敢行。(九九艦爆)

20. 5.26 広友 喜代志 (岡山県・19歳) 951空
 沖縄本島小禄村にて、 敵上陸軍と交戦中戦死。

20. 5.27 横山 三郎 (富山県・18歳) 706空攻撃704
 沖縄北飛行場爆撃のため鹿屋基地発進。 敵夜間戦闘機と交戦。 戦死。 (一式陸攻)

20. 5.28 増田 幸雄 (宮崎県・17歳) 高知空
 神風特別攻撃隊 菊水部隊白菊隊員として鹿屋基地発進。 嘉手納沖敵艦船に体当たり攻撃を敢行。(白菊)

20. 5.29 伊藤 信照 (福岡県・18歳) 12空攻撃253
 神風特別攻撃隊 振天隊隊員として新竹基地を発進。 沖縄周辺の敵艦に体当たり攻撃を敢行。 (九七艦攻)

20. 5.30 松下 洋二 (熊本県・17歳) 352空
 特殊飛行訓練中、 大村飛行場西北方の海上に墜落。 航空殉職。


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