老兵の繰り言

「特攻隊」の生き残りが後世に語り継ぐ鎮魂の記録です。続いて、自衛隊草創期のうら話などを紹介致します。

13想いで話

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             大東亜戦争従軍記章。

想いで話 http://www.warbirds.jp/senri/ 

        13-657、 大東亜戦争の呼称について

「大東亜戦争」の呼称について所見を述べます。この呼称は、大東亜戦争
開戦直後の、昭和十六年十二月十二日の閣議により決定され、次のよう
に発表されました。

 今次戦争ノ呼称並ニ平戦時ノ分界時間ニ付テ
 閣議決定(昭和十六年十二月十二日)
一、今次ノ対英米戦争及ビ今後情勢ノ推移ニ伴ヒ生起スルコトアルベキ
  戦争ハ、支那事変ヲモ含メ大東亜戦争ト呼称ス
二、給与、刑法ノ適用等に関スル平時戦時ノ分界時期ハ、 昭和十六年
  十二月八日午前一時三十分トス  [以下省略]

 関係法律としては、昭和十七年二月十七日、法律第九号で、
「勅令ヲ以テ別段ノ定ヲ為シタル場合ヲ除クノ外、 各法律中支那事変ヲ
『大東亜戦争』ニ改ム」と定められて、一般にもこの呼称が定着しました。

昭和二十年九月二十日、「ポッダム宣言」受諾により連合国軍の管理下
に置かれた日本政府は、 占領下の特別処置として、 次の勅令を公布し
ました。

ポッダム宣言の受諾に伴い発する命令の件(昭和二十年勅令第五四二号)
「ポッダム宣言」の受諾に伴い、連合国最高司令官の為す要求に係わる
事項を実施するため、特に必要ある場合は、命令をもって所要の定めを
為し、必要な罰則を設けることを得。

この勅令を基に、同年十二月十五日、連合国軍総司令部参謀副官発第三号。
終戦連絡中央事務局経由日本政府に対する覚書の中で、

「公文書ニ於テ『大東亜戦争』『八紘一宇』ナル用語乃至ソノ他ノ用語ニシテ、
日本語トシテソノ意味ノ連想ガ国家神道、軍国主義、過激ナル国家主義ト切リ
離シ得ザルモノハ之ヲ禁止スル、而シテカカル用語ノ即刻停止ヲ命令スル」。

との命令が出されました。そのため「大東亜戦争」の呼称は公文書では使用
できなくなりまし。しかし、公文書以外では制限されていないのに拘わらず、
なぜか使われなくなりました。

昭和二十七年四月十一日、講和条約の成立に伴って、政府は法律第八一号
を公布して、 前記の勅令第五四二号を廃止しました。 この法律によって、
占領軍の命令や指示はその効力を失い、占領時代の各種の制限は消滅した
のです。

国内法としては、昭和十六年十二月十二日に閣議決定された「大東亜戦争」
の呼称は、それ以降、法的な改廃は行われていません。したがって、法律上
は正式名称として存続していたと解釈できます。 ただし、 ポッダム宣言の
受諾によって、公文書での使用が一時期禁止されていたと考えるのが妥当
でしょう。

☆今日の一言☆  
猫に小判豚に真珠

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             食卓番。

想いで話 http://www.warbirds.jp/senri/ 

        13-656、下士官が毎日「食卓番」
 
飛行科分隊は他の兵科と違い、給食人数が毎日変わります。これは所属
人員に変更がなくても時間外の任務飛行があるからです。 早朝に出発す
る機の搭乗員の朝食は「弁当食」になります。 昼食や夕食も同様でした。
これら給食人数や「弁当食」の数を主計科と調整する、 「分隊事務係」は
毎日大変な作業です。

分隊のデッキ(居住区)には大きなテーブルが並べられています。十数名で
一卓(班)を構成します。そして、各卓では「食卓番」が食事の準備と後片付
けをします。「食卓番」は各卓の最下級者の役目です。われわれは下士官
でありながら、毎日「食卓番」をやらされていました。他の兵科では二等兵
の役目です。

裏話を紹介します。九〇三空では隣のデッキは整備科でした。配食の分量
を少なめにして残しておきます。 そして、整備科の二等兵に合図をします。
彼等はその残飯欲しさに飯缶の洗浄から返納、そして食器の洗浄消毒まで
引き受けてくれるのです。燃料不足など後輩の飛行訓練が中断され、実施
部隊に出てこなくなったので、 我々のクラスは一等飛行兵曹に昇任しても、
最後まで「食卓番」から解放されることはありませんでした。

☆今日の一言☆  
人と屏風は直ぐには立たず

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             羅針儀。

想いで話 http://www.warbirds.jp/senri/ 

        13-655、磁差修正も定期的に
 
実施部隊の搭乗員は、「搭乗割」による搭乗勤務の他に別の仕事が割り当てられ
ていました。「日課手入れ」と呼ぶ作業です。 作業の内容を九〇三空の例で説明
します。 作業を大別すると「分隊事務」や「甲板係」「酒保係」など、衣食住に関す
る担当と「記録係」「兵器係」「夜設係」「落下傘係」など、 飛行作業に直接関係す
る係に分けられます。

朝の課業整列で「予定作業掛れ」の命令で、当日飛行予定のない者はそれぞれ
のパート(作業場)に散って行きます。 「搭乗割」は終業時の課業整列で、翌日の
搭乗予定が示されています。 これは、日施哨戒や船団直衛など早朝に出発する
任務が多いからです。

「飛行命令」は飛行隊士が起案し、飛行隊長の決裁を受け各搭乗員に伝達され
ます。この場合「搭乗割」と呼ぶ黒板に、任務内容・機体番号・搭乗員氏名を記入
して伝達します。搭乗員氏名は最初一文字を書き、士官は〇准士官は△で囲み、
下士官は∧兵は―を名前の上に被せて描きます。 同姓の場合は名前の頭文字
を付記します。

また下士官は交代で「当直下士官」の任務につきます。 これは、飛行指揮所で
待機し、飛行隊長の命令や指示その他を隊員に伝達するのが主な役目です。

各係は一般に事務系統が忙しく、身体で奉公する方は暇でした。 「兵器係」と
言っても電信員が担当する機銃や通信機、 それに、偵察員が担当する電探や
磁探などの搭載兵器は、本来マーク持ちの整備員が整備します。それを、飛行
機に搭載して微調整を行う程度でした。 後は遊び半分でした。 問題なのは
搭載兵器に縁のない操縦員です。夜設の手入れや機内の清掃程度でお茶を
濁すことになります。

これ以外に、「磁差修正」など定期的に実施していました。 「磁差修正」とは、
羅針儀が常に正しい方位を示すようように、誤差を修正する作業です。 これ
を怠ると、 操縦席と偵察席の羅針儀が違った方位を指すことにもなり、正し
い航法は不可能となります。

それはさて置き、 何処のパートでも作業時間よりも、 「ソラヲツク(馬鹿話を
する)」方が多いのです。 だが中には真面目な話もあります。 古参搭乗員の
戦地体験談や母艦の運用に関する話などは、若年搭乗員にとっては貴重な
学習の場となりました。

搭乗員仲間では、本来飛行時間が物を言います。だが、飛行時間の割には
実戦経験の乏しい者もいました。 反面飛行時間は少なくても、艦隊勤務や
実戦経験のある者がパートでは主役でした。

☆今日の一言☆  
迷う者は路を問わず!

13-654、戦後の余談

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             神林炭鉱職員一同。

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        13-654、戦後の余談

私は復員後、長崎県北松浦郡のある炭鉱に経理係として勤務しました。海岸に
面した田舎町です。 それは「山神祭」の行われる前日の夕方、職員宿舎でのこ
とでした。

独身社員が数名集まって、新鮮な魚を刺身にしてのささやかな宴会が始まりま
した。各地から集まっていた若者達が、それぞれのお国自慢の歌や踊りで座は
盛り上がりました。当時は物資不足に拘わらず、炭鉱にはお酒の「特配」があっ
たので意気軒昂でした。

時間が経つにつれ、 一人去り二人去り気がついてみると、残ったのは山本君と
二人だけでした。山本君は私と同じ海軍の復員兵です。 彼は航空母艦「雲龍」
の乗組員でした。海軍時代の話に興じながら尚も呑み続けました。

しかし、酒には強い二人も睡魔には勝てず、遂に眠ってしまいました。翌朝目
が醒めた私は、今日はお祭りだからゆっくり休めると思っていました。ところが
何と、祭りは昨日で終わっていたのでした。聞けばまる一昼夜呑んでいたそう
です。

☆今日の一言☆  
酒は飲んでも飲まれるな!

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             石井兵曹。

想いで話 http://www.warbirds.jp/senri/ 

        13-653、勝った方にパイ缶を賭ける!

私はよく飲み友達に聞かれます。
「お酒はどの程度飲まれるのですか?」
「時間ですか、それとも量ですか? 時間なら一昼夜、量なら二升です」
と答えます。これは過去の経験からです。

大井空でのことです。 当時私の所属する分隊で、 一番の呑み助は石井か
永末だと云われていました。 ある日、飛行作業が中止となりデッキで酒盛り
が始まりました。宴酣、先任下士官が口を開きました。
先任「うちの分隊で、誰が一番酒が強いんだ?」
隊員「それは石井兵曹か永末でしょう」
先任「お前ら呑み比べをやらないか? 勝った方にパイ缶を賭ける!」
永末「石井兵曹やりますか」
石井「よし! やろう」

まず私が大食器(5合程度)を一息に呑み干し、石井兵曹に渡しました。勿論
冷酒です。 彼もこれを呑んで私に返しました。これを再度繰り返してから、
永末「石井兵曹まだ呑みますか?」
石井「お前が呑むなら呑むぞ」
永末「では今度は、小さいのでいきましょうや」
湯呑(1合程度)に注いで3杯ずつ呑みました。そこで、
永末「石井兵曹まだ続けますか?」
石井「お前が呑むんなら俺も呑むぞ!」
永末「どうです、引き分けにしませんか?」

結局引き分けにして、パイ缶は二人で分けました。
(石井兵曹は長崎県壱岐郡勝本町出身)

☆今日の一言☆  
釣りする馬鹿に見る阿呆


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