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館山航空隊の酒保。
想いで話 http://www.warbirds.jp/senri/
13-651、航空増加食と戦給品
予科練から飛練に進んで先ず変わったのが食事でした。 一般の兵員食以外に
「航空増加食」と呼ぶ特別な食べ物が毎食支給されました。定番は鶏卵や牛乳
です。時には季節の果物なども配食されました。
飛練を卒業して一人前の搭乗員として実施部隊に出ると、更にいろいろな物が
支給されます。 「熱糧食」と呼ぶ菓子や「居眠り防止食」と云って、 抹茶を錠剤
にしたものなども支給されていました。 これ以外に「戦給品」と称して、 葡萄酒
や果物の缶詰などが支給されるようになります。
ところが資材不足のためか、 みかんの缶詰の中身だけを氷詰めにしたものが
支給されたことがありました。これをかち割りにして、ポリポリ齧るのです。また、
ラベルの貼られていない缶詰にも、しばしば出会いました。 (当時、 缶切りは
必需品でした)
当時は物資不足のため、「酒保」で買える品物が少なく大半の「酒保物品」は
分隊毎に配給されていました。 それでも海仁会の集会所では、 ウイスキー
や缶詰などが販売されることもありました。 また、配給とは云っても搭乗員は
他の兵科に比較すれば優先的に配分されていたように思います。
私は百里原空当時「酒保係」を担当していました。 主計科倉庫で「酒保品物」
を受け取り隊員に配分し、俸給日に代金を徴収して主計科に納めるのが仕事
です。袋菓子など全員に渡る場合はよいのですが、中途半端な数量の品物を
公平に配分するのに苦労しました。 しかし、主計科倉庫に出入りする関係で、
いろいろな役得にも与かりました。
当時の値段は、専売局が扱う「たばこ」など全国一律の物と、部隊毎に違った
品物や価格もありました。一例を記してみます。(記憶違いはご容赦)
たばこ
ほまれ(20本)7銭。 鵬翼(20本・価格失念)金鳶(10本)20銭。光(10本)30銭。
酒類 清酒4円。 ウイスキー小瓶2円。 ビール1円(殆ど呑みませんでした)。
赤玉ポートワイン(戦給品で価格の記憶なし)。
飲料 サイダー(主に航空弁当に添えられ支給価格の記憶なし)。
缶詰 パイ缶50銭。
☆今日の一言☆
鷹は飢えても穂をつまず
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