老兵の繰り言

「特攻隊」の生き残りが後世に語り継ぐ鎮魂の記録です。続いて、自衛隊草創期のうら話などを紹介致します。

3陣中談議・うら話

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                平和を守る努力私たちの責務。


陣中談議・うら話  http://www.warbirds.jp/senri/jasdf/18zizi/kodama/kodama2.html  
        3-60、後世に残そう特攻隊の事績

広島や長崎の原爆慰霊の行事は毎年報道される。 しかし、特攻隊の事績が報道されること
はない。 戦争中は畏敬の念で迎えられた特攻隊も、 戦後は「犬死に」としか評価されず、
多くの同期生を沖縄特攻で亡くした私は悔しい思いをしてきた。
 
過日、ある大学の先生から、学生に特攻隊の体験を話してほしいとの依頼を受けた。だが、
今の学生に特攻隊員の心境が理解できるのだろうか。

ある学生は、ハワイ旅行でアリゾナ記念館を見て、初めて日本軍が真珠湾を攻撃した事を
知ったそうである。また他の学生は、太平洋戦争と大東亜戦争とは別の戦争だと思ってい
たという。

今の若者は教えられないから知らないのである。悲劇は語り継がなければならない。戦後
五十五年を経て、戦争も風化した。その一方で、特攻隊員の心情やその事績に、強い関心
を寄せられる、大勢の若者がいることを知り、 意を強くした次第である。


岩山先生はご自身も子供の頃、混乱の中国から引き揚げられた戦争体験者である。先生
からの要請で「特攻隊」時代の体験を学生に話した。 これを先生が、上記のように新聞に
投稿されたのである。ところがその時、新聞社とひと悶着あったそうである。それは先生の
原稿では「大東亜戦争」と書いていたのに、 新聞社は何の説明もなく「太平洋戦争」と書き
改められたからである。凛とした生前のお姿を偲び、ご冥福をお祈り申しあげます。

☆「声」掲載(2000.8.12)

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             大東亜結集国民大会。


陣中談議・うら話  http://www.warbirds.jp/senri/23ura/23.html  
        3-59、大東亜戦争の呼称について

「大東亜戦争」の呼称について所見を述べたい。 この呼称は、 大東亜戦争開戦直後の、
昭和十六年十二月十二日の閣議により決定され、次のように発表された。

今次戦争ノ呼称並ニ平戦時ノ分界時間ニ付テ
      閣議決定(昭和十六年十二月十二日)
一、今次ノ対英米戦争及ビ今後情勢ノ推移ニ伴ヒ生起スルコトアルベキ戦争ハ、 支那事変
  ヲモ含メ大東亜戦争ト呼称ス
二、給与、刑法ノ適用等に関スル平時戦時ノ分界時期ハ、昭和十六年十二月八日午前一時
  三十分トス   [以下省略]

関係法律としては、昭和十七年二月十七日、法律第九号で、
「勅令ヲ以テ別段ノ定ヲ為シタル場合ヲ除クノ外、 各法律中支那事変ヲ『大東亜戦争』 ニ
改ム」と定められて、一般にもこの呼称が定着した。

*
昭和二十年九月二十日、 「ポッダム宣言」受諾により連合国軍の管理下に置かれた日本
政府は、 占領下の特別処置として、 次の勅令を公布した。

 ポッダム宣言の受諾に伴い発する命令の件   (昭和二十年勅令第五四二号)
「ポッダム宣言」の受諾に伴い、連合国最高司令官の為す要求に係わる事項を実施するた
め、特に必要ある場合は、命令をもって所要の定めを為し、必要な罰則を設けることを得。

この勅令を基に、同年十二月十五日、連合国軍総司令部参謀副官発第三号。終戦連絡中
央事務局経由日本政府に対する覚書の中で、

「公文書ニ於テ『大東亜戦争』『八紘一宇』ナル用語乃至ソノ他ノ用語ニシテ、日本語トシテ
ソノ意味ノ連想ガ国家神道、 軍国主義、過激ナル国家主義ト切リ離シ得ザルモノハ之ヲ
禁止スル、而シテカカル用語ノ即刻停止ヲ命令スル」。

との命令が出された。 そのため「大東亜戦争」の呼称は公文書では使用できなくなった。
しかし、公文書以外では制限されていないのに拘わらず、なぜか使われなくなった。

*
昭和二十七年四月十一日、 講和条約の成立に伴って、 政府は法律第八一号を公布して、
前記の勅令第五四二号を廃止した。この法律によって、占領軍の命令や指示はその効力を
失い、占領時代の各種の制限は消滅したのである。

国内法としては、 昭和十六年十二月十二日に閣議決定された 「大東亜戦争」 の呼称は、
それ以降、法的な改廃は行われていない。 したがって、法律上は正式名称として存続して
いたと解釈できる。 ただし、ポッダム宣言の受諾によって、公文書での使用が一時期禁止
されていたと考えるのが妥当であろう。

かりに、名称の改廃があったとしても、わが国があの当時「大東亜戦争」と呼称して、戦争を
遂行してきたことは、歴史的事実である。事の善悪は別として、この事実まで抹殺すること
は不可能である。ところが、この歴史的事実を隠蔽するかのように、「太平洋戦争」 などと
根拠のない名称を使用するのが、今や報道機関などでは主流となっている。

今次の世界大戦は、 アメリカ合衆国の「太平洋戦争」やソ連の 「大祖国戦争」 のように、
それぞれの国や地域で呼称が異なっている。世界的に共通した呼び名としては、 第二次世
界大戦(The World War Two)が一般的であろう。 現在わが国の報道機関などで使われて
いる「太平洋戦争」も国際的な呼び名ではない。

アメリカ合衆国の公刊戦史などに 「The War in the Pacific」と使われているが、 これは、
第二世界大戦においてアメリカ合衆国が、 ヨーロッパ戦域に対して、  太平洋戦域という
意味で使用したもので、戦争全体を指すものではない。

「大東亜戦争」の戦域は中国大陸をはじめ遠くビルマ及びインド洋にまで達した。 だが、
当時の説明によれば、「『大東亜戦争』トハ大東亜新秩序建設ノ為ノ軍事行動ノ総称ナリ」
と解説し、これを「目的」としてとらえている。だから、地域を示す用語ではなかった。

そもそも「大東亜戦争」は、 植民地化されたアジア地域からアメリカや西欧諸国の勢力
を排除して、日本を盟主として共存共栄を図る「大東亜共栄権」の建設がその目的である。
そしてその目的が崇高なるが故に、「聖戦」と呼ばれたのである。

結末は敗戦に終わり、 その理想は達成できなかった。しかし、日本国政府が閣議で決定
した「大東亜戦争」を使用せず、 法的にも根拠のない 「太平洋戦争」と呼称することで、
太平洋戦域におけるアメリカ合衆国との戦争のみを強調し、中国大陸や東南アジア方面
での軍事行動を隠蔽するような態度をとるのは、改めるべきではなかろうか。

「太平洋戦争」とはアメリカ合衆国が対日戦争に使った呼称である。 これを借用すること
で「大東亜戦争」をあたかも他国の戦争のように見せかけている。 これが、近隣諸国から
日本人は歴史認識が足りないと糾弾される一因になっているのではないだろうか。

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3-58、大東亜戦争勃発

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             米太平洋艦隊全滅。


陣中談議・うら話  http://www.warbirds.jp/senri/23ura/23.html  
        3-58、大東亜戦争勃発

     詔 書

天佑ヲ保有シ萬世一系ノ皇祚ヲ践メル大日本帝國天皇ハ昭ニ忠誠勇武ナル汝有衆ニ示ス
朕茲ニ米國及英國ニ對シテ戰ヲ宣ス 朕カ陸海将兵ハ全力ヲ奮テ交戰ニ從事シ朕カ百僚 
有司ハ勵精職務ヲ奉行シ 朕カ衆庶ハ各々其ノ本分ヲ盡シ億兆一心國家ノ総力ヲ擧ケテ
征戦ノ目的ヲ達成スルニ違算ナカラムコトヲ期セヨ
抑々東亞ノ安定ヲ確保シ以テ世界ノ平和ニ寄與スルハ 丕顕ナル皇祖考丕承ナル皇考ノ
作述セル遠猷ニシテ 朕カ眷々措カサル所 而シテ列國トノ交誼ヲ篤クシ萬邦共栄ノ楽ヲ
偕ニスルハ 之亦帝國カ常ニ國交ノ要義ト爲ス所ナリ 今ヤ不幸ニシテ米英兩國ト鷽端ヲ
開クニ至ル詢ニ已ムヲ得サルモノアリ豈 朕カ志ナラムヤ 中華民國政府曩ニ帝國ノ眞意
ヲ解セス濫ニ事ヲ構ヘテ 東亞ノ平和ヲ攪亂シ遂ニ帝國ヲシテ干戈ヲ執ルニ至ラシメ茲ニ
四年有餘ヲ經タリ 幸ニ國民政府更新スルアリ 帝國ハ之ト善隣ノ誼ヲ結ヒ相提携スルニ
至レルモ重慶ニ残存スル政権ハ米英ノ庇蔭ヲ恃ミテ兄弟尚未タ牆ニ相鬩クヲ悛メス米英
兩國ハ残存政権ヲ支援シテ東亞ノ禍亂ヲ助長シ平和ノ美名ニ匿レテ東洋制覇ノ非望ヲ逞
ウセムトス剰ヘ與國ヲ誘ヒ帝國ノ周邊ニ於テ武備ヲ増強シテ我ニ挑戦シ更ニ帝國ノ平和
的通商ニ有ラユル妨害ヲ與ヘ 遂ニ經濟斷交ヲ敢テシ帝國ノ生存ニ重大ナル脅威ヲ加フ
朕ハ政府ヲシテ事態ヲ平和ノ裡ニ回復セシメムトシ 隠忍久シキニ彌リタルモ 彼ハ毫モ
交讓ノ精神ナク 徒ニ時局ノ解決ヲ遷延セシメテ此ノ間却ツテ益々經濟上軍事上ノ脅威ヲ
増大シ以テ我ヲ屈従セシメムトス 斯ノ如クニシテ推移セムカ東亞安定ニ關スル帝國積年
ノ努力ハ 悉ク水泡ニ歸シ帝國ノ存立亦正ニ危殆ニ瀕セリ 事既ニ此ニ至ル 帝國ハ今ヤ
自存自衛ノ爲蹶然起ツテ一切ノ障礙ヲ破碎スルノ外ナキナリ   皇祖皇宗ノ神靈上ニ在リ
朕ハ汝有衆ノ忠誠勇武ニ信奇シ祖宗ノ遺業ヲ恢弘シ速ニ禍根ヲ燮除シテ東亞永遠ノ平和
ヲ確立シ以テ帝國ノ光榮ヲ保全セシムコトヲ期ス

        御 名          御 璽                  

今から六十五年前の昭和十六年十二月八日、大東亜戦争が勃発した。開戦劈頭における
真珠湾の奇襲攻撃、 それに続くマレー沖海戦の大戦果、 軍艦マーチとともに放送される
これらのニュースに、国内は湧き立っていた。
  
この詔書に示されている内容は、当時われわれ国民が一般的に認識していた国際情勢その
ものであった。 西欧列強により植民地化され貧困の極にあったアジアの現状。 長期化した
支那事変に加えて、ABCD(米・英・支・蘭)の軍事的包囲網や、 経済封鎖による石油その他
の物資不足を身ぢかに感じていた。だから国民は、自存自衛のため死中に活を求めるという、
悲壮感をもってこの開戦を受け入れたのである。
[AOZORANOHATENI] 

3-57、「宇垣特攻」の謎

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            ワシントンポスト紙。


陣中談議・うら話  http://www.warbirds.jp/senri/23ura/23.html  
        3-57、「宇垣特攻」の謎

        (33)アメリカ有力紙の報道。

 私は今まで、 自分で調査した資料をもとに、 終始 「十六日説」を唱えてまいりました。
そんな私に強力な協力者が現れました。それは Miss Satomi Maekawa です。彼女は現在
アメリカの大学に留学中の学生です。 図書館等に保存されている当時の新聞を調査して、
関連記事のコピーを送ってくれたのです。 その中から、 ワシントンポスト紙の決定的記事
を紹介致します。 皆様も訪米する機会がありましたら、ぜひ図書館を訪れて、当時の新聞
記事を確認してください。

 前にも述べたとおり、私は特攻隊の生き残りとして、特攻隊の真実の姿を後世に残したい
との願いから、真相の解明に努力を続けてまいりました。 しかし「宇垣特攻」には日時以外
にも、未だ不明な点が数多く残っております。

 中津留大尉はなぜ五機の命令に対して十一機を編成したのか。そして、なぜ熟練搭乗員
を残して若年搭乗員を主体に搭乗割を作成したのか? また、 標準装備でもなく訓練さえ
行っていない80番に積み換えさせたのはなぜなのか? 等々です。 皆様のご協力を得て
今後とも真相の究明を続けたいと思っております。            

3-56、「宇垣特攻」の謎

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            木船上飛曹。


陣中談議・うら話  http://www.warbirds.jp/senri/23ura/23.html  
        3-56、「宇垣特攻」の謎

       (32)「宇垣特攻」八月十六日説の証言者。


★自衛隊時代に初めて 「宇垣長官の出撃」は八月十六日だったと私に言った鶴谷一尉は、
決して虚言を弄ぶような人物ではありません。 また、同席していた甲飛先輩の木船三佐も、
敢えてこれを否定しませんでした。

★私の同期生、出直敏君やその父親の話は既に述べました。当時出君は「宇垣長官の出撃
が十六日であることは大分では誰でも知ってる」 と話していました。 これを裏付けるように、
豊の国宇佐市塾発行の「宇佐航空隊の世界」に、中津留大尉が宇佐航空隊で教官をされて
いた当時の話や、八月十六日に沖縄に向かって出撃したことが記されています。

★当事の関係者は、命令に従って突入した隊員を「戦死」と認めさせるため、八月十五日の
突入として発表したものと思われます。だから当事者の発言は、戦死者の名誉を護ることに
重点が置かれているものと考えられます。問題の核心はここにあるように思われます。

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