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[[attached(1,center)]] ※画像はA,Sの物ですが関係ありません。物語はStrikerSからまだ2ヶ月程の世界です。 脆くて何もが初めてな若葉。 明るく折れない薄幸の心と重くも優しい鉄槌の意思。 残るのは、謎と呼ぶにはまだ小さい切れ目。 今まですれ違っていた物はきっと一つにもなれる。 ただただまっすぐ明るい笑顔でずっと、どこまでも同じに だけど… 「魔法少女リリカルなのはVita」 はじまります。 3話「浮かびゆく痛み」 あたしにとっては穏やかな日常は憧れでしかなかった。いつだって手に入らないで、すぐに消えてしまう。その過酷でめんどくせー運命から解き放たれて、今まさに不思議と落ち着いた日常を手にいれていた。 あたしの部屋に一人の同居者が出来た。…あたしの意思とは無関係にだけど。現在はそいつと一緒に食事中。 ついでに言うと、食事は市販品のケーキだ。こっちはまだまだ仕事やんなきゃならねーんだけど、なんというか、その……一人だと危なっかしい。 「おいキー、あんまし部屋汚すんじゃねーぞ。はやてに貰った部屋だからな。」 「はーいなのえふ(もぐもぐ)」 「だからなー…口に物入れて喋るなっつてんだよ。」 まったく、初めての同居人『キー』が来てからもう3日目か、そろそろこの状況になれてきちまったじゃねーか。 もっとも、まだこいつの事はまったく分からねーんだけど。 「モグモグ…あ、落ちたのです。」 ヒョイッパクッ 拾い食い……なんか、いつまでも行儀がわりーな。ガキっつーのは皆こんなもんなのか? 「って、おめーどんだけこぼすんだよ。」 ちょっと他の所を見てるとすぐにポロポロこぼしやがる。はぁー。 「もー拭いてやっからちょっと来い。」 「あ、すいません…。」 ケーキで汚れた服を綺麗に拭いていく。まるでテレビとかで見る母さんだけど、部屋を汚すわけにもいかねーし(一応借り物部屋)、…こいつも汚れたままってわけにはいかねーからな。 「よし、これでOK、と。」 「うわー!ありがとうございます、ヴィータお姉ちゃん♪」 ……こいつのこの呼び方には未だに慣れていない。あたしとしては悪くない気もするけど…こっぱずかしいな。 「はぁーそれにしても……」 「?」 ここで一緒に生活初めてみて分かったが、こいつには本当に何もが始めてらしい。というかこの管理局どころか魔術師、魔法、人間…とにかくすべてに初めての反応を示してた。ん、初めて?そういえば。 「そういえば聞いてなかったけど、おめーの両親ってどんな奴なんだ?行儀とか…」 「両親…ですか、一体どういう物なんでしょうか?」 「あちゃー知らねーか…。えーとなあれだよあれ、母さんとかだな。」 「ほえー母さん…」 と、あたしののんびりしだした日常はここで一回止まることになる。 「母さん……お母さん…?」 「!!」 なんだ?急にキーの体が震え出して…… 「お母さん……。」 「どうした?」 「いえ…いや、いや…!」 キーの体の震えがどんどん大きくなっていく。 「一体どうしたっつーんだ…?」 とりあえずあたしは慎重に会話を紡いでいく。こいつが来てから初めての事だ。冷静に対処しなくちゃなんねー。 こいつの監視、観察もあたしの仕事なんだから。けど………。 「お母さん……。」 「おいっ、いきなりどうしたんだよ?」 「お母さんって、『誰』?」 !!!……今こいつ『何』じゃなくて『誰』って言ったか?もしかして、何かを思い出してるのか。 「おいお前ほんとにっ……」 『お母さんなど…いな…い…!』 突然、辺りを赤色の光が包み込んだ。さっきまで何事も無かった部屋に高音波が響いていく。 (やべーっ!!) 直感であたしは壁を突き破って外へと飛び出す。そして、その判断は正しかった。 まだキーがいるであろうヴィータの部屋が、爆発した。 [[attached(2,center)]] ―3話続く
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その他小説!
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コメント(2)
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―続き ……こうして今に至ったわけだ。ん、ここはどこかって?…あたしの部屋だよっ!!! そう、ここは元機動六課時代に進呈された、あたし専用の部屋だ。私物も全部あたしんだし、はやてん家の本部屋に戻らずにここで寝ることも多い。つか、最近はそれがほとんどだ。…で、そんなあたしのプライベートな部屋に座り込んでいるのが…… 「おめーつうわけだ。」 ビシッと目の前のワンピースを着たガキを指差す。着てる服はあたしの服を貸してやった。大きさが少し大きめだけど、あんなボロボロの服着せてもなー。裸よりもましだろう。 「ほぇ〜なんだか凄い話なのですぅ。」 「って、おめー今の話聞いて無かったのか!おめー本当に何も覚えてねーのか?」 「……はいなのです。…………すいません。」 急にしょげるキー。…ったく、めんどくせーな、こいつは。つか、はやて達も後で来るなんて言ってたのに、中々来ねーなぁ。 だいたい、こいつはあれだけの魔力を何も察知させずに管理局内に持ち込んだ奴なんだぞ。まだまだこいつが危険な存在かもしれねーってのには変わりがない。ひょっとしたら、とぼけてるだけで脱出の機会を伺ってるって事も…(なさそうだけど)。 「いちいち暗くなるんじゃねー!あたしの部屋で暮らすからには、あたしのルールは守って貰うぞ。」 「はいなのです!」 「よし。…って立ち直り早えーな。まぁ、いいけど。」 ……まずはどうしよう。成り行きと勢いでこんな事になっちまったけど、あたしはこうして誰かを世話したことはねーからな〜。というか、誰かを部屋に招くのだってそうそうねー。一体何したら… グ〜〜〜〜〜 …………ん?…すげー音したな。 「なんだ、おめー腹減ってんのか?」 「…あ、い、いやー…うへへへ…そ、その〜(照)。」 「ルールその1、はっきりしろ!」 「はいなのです!」 「お前……返事はいいな。だったら何か食うか?何が食べたい?」 「何か食べます!お腹いっぱい食べますなのです!」 「…今度は正直過ぎだ。」 とりあえず、管理局サービスで部屋に配達して貰う。一応こいつも謎の因子(の筈)だからなー。あんまし外でうろちょろさせとくのにも問題がありそうだ。まぁ、注文から10分くらいで食べ物は届いた。 「ほれ、来たぞ。」 「あ…うわ〜〜〜〜!!こ、これはなんて食べ物なのですか??」 「何って…普通にピザだろ?」 注文って言ったらピザだと以前はやてが言っていたのを聞いたことがある。はやての手作りのが全然おいしかったけど、別にお腹を膨らませるためには全然OKだと思ったんだけど… 「なんか嫌いなもんでもあったか?好き嫌いは許さねーぞ。」 「いえ、初めて見ました。おいしそうなのです〜♪」 「!――――そ、そうか…。」 「はい!なのです〜」 そういうと、いきなりピザを口にほおばり始めた。よっぽど腹が減ってたんだな。……というかピザも知らねーのかよ。ほんと、なんなんだこいつ? 「…………うめーか?」 こくこくと全力で首を振る少女、口では含んだピザが激しく躍動している。さらに振ったせいで飛びちった断片が目に入り慌てて服の袖でごしごしと…………なんだよ、そんな姿を見せられると… 「ぷ!あははははははっ!」 「??」 なんだか、少し前まで真剣に考えていたのがすっごくばかばかしくなってきた。駄目だ止まんねー 「あはははははははははははっ!!」 「ほえーえへへへへへへへへへ!!」 くだらねー笑い声が、狭いあたしの部屋を埋め尽くした。 ―2話 完
3話に続く |
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[[attached(1,center)]] フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーッホッホッホッホーーーーー!!! どうもぉ〜〜〜ケッフッカぁプラッツゥオ(ケフカ パラッツオ)だじょーーーーーー↑↑ 今日もおむぉしろーーーーーーーーーいもぬぉをさがぁしに行くうううううううううじょおおおおおお! ふ〜〜〜む、どっこいこっか? うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!! そうだ、庭へ行こう♪ にわ、にわ、にわ、にわにわにわにわにわにわっっ!!!があっとぅわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜^^ よし、 れっつれっつれっつ〜ご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪・・・ フンフンフン♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 戦う意味を見失わないどぇ〜光よぉ☆になれぇ〜♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ※中傷ではありません、ケフカ様の全力です フンフンフンフン♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ エーストゥァ〜ンスインテリィ〜スセフィロ○〜♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ※中傷ではありません、ケフカ様の全力です フンフンフンフン♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ざ〜んこーっくなぁ天使ぬぉテーゼぇしょーおーぬぇ〜んよ神話にぬぁれ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ※中傷ではありません、ケフカ様の全力です フンフンフンフン♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ は〜るぅかぁーそぉらひびーいてりゅ〜いのりうぁ〜きーせーきにぃぃぃぃぃ↑↑♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ってあ、ついたじょー!!!! ※中傷ではありません、ケフカ様の全力です 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!うぉうっなんかあったあった〜〜〜☆ [[attached(2,center)]] 何コレい〜じゃん、着ちゃおうっかな〜〜〜!!! よし、そのためにはまずはこのグァラスケースを・・・ 破壊!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ガシャンガシャンガシャンガシャン ガシャンガシャンガシャンガシャン ガシャンガシャンガシャンガシャン ガシャンガシャンガシャンガシャン ガシャンガシャンガシャンガシャン ガシャンガシャンガシャンガシャン ガシャンガシャンガシャンガシャン ガシャンガシャンガシャンガシャン ガシャンガシャンガシャンガシャ・・・・・・・・・・・・・・・・ あ〜〜〜〜〜この感覚・・・やっぷぁり服なんてもうどーでもいい!!!! み〜〜〜〜〜んなみ〜〜〜〜〜〜〜〜んな破壊ドウぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!! ホァーーーーーーーーーーーーッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄 に 本気なのに壊れぬぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い・・・ なんでだ!!!!!!!!!!!!!!ちっくしょーーーーーーーーーーーーーーーーーーー↑↑↑↑ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まぁ、いいかもねん(笑) 建物は壊せたし〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 おまっけ 今日のおもしろ↑↑↑ 「叫びすぎて〜ノドがガスガスさぁ〜〜〜〜〜〜(汗)」
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―続き 「なんで、君は泣いてるの?」 あたしの聞きたかったことをすぐになのはが聞いてくれた。なんの解決にもなってねーんだけどそれだけでパンクしかかってたあたしの頭も少し冷える。さて、なんでこいつは泣き出したんだ? 「…ぐすっ……ヴィータお姉ちゃんがっ……怖い顔してるから。」 「あ?」 (ヴィータ絶句) 「……ヴィータちゃんが、怖かったの?だから泣いてるの?」 「ううん、お姉ちゃんが怖い顔をして、辛そう…だったから…。」 …………なんだこりゃー。あたしはこれを聞いてどうしたらいーっつーんだ。だいたい、ことの発端のお前がなんであたしにそこまで同情してんだよ。というか、てめーが出てきたからあたしはアイゼンまで持ち出して必死こいて乗り切ろうとするハメになったんだ。ふざけてるんじゃねーぞ! ……とも言えず、出来たのは 「そ、そうか……そりゃー悪かった…な。」 と言い切ることだけだった。どうにも納得のいかないあたしを尻目に再びなのはが質問する。 「あなたお名前はなんていうの?」 「ぐすっ…キーと申しますのです。」 「へぇ、キーちゃんって言うんだ。お家、どこか分かる?」 「……うんうん、分からない。」 「じゃあ歳はいくつ?」 「…………。」 「そっか……よし、はやてちゃん、まだこの子の反応情報はそこまで広がってないよね?」 「ん?せやな、まだ本局感知課だけや。特殊なタイプだったけど大きな反応でもなかったし。」 「ならこの子、私のお家に連れていってあげるよ。家なら歳も近そうなヴィヴィオがいるし、きっと…」 「駄目!!!」 そう叫んだのは誘われているキーの方だった。……駄目、って何がだ? 「駄目って、私のお家じゃ駄目…なのかな?」 なのはの顔もちょっとひきつっている…気がする。だってそうだろ?怖がらせないように会話を挟んでせっかく誘ってやってるのに(しかもちょっとルール侵そうとしてるし)それを断られるなんて。一体なんでこいつは嫌がってやがんだ… 「私…私…このヴィータお姉ちゃんのとこに泊まりたいのです!」 「……は?」
…こいつは何を言ってやがんだ?このガキの言うことを理解するのにかかった時間およそ5秒そして、ようやく状況を把握する。
「何ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」「ヴ、ヴィータちゃん、この子の知り合いなの?さっきもこの子ヴィータちゃんの心配してたし……」 「知らねーって!あたしは今日初めてこいつにあったんだよっ見た覚えも話した覚えもありゃしねー!」 「でも、でも……え〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!」 な、泣きやがった。くそっ、まったくこれだからガキってやつは。泣けば何でも自分の思い通りになるとでも思ってるんじゃねーだろうな。つか早く泣き止めよ…イライライライライライライラ 「……(ブチッ)。うるせーよ!!!泣くんじゃねーーーーーーーーーーーーー!!!」 「!!ひっ!」 「ちょっ、ヴィータちゃん、子供にそんな言い方……」 「うるせー。おいお前!キーとか言ったな?いつまでもいつまでも泣いてんじゃねーよ!」 「……ひぐっ……ぐすっ……。」 「世の中にはなもっと辛くて悲しくて、もっと泣きてー事なんていくらでもあるんだ。だから、こんな事なんかでぴーぴーみっともなく泣くな。分かったか、タコ!」 「!……ぐすっ………ズズズッ(鼻を啜る音)……はい、なのです!」 「よしっ!」 泣き止んだからキーの頭を撫でてやる。よく泣き止んだな、口では言わねーけど。って、シグナム……なんて目で見てやがる。おめーはあたしの母さんか。 「ヴィータ…成長したな。」 「ふん、なんだよそれ。あたしはただ思ったことを言っただけだよ。」 「…うん、よし!じゃあ決定ね。」 ん?……決定って何が? 「えー決まってるじゃない。この子…キーちゃんはしばらくヴィータちゃんの管理局用のお部屋でお世話になるって事だよー。」 「え。」 な、な、なにいいいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!! 「ど、どうしてそうなるんだ!?」 「えーだって、その子泣かないように頑張ってるし、はやてちゃん、大丈夫だよね?」 「……よし、今データ送信も終わったし、管理局内だったらなのはちゃん家よりも監視もしやすいし…… まぁ、ヴィータがOKだったらやけど…頼めるかー?」 「う……う……でも…。」 「ヴィータ、主はやての頼みだぞ。……どうやらこの子供には危険な部分も見つからないし、少し位我慢してはどうだ?」 「……う……うう…。」 それを言われると、普通に痛い……。 「大人で泣き虫じゃないヴィータなら、出来るわよ(ニッコリ)。」 くっ、シャマル、言いたいこと言いやがって。 「うむ。我もそれに賛成だ。ヴィータ、忍耐力を養え。」 …………。 「あ〜〜〜〜もう、分かったよっ!世話してやればいーんだろっ!!!」 ―2話続く
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※画像はA,Sの物ですが関係ありません。物語はStrikerSからまだ2ヶ月程の世界です。 悩める鉄槌と強く羽ばたき続ける翼。 数々の幸せと不幸、悲しみと喜びを超えてきた輝きの二人は これから大きな事件の始まりへと近づいていた。 そして、始まりは暗黒の輝きではなく、薄幸に光る小さな輝き。 「魔法少女リリカルなのはVita」 はじまります。 2話「幼き心」 なんで、こんなことに…。今から1時間前、本局前に一人の少女が現れた(あたしじゃねーよ、バカ)。 管理局謎の魔力をバラ撒いて、あたしのことも混乱させて、相棒グラーフアイゼンの超激すら歯がたたなかった。そいつの名前は…… 「キーと申しますのです。」 「だ〜か〜ら〜てめーの名前はもう聞いてねえーんだよ!」 ……今の状況、どう説明すりゃいーんだ。 ―1時間前 「ヴィータお姉ちゃん?」 「な……なんだ、テメーは。」 あたしのことをお姉ちゃんと呼ぶこいつ、もちろんあたしに心あたりはねー。つーかなんだこの状況。 ……?てか、本当になんだこいつは? 「……!!!おめーどうやってここに入ってきた?」 何を呆けてんだ、あたしは。こいつのあまりの無害さっぷりに一瞬だけ、忘れちまった。こいつの異常な現れ方を。恐らく管理局に察知すらされずに進入した、あの謎の黒い影を。 「え……?」 「え?じゃねー答えろ。」 「あ、えーと、その……。」 「いいから答えろっつてんだよ!!」 話が通じないことにどんどんあたしはイライラしてくる。 「…………あれ…。え…?」 「え…ってなぁ、おめーだよ、おめー!おめーがどうやってここに…」 「ヴィータちゃんっ!」 この声は…なのはっ!ほっとして声のした方を見上げる。空に飛んでいたのは確かになのはだった。 って、はやて!それにシグナム達も?どうしてここにいるんだ? 「ヴィータ!大丈夫かー?」 「ヴィータ!大丈夫?」 「ヴィータ!大丈夫か?」 「はやて…シャマルにザフィーラも、なんで…。」 「リインフォースも来ている。主はやてが今日ここで私達を驚かすためにこっそり皆の予定を調整して、ここに集めたそうだ。」 「シグナム。」 「それよりヴィータ、その子供はなんだ?この地区に発生した大規模な魔力噴出はそいつの仕業か。」 「それが……どうもよく分かんねーんだ。」 はやてとシグナム達が来ていたのには流石に少し驚いた。でも、今は目の前の事態をなんとかしねーとだな。とりあえず、みんなにも事情を説明して、後はこのキーとか言うガキから話を… 「ねぇヴィータちゃん、その子なんだか泣きそうだよ?」 「え。」 はっと振り向くと、そこではさっきのあいつが目に涙を浮かべていた。 「…っぐ、むうううう……。」 ええっ?なんでこいつが泣きそうになってんだよ? ―2話続く
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