旧ただ若き日を惜しめ

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ブログをご覧頂いた方から「二代目のアート商会」の当時の写真を頂きましたので、

改めて初代から三代目の写真をアップさせて頂きます。

これが「アート商会」の決定版です(笑)。



【 初代アート商会 】

東京の本郷にあったアート商会で、16才から23才迄(1922-1928)の丁稚奉公を終え、

独り立ちが認められた本田宗一郎は、浜松市の町はずれの元浜町283番地に間口7m程の、

アート商会浜松支店を1927年に設立しました。

まず、現在の元浜町283番地は当時の283番地とは異なり、地図を頼りに探し当てる事は出来ません。


浜松市は東海道線の浜松駅から北側に市街地が発展していました。

その市街地を東西に走る主要道路は、南から順に国道一号線(東海道)、六間道路、柳通りとなっています。

この六間道路沿いで、さらに南北に走っている軽便鉄道の交差点付近に初代のアート商会はありました。

設立当時は町はずれでしたが、現在は浜松市の中心部となっており、主要道路に面しています。


イメージ 1
本田宗一郎に関する文献に必ず掲載される「初代アート商会浜松支店」です。
1936年撮影の写真にはセットとなる、もう1枚の写真があります。

イメージ 2
1枚目の右側(東側)が写っている写真です。
右側に瓦屋根の民家が写っています。
アート商会浜松支店とこの民家の間には道路がありました。

イメージ 3
現在の「初代アート商会」跡地です。
1枚目の写真とほぼ同じ撮影ポイントで撮りました。

イメージ 4
撮影ポイントを東側に移動して撮影しました。
写真の右端に一方通行の道路が写っています。
この道路が初代アート商会と隣の民家との間にあった道路です。

イメージ 8
西側から初代アート商会跡地を写した写真です。
ホンダのビートが駐車している場所が初代アート商会後、クリーム色の二階建て建物が隣の瓦屋根だった
民家、遠方に見える高架は1909年開通の軽便鉄道で、現在の遠州鉄道です。
この鉄道の終点は本田宗一郎の故郷旧天竜市に繋がっています。



【 二代目アート商会 】

宗一郎が設立したアート商会は1939年(昭和14年)に宗一郎の転業により、

社員の川島末男に経営が引き継がれます。

その後、浜松市は戦争により壊滅的な被害を受け、戦後アート商会は最初の所在地から西側150mの

元浜町に地点に新工場を作り移転しました。

この二代目の工場は1992年に現在の浜松市篠ケ瀬町に移転するまで44年間存続した為に、

地元でもここを初代アート商会のあった地点と思いこんでいる方が多いのです。

事実、私も元浜町で年配の方にアート商会の所在地を訪ねた時に、ほとんどの方がこの第二の地点を

アート商会の所在地と教えられて混乱しました。

イメージ 5
二代目アート商会です。
写真の様子から三代目の浜松市篠ケ瀬町に移転後、解体される前の写真ではないかと推測されます。
「うな文」の看板に注目して下さい。

イメージ 6
現在の「二代目アート商会」跡地です。
「うな文」の看板からマンションが建っている場所にアート商会があった事が分かります。



【 三代目アート商会 】

1992年に浜松市東区篠ケ瀬町に移転した三代目アート商会です。
現在も元気に営業し、アート商会の名前を伝えています。

イメージ 7



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