過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

広報おうしゅうお知らせ版10月号と一緒に「胆江地区最終処分場への放射性物質を含む焼却灰の埋立処分に係る説明会並びに胆江地区最終処分場施設見学会の開催について(ご案内)」という長ったらしい題の案内が配布された。
 
これは、
奥州市および金ケ崎町からなる「奥州金ケ崎行政事務組合」が運営するごみ焼却場(胆江地区衛生センター)の焼却灰(主灰+飛灰)から放射性セシウムが検出され、特に飛灰からは国が定める埋立て許容基準値の8000ベクレル/kgを超える放射性セシウムが検出された。
この問題を解決するため、8000ベクレル/kgを下回るように飛灰と主灰を混合して胆江地区最終処分場に搬入していた。(8月11日〜9月2日)
現在は、飛灰の放射性セシウム濃度が8000ベクレル/kgを下回っているので主灰と混合せずに最終処分場に搬入している。
というような背景があり、放射性物質を含む焼却灰の埋立てについて、不安と心配の声が寄せられているために、胆江地区住民に対して説明会と見学会を実施するということらしい。
自宅から微妙に近いし、これは一度見学しといた方がよさそう。

 
施設見学会は2011年11月4日(金)〜6日(日)の3日間開催され、初日の11月4日(金)に見学に行った。
場所は、前沢区の広域農免道を胆沢区方面に進んで行き、大袋地区から衣川区へ抜ける道路に左折。
新しくできた道路とその右側に旧道があり、下大袋橋を渡って少し行った、ゆるい右カーブの左側が最終処分場。
イメージ 1
 
 
 
手前の門は閉まっており、もう少し行った先に開放された門があった。
門を入ると、左側に駐車場があったが満車状態。
空いているスペースに停めようとすると、職員に手招きされて管理事務所の埋立地側の空きスペースに駐車。
管理事務所脇に受付があって、資料をもらう。
イメージ 2
 
 
 
既に10時から職員による説明が始まっており、見学者たちが埋立地の見学を終えて戻ってくるところだった。
もうちょっと早く来れば良かったのだが、しょうがない。
1人で埋立地へ向う。

埋立地は2つに分かれていて、今年の3月1日から搬入開始された新しい施設なので上の埋立地はまだまっさら。
下の埋立地が一杯になってから、こちらに埋立てを開始するらしい。
イメージ 8
 
 
イメージ 9 
埋立地は2重の遮水シートが施設されていて、埋立地から地下水への漏水を防いでいる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
下の埋立地は、焼却灰の埋立ての真っ最中。
バックホーが覆土を固めていた。
イメージ 10

放射線量は0.26μSv/hを表示していて、思ったよりは高くない。
奥州金ケ崎行政事務組合の測定データを見ても、埋立地内よりその周辺の方が放射線量が高いことから、焼却灰による放射線の影響が周辺には及んでいないと思われる。

 
 
さらに近くまで降りてみた。
バックホーのオペレーターは防護服(たぶんタイベック)と簡易マスク着用。
イメージ 11

 
 
浸出水処理施設に行ってみると、先の見学者たちが説明を聞いていた。
見学者は20人ぐらい。
イメージ 12
 
説明によると埋立地に降った雨水などの浸出水は、覆土を透って集水ピットに集まり、ポンプで浸出水処理施設へ移送し、薬品処理、砂ろ過を行い、下水道(前沢下水処理場)へ放流されるということだ。
 
イメージ 13 
左側のビーカーに入っているのが処理水で、右側のビーカーに入っているのが水道水。
透明度に差はない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 14
 
主灰と飛灰のサンプル。(左が主灰、右が飛灰)
飛灰は小さい塊になっていたが、キレート剤と水で処理後に固化する装置により塊にしている。
以前はコンクリートで固めていたが、鉛等が溶出するので今の方法にしたとのこと。

 
 
 
 
 
 
 
 
施設内奥にあるのは、各種薬剤のタンクと2階部分に汚泥脱水機と汚泥貯留装置。
イメージ 3
 
放射性物質の量に問題がなければ、汚泥はごみ焼却場へ搬出されるが、汚泥が運用開始以来、まだ一杯にならないので搬出していないとのこと。
 
 
イメージ 4 
浸出水の貯留タンクや処理タンクは何処?と思い、地下室を覗いてみたがあったのは、汚泥搬送ポンプなど。
職員に聞くと、浸出水の貯留タンクや処理タンクは施設外の地下にあるらしい。

 
 
 
 
 
 
 
 
施設内の管理室。
主に遮水シートからの漏水の監視を行っている。
遮水シートに漏水検知器が仕込まれていて、漏水が発生すると電気抵抗の変化を検知して警報を発する(のだと勝手に推定)
パソコンのディスプレに埋立地が表示されていて、緑色が異状なし、黄色がレベル1、赤色がレベル2。
イメージ 5

 
 
イメージ 6
 
埋立地の傍にあった「遮水設備漏水検知用格納箱」。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
管理事務所の駐車場側にあった砂利の敷かれたスペースの地下に浸出水の貯留タンクなどが設置されているのではないかと思う。
その砂利の上の放射線量は0.42μSv/hとちょっと高め。
これは放射性物質を含んだ浸出水の影響なのか、それとも砂利自体に付着した放射性物質の影響なのか。
イメージ 7

 
焼却灰の埋立てによる周辺への放射線の影響はほとんど無いようであり、今のところは問題なさそう。
でも長期的にも問題ないかとなると、万が一の漏水や浸出水が適切に処理されなかった場合など課題があると思われ、そういう事態に備えた対処方法を決めておく必要がある。
そして、ここが放射性物質を含んだ焼却灰の最終的な置場所となるのだろうか。
埋立てが進んで手遅れになる前に、根本的な処理方法を国は示すべきだ。

全1ページ

[1]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事